ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

半導体・半導体製造銘柄は新製品の発表・発売1~2週間前・直後を狙う

■半導体・半導体製造銘柄の特徴
半導体・半導体製造銘柄は、社会生活・経済状況の変化に敏感に反応します。良くも悪くも、ボラティリティがあるため、追い風となる情報が出たら株価は大きく上昇し、その一方、悪材料が出たらその下落幅も大きくなるという特徴があります。

■iPhoneと株価
分かりやすい事例として、Appleの各種iPhoneの発売と株価の関係性を紹介します。iPhone Xは2017年11月3日、iPhone XS・XS Maxは2018年9月21日に発売されています。前者に関しては、本体価格が1000ドルを超え1年もたたないうちに生産が終了、後者も予想を下回る需要により不調でした。株価は2017年後半から約40ドルの横ばいで推移、2018年後半で50ドルを超えるも、2018年終値は39.1ドルでした。
一方、2019年9月20日販売のiPhone11シリーズから株価はサポートラインを形成し、右肩上がりに上昇。その後のiPhone12・13シリーズも引き続き堅調な推移が続き、株価は180ドルを超える場面もありました。新製品の発表は企業によってバラつきはありますが、その時の世界経済により売れそうかそうでないか、価格帯や機能はどうかなど様々な情報が出るため、見通しが良いならあらかじめ仕込んでおくのも戦略の一つです。Appleのように毎年秋頃に新製品が出るなど、その企業によって傾向があれば分かりやすく投資もしやすいため、必ずチェックしましょう。また、景気の見通しが不鮮明な場合、新製品の発表後は様子見をすることや、半導体関連銘柄30社で構成されたSOX指数を参考に買うか買わないかを判断するのも一つのアイデアです。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。○✕問題

【問題1】
建築基準法上、容積率とは、建築物の建築面積の敷地面積に対する割合をいう。

<解答> ✕
容積率とは、建築物の延べ床面積の敷地面積に対する割合をいう。仮に敷地面積が200㎡、延べ床面積が120㎡であれば、容積率は120÷200×100=60%となる。
建築物の建築面積の敷地面積に対する割合は、建ぺい率をさす。なお、共同住宅または老人ホーム等の共用の廊下・階段の床面積は、延べ面積に参入されない点も覚えておきたい。

【問題2】
子が父親からの贈与により取得した財産について相続時精算課税の適用を受けた場合、その適用を受けた年以後、子は父親からの贈与により取得した財産について暦年課税を選択することはできない。

<解答> ○
相続時精算課税制度は、原則として60歳以上の父母又は祖父母から、20歳以上の子又は孫に対して、財産を贈与した場合において選択できる贈与税の制度である。合計で2,500万円までの財産を贈与した場合には贈与税をかけず、合計で2,500万円を超えて贈与を行う場合には超えた額につき20%の贈与税がかかることになる。
一度相続時精算課税制度を選択すると、その後は暦年課税による基礎控除110万円は適用できなくなる。なお、父親からの贈与は相続時精算課税制度を利用し、母親からの贈与は暦年課税を適用するなど、贈与者ごとに選択可能である。

いかがでしたでしょうか?

それではまた次回、お楽しみに★