ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

貸株でも優待を取得できる

皆さん、こんにちは。
フォーサイトFP講座専任講師の伊藤です。

今回は、貸株に関して解説をしていきたいと思います。

貸株とは、株主が保有する株式を証券会社に貸し出し、そのお礼として貸株金利を受け取ることができるものです。株式をただ保有するだけだと、値上がり益と配当や優待を取得するだけになりますが、貸株にすることで金利収入も得ることが可能となります。
貸株はインターネット証券であればネットから申し込むことができます。株式の項目から貸株を選択し、保有する株式を貸し出せばよいだけです。こうすることで、ただ保有しているだけで金利収入が得られるのです。

ただし、貸株の場合、株主優待を受け取ることができない場合がありますので注意が必要です。貸株でも優待を受け取りたい場合には、例えば楽天証券のように貸株を行うときに「株主優待優先」や「貸株優先・予想有配優先」の設定を行うと優待を受け取ることが可能となります。普段は貸株で金利収入を得つつ、権利確定日には優待や配当を受け取れるように手配すると優待&金利生活を享受できるようになり日々の生活の楽しみが増えることになるかもしれません。

<(例)楽天証券の貸株サービス>
株主優待・配当金自動取得サービスについて

注意点は、貸株の際の金利がどの程度であるか確認すること。あまりにも金利が高い場合は、金利収入は多くなるものの、それだけ株を貸してほしいニーズがあり、カラ売りが増加する可能性があるため、株価が下がる可能性があることを忘れないようにしましょう。株価が下がれば損失が膨らむ可能性があります。

そのため、将来的に株価上昇が期待できる株式をもとに、貸株は行うのが無難といえます。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。

【問題1】
逓減定期保険は、保険期間の経過に伴い保険料が所定の割合で減少するが、死亡保険金額は保険期間を通じて一定である。

<解答>×
逓減定期保険は、保険期間の経過に伴い保険料は変わらないが、死亡保険金額は保険期間を通じて低減していきます。

いかがでしたでしょうか?

それではまた次回、お楽しみに★