ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

外貨建てMMFを活用しよう

皆さん、こんにちは。
フォーサイト、FP講座専任講師の伊藤です。

今月は、投資関係、今回は外貨建てMMFについて解説を行っていきたいと思います。

■為替の動向が左右する
 外貨建てMMFとは、格付けの高い外貨建ての公社債等に投資を行う投資信託です。外貨預金に比べて、為替手数料が低いケースが多く、利回りは高くなるケースが多いです。そのため、外貨での運用先の一手段として活用できます。
 公社債等に投資することから、債券投資で得られる利息が見込め、運用成果に応じて分配金が支払われます。分配金は毎日計算され、月末にまとめて再投資されるため、効率的に運用することができます。また、投資した時よりも円安になっていれば為替差益も得ることができます。なお、NISA口座では投資対象となっていませんが、iDeCoでは外貨建てMMFに投資できる場合があります。効率的に運用し、将来の年金の一部としていきたい場合には、iDeCoで外貨建てMMFを活用することも検討してみましょう。もちろん、分散投資の一環として、通常の口座にて運用していくのも良いでしょう。その場合には、いつでも解約できるものの、分配金には20.315%の税金がかかることになります。証券会社や銀行で購入できます。 
 外貨建てMMFでは、様々な外貨を選ぶことが可能です。基本は米ドルとユーロが主体になります。他にも、豪ドルや南アフリカランド、カナダドルなども金融機関によっては選択可能です。複数の通貨に分散し、為替変動のリスクを減らすことも考えておきましょう。その時々の状況にもよりますが、米ドルを主体とし、通貨変動での為替差益狙いであれば豪ドルなどへの投資がよいかもしれません。
いずれにせよ、分散投資に心がけ、通貨分散、時間分散を図っていくことをオススメします。為替の動向が収益を左右しますので、為替の動きにも敏感になっておく必要があります。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。

【問題1】
基本手当の受給期間内に、出産、疾病等の理由で引き続き30日以上職業に就くことができない場合、所定の申出により、受給期間を離職日の翌日から最長4年まで延長することができる。

<解答>〇
基本手当の受給期間内に、出産、疾病等の理由で引き続き30日以上職業に就くことができない場合、所定の申出により、受給期間を離職日の翌日から最長4年まで延長することができます。

いかがでしたでしょうか?

それではまた次回、お楽しみに★