ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

新NISAの活用①

皆さん、こんにちは。
フォーサイト、FP講座専任講師の伊藤です。

今月は、2024年からスタートする、新NISAについて解説していきたいと思います。

■新NISAのポイント
ポイント①若年層ほど積立投資、時間分散を重視する
ポイント②世界の経済成長の果実を受け取れるよう、世界全体または先進国全体への投資を検討する
ポイント③新NISAの1,800万円の枠をすべて使い切れるような方法を検討する

①新NISAの活用
 新NISAは、老後資金など中長期的な資産形成を図るために最適な投資の制度です。最大の特徴は、投資金額に対していつ売却しても税金がかからずに資金を受け取ることができること。
 仮に年間で60万円、新NISA制度のつみたて投資枠を利用して投資を行い、30年間毎年コツコツ積み立てで資産形成を図ったとします。簡単化のために、毎年60万円を一括で投資したと仮定します。この場合の投資額の合計は1,800万円となります。もし、年3%の運用利回りで投資ができたとすると、この1,800万円は30年後に2,854万5,000円となります。利益が1,054万円5,000円生じており、通常の課税口座であればこの利益に対して20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)がかかりますが、新NISAでは非課税となり、まるまる利益を受け取ることができます。本来であれば、214万2,216円の税金がかかるはずが全く税金がかからないのです。
 あくまでも利益がでたら、という前提があるものの、継続して運用し資産を増やすことができれば非課税の効果が大きいことがわかっていただけたかと思います。新NISAでは、非課税保有期間が無期限となったため、いつ売却しても非課税です。ぜひうまく利用できるよう、知り合いやお客様に説明していきましょう。

続きは次回にて。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。

【問題1】
景気動向指数に採用されている系列は、おおむね景気の1つの山もしくは谷が経過するごとに見直しが行われている。

<解答>〇
景気動向指数に採用されている系列は、おおむね景気の1つの山もしくは谷が経過するごとに見直しが行われています。

いかがでしたでしょうか?
それではまた次回、お楽しみに★