ファイナンシャルプランナー講座の講師ブログ

iDeCoの加入の仕方・考え方

皆さん、こんにちは。
フォーサイトFP専任講師の伊藤です。

今月は、個人型確定拠出年金(iDeCo)に関する話題からいくつかピックアップし解説していきたいと思います。

■iDeCo加入までに数か月かかる可能性あり
 iDeCoに加入したい。まず考えなければいけないことは、運営管理機関となる金融機関を決めること。金融機関は1社にしぼる必要があります。どの金融機関で運用するかによって投資できる商品の数に差が出てきます。例えば、松井証券では取扱商品数が40本と他社よりも多くなっています。分散投資を徹底したい方は取扱商品数の多い金融機関から選ぶと良いでしょう。コストを気にする方は、口座管理手数料などの手数料から検討すると良いです。
 金融機関および運用したい商品が決まったら、その金融機関に申込書類を取り寄せます。そして、個人型年金加入申込書に必要事項を記入します。会社員の方の場合には、事業所登録申請書兼第2号加入者に係る事業主の証明書を勤め先に提出し記入してもらう必要があります。申込書類の記入ができたら、運転免許証などの本人確認書類の写し、掛金の引き落としをする銀行の口座情報など必要となる情報・書類を準備し、申込書類とともに金融機関に送付します。なお、多くの金融機関では、ホームページから申し込みを完結することも可能となっています。
 金融機関に申込書類を送付すると、その後加入者資格の審査が行われます。おおよそ2ヵ月程度時間がかかります。審査に通って加入資格を得ることができると、国民年金基金連合会から個人型年金加入確認通知書、加入者・運用指図者の手引き、個人型年金規約が届きます。そして、掛金の引き落としが始まります。大方このような流れでiDeCoには申し込みます。書類の不備があるとさらに時間がかかる可能性があるため、申込書類や本人確認書類などの出し忘れがないよう、入念に確認してくださいね。

<過去問題の演習>
3級・2級受験者、いずれも解いてみてください。

次の問題に答えなさい。

【問題1】
生活の用に供していた自家用車の売却により生じた損失は、他の各種所得の金額と損益通算することができない。

<解答>〇
通常の生活で利用するようなモノを売却したことにより生じた損失は損益通算できません。これは、そもそも通常の生活で利用するようなモノを売却したことにより生じた利益があった場合に非課税となるためです。

いかがでしたでしょうか?
それではまた次回、お楽しみに★