旅行業務取扱管理者スペシャリストによるこっそり裏講義

先日まで、東京・上野の国立西洋美術館で
「モネ展」が開催されていました。

クロード・モネは印象派を代表するフランスの画家で、
作品はパリのオルセー美術館をはじめ、世界中にあります。
今回の展示は、日本の2つの美術館にある作品だけを
展示したものだそうですが、それでも約100点になるそうです。

人気の高い画家ですね。

ところで、美術館や収蔵作品はよく海外観光地理の出題になりますね。
きっと今頃は、「最後の晩餐はサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会でミラノだな。
最後の審判はどこだったかな? あぁややこしいな。」
と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

美術館といえば、私にはこんな思い出があります。
今から12~3年前でしょうか、ポーランドの古都クラクフに個人旅行をしました。

安いホテルを見つけて3泊申し込みましたが、
クラクフは小さな町で、1日で主な観光名所は見ることができました。
2日目は郊外のアウシュビッツに行って、重い気分で帰ってきました。
3日目は、地元にダ・ビンチの有名な作品があると聞いたので、その美術館に行くことにしました。

美術や絵画には知識も関心もないのですが、
何となく文化人っぽく見えそうなので、情報収集を兼ねて旅行先ではなるべく行くようにしています。

しかし、あいにく美術館は改装中で入口に簡単な地図が貼ってありました。
どうやら、展示品は近くの建物に移動して、そこで展示してあるようです。
地図通りに歩いたつもりですが、同じような黒っぽい建物がたくさんあって、
見つけるのに30分位かかってしまいました。

中に入っても、薄暗い長い廊下の続いた構造で、
絵画を見ながら階段を上下したように記憶しています。
だんだん面倒になったのですが、その有名な絵画はまだ見ていないようなので、
最後まで歩きました。

そして、やっと「特別な場所」というオーラを感じる場所がありました。

ワクワクしながら近づくと、小さな色紙のような白い紙があり、そこには…。
「現在、日本に貸出中」。 ………。「エッ? ハッ?」という気分になりました。

傍にはご丁寧にも日本の展覧会用のポスターが掲示してありました。
思わず、「このポスター誰に見せるんだ!」と突っ込みを入れたくなりました。

日本での展覧会は、京都、名古屋、横浜と続き、
私は翌年、仇を討つつもりで横浜美術館へ出かけました。

そこで私はやっと「白貂を抱く貴婦人」に出会いました。



相馬隆幸

毎週欠かさずチェック!

フォーサイト公式サイトへ

RSSフィードについて
このブログでは、RSS(RDF Site Summery)を使って、記事のヘッドラインを配信しております。RSSリーダーなどを利用することにより、更新記事の概要をすばやくチェックすることが可能です。