旅行業務取扱管理者講座の講師ブログ

知らなかったこと

7月7日に、今年の国内旅行業務取扱管理者試験の願書受付が締め切られました。

以前願書は、学校単位で団体受験を申し込む場合を除いて、
協会から郵送して貰うか、近くに支部がある場合には出向いて直接入手するしかありませんでした。
(忙しい社会人向けの講座では、人数分を入手しておき、サービスとして配布していました。)

いずれの場合も手書きで必要な事項を記入しました。
(たしか、ハサミで切り込みを入れる場所があったような気も…。)

数年前から、受験案内や願書が協会のホームページからダウンロードできるようになったことは知っていました。
ただ、その場合でも願書と同じ様式のものを印刷して、願書の代用として使うのだろうと思っていました。

ところが先日、願書を汚して予備がなく困っていた人がいましたので、
「ダウンロードできるよ」と、今から思えば知ったかぶりをして教えてあげました。
少しして、「印刷してきました。」と言って見せてくれたのですが、驚きました。

住所・氏名・受験地・連絡先など必要な項目がすでに願書に記入されて、
さらに銀行の振込用紙にまで小さな字で住所・氏名が印刷されていました。
一番驚いたのは封筒に貼付する宛名まで印刷されていたことです。まさに、至れり尽くせり状態でした。

これなら、写真が手元にあって近くに銀行やコンビニがあれば、1時間で出願できますね。
競合相手がある仕事でもないのに、ここまで受験生の便宜を図って受験生を増やす努力にほんの少し感激しました。
(ほかの試験でもそうなのでしょうか? 今度調べてみようと思います。)

ひるがえって、自分の担当している講座を考えると、それほどの進歩がないような気がしてきました。´・ω・。)ゞ
フォーサイトでは「道場破り」など新しい形のサービスを提供していていますし、
改正情報や質問回答などは、インターネットのおかげで昔よりずいぶん早く伝達できます。

しかし、肝心の講座内容での「説明の手順」や「用いる図表」「例題の選択」などは、
私の授業では以前とあまり変わっていないように思います。

受験手続があれだけ進歩しているのですから、それ以上に進歩する余地があると感じてしましまった訳です。