旅行業務取扱管理者講座の講師ブログ

「○年に一度」と「×年おき」と「△年ごと」

前回、4年に一度の出来事として、アメリカの大統領選挙について書きました。
そうすると順番として、「日本国内の4年に一度」の話になりますよね。

でも、全然見つかりません。
千葉のどこかで4年に一度の祭りをやっている神社があるそうですが、
旅行管理者試験とは関係がなさそうです。 
そこで諦めました(笑)。

やむなく話題を変えて「7年に一度」について書きます。

もうピンときた人もいるでしょう。
今年は7年に一度の「諏訪大社の御柱祭り」が行われます。
勇壮な“木落とし”などで知られるあのお祭りです。

“7”という数字に諏訪大社は何か因縁があるのかな? 
と思いましたが、何の関係もなさそうです。
というより「7年に一度」ではなく「6年ごと」
といった方が自然かもしれません。

なぜなら、御柱祭りは十二支のうちの「寅と申」の年に行われ、
寅年の翌年から起算すると(笑)、申年は6年目です。
つまり6年間に1回、12年間に2回行われています。

要するに、行われた年を入れて7年目という意味のようです。
数え年というのでしょうか。
(それなら、間に5年入るので、5年おき
という言い方だって決して間違いではありません。)

7年はちょっと盛りすぎですね(笑)。

ところで、同じ長野県の善光寺も7年に一度の「御開帳」があります。
こちらは「丑と未」の年ですから、「御開帳」の翌年に
「御柱祭り」があることになります。
昨年と今年の組合せもこれにあたります。

御柱祭り同様、こちらの7年も理由は定かではないそうです。
私の勝手な推測ですが、これらのイベントは毎年行うには
準備や予算が大変なので、昔から一定期間空けていたのではないでしょうか。

3年前の平成25(2013)年には伊勢神宮で
20年に一度の「式年遷宮」がありました。

「式年」とは定期的ということだそうで、
前回が1993年、次回が2033年です。

この場合、20年ごという意味で20年に一度という言葉を使っています。

日本語は難しいですね。