
模擬試験で実力を確認!サラリーマンがFP2級に合格した学習法と実践テクニック
2級試験2019年(令和元年度)5月合格
- 勉強期間
- 6ヶ月間
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 50代
- 性別
- 男性
銀行での法人営業経験はあるものの、FP試験の範囲は「似て非なるもの」だと実感。家業の葬儀屋を将来支えるため、行政書士に続いてFP資格取得を目指した40代サラリーマンの挑戦記。通学断念から通信講座選択、そして効率的な学習法の確立まで、仕事と両立させながら合格を勝ち取った道のりをご紹介します。
資格取得を決意した背景
大学卒業後からずっとサラリーマンとして働いてきましたが、神奈川県で実家が営む葬儀屋の事業に将来貢献したいという思いがありました。現在は実兄が責任者となり、妹家族と協力して家業を守っていますが、自分も定年退職後は家業の役に立ちたいと考えていました。
2015年に行政書士の資格試験に挑戦し、なんとかギリギリ合格することができました。しかし、葬儀屋としての今後の事業展開を考えたとき、単に行政書士として公式書類の申請・作成だけでなく、ご不幸な出来事の前の備えや、ご不幸後の残されたご家族への経済的な管理プランなどの提案を含めた総合的なサービスを提供したいと思いました。そこで、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を強く意識するようになったのです。
学習スタイルの選択と教材選び
銀行や証券等の金融機関で法人営業を主に担当してきた職歴がありましたが、実際にFP試験の内容を見てみると、それは「似て非なるもの」でした。出題範囲では「運用」についてはなんとか事前に理解できていたものの、他の分野は聞いたことはあっても、理解するためには一から学ぶ必要があると実感しました。
学習方法については様々な選択肢を検討しました。当初は最も効果的で、少し辛い時でもサボりにくい通学形式が良いと考えましたが、費用面と週次の通学曜日が自分のスケジュールとマッチせず断念。次の選択肢として通信講座を選びました。近年の通信講座はネット経由で好きなタイミングで必要な科目を受講できるため、通学との比較でもあまり見劣りしないと判断したのです。
ただ、今でも後悔しているのは、「ファイナンシャルプランナー2級技能士」の試験を目指していたにもかかわらず、各企業からオファーされている通信講座の内容が日本FP協会のAFP受験対策となっていて、きんざいのFP2級技能士試験に不要なAFP受験用の教材が中心となっていた点です。これには少し戸惑いました。
効果的だった学習方法
教材が郵送されてからは、まず基礎講座のDVDを時間をかけて全てチェックしました。そこで試験の出題項目と範囲、出題傾向等を大まかに把握。根気のいる作業でしたが、まずは基礎知識を固めることを優先課題として自分に言い聞かせ、知っているつもりの科目も飛ばさずに確認しました。
一通り確認した後は、ひたすら過去問や問題集を解く作業に移りました。正解した問題でも、自分が明らかに覚えていない内容については、テキストに戻って何度も確認。確認したページには色違いのポストイットを貼り、後から追いかけチェックをする際に簡単に見分けられるよう工夫しました。テキストの上部や横(右、中央、左)に項目や自分の理解度によって色分けし、必要な時はポストイットに見出しを書き込むなどして、問題集を解きながら各テキストで再確認する作業を繰り返しました。
実際の過去問については、本番で使用される解答用紙を何枚もコピーして、マークシートへの記入ミスがないよう繰り返し練習しました。休日は本番の試験日に合わせるように、午前は学科試験、昼休みを挟んで午後に実技試験を解くという形で取り組みました。
また、本当に解けなかった問題の要点を各一行にまとめた弱点リストを作成。時間のある時にそのリストを眺めて、自分の弱点を強化するよう心がけました。覚えられた項目はリストから消していき、最終的には2枚にまで減らすことができました。
模擬試験の活用と試験会場の下見
きんざいから提供される事前の模擬試験も購入して挑戦しました。内容は本番試験と重なる部分はほとんどありませんでしたが、FPの模擬試験を受けることで試験に慣れるという意味では効果があったと感じています。サラリーマンとして働きながらFP試験の対策をするには、このような実践的な演習が非常に役立ちました。
受験場所が決定した後は、実際に当日受験する会場へ電車で行き、所要時間や最寄り駅から実際の受験場所までの道のりを確認しました。時間に余裕のない方が圧倒的に多いと思いますが、当日予期せぬ問題に慌てないよう、一度でも下見をしておくことをお勧めします。私の場合、会場の下見をしようと中に入った際に警備員に呼び止められるというハプニングがありました。皆さんも下見の際は各会場のルールには注意してください。
試験当日の心構えと今後の展望
試験前日は作成した弱点メモをひたすら読み直しました。いつもより早く寝るというのは難しかったですが、当日の朝は下見済みの会場へ余裕をもって向かうことができました。
当日の試験は思っていたより捻った問題が多いように感じましたが、解からない問題も必ず解答するようにしました。空欄のある解答用紙は避けるべきです。試験時間は有効に使いましたが、見直しは誤字脱字や読み間違えを中心にチェック。四者択一の解答等で迷った際に選択肢を変えると、往々にして間違えてしまうものですので注意が必要です。
今後はFP1級を受けるか、宅建やそれ以外の資格を受験するかまだ決めかねていますが、年齢に関係なく努力を続ける証として、様々な資格取得に挑戦していきたいと思っています。
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講師コメント
合格おめでとうございます!仕事と学習を両立させながら、効率的な学習戦略を構築された努力に心より敬意を表します。特に印象的だったのは、ポストイットを活用した復習システムと、弱点を一行にまとめるという効率的な学習法です。
銀行での法人営業経験を持ちながらも、FP試験の範囲が「似て非なるもの」と認識し、謙虚に基礎から学び直された姿勢は素晴らしいです。また、試験会場の下見や模擬試験の活用など、試験に向けた周到な準備も合格の大きな要因だったでしょう。
将来的に家業の葬儀屋に貢献するという明確な目標が、学習の強い動機となったことも重要なポイントです。この経験と資格を活かし、ご家族の事業にさらなる価値を提供されることを期待しています。今後も学び続ける姿勢を大切に、さらなる高みを目指してください。