福祉住環境コーディネータースペシャリストによるこっそり裏講義

先日、元クレージーキャッツの谷啓さんが亡くなられました。体調不良のためにお仕事を控えられていたようでしたので、ご病気によるものかと思っていたところが、ご自宅内での不慮の事故。1階から2階に上がる際に階段でつまずき、顔面を強打したことによる脳挫傷という痛ましい事故でした。とっさに手をつくことができていれば、顔面から倒れこむこともなかったのだと思いますが、高齢になると反応が遅くなってしまうのはいたしかたなく、また、詳細はわかりませんが、手すりのある階段でも、慣れている自宅では手すりにつかまらないこともあり得ます。スリッパ履きでつまずいてしまったかもしれません。上りは下りに較べて無防備になってしまうかもしれません。

皆さんが学習されてご存知の通り、高齢者に限れば、交通事故よりも家庭内事故によって亡くなる人の方が多いのです。そんな私も派手な階段落ちを2回経験しております。臨月のお腹で足もとが見にくい上、夜、レンガ調の外階段でレンガ模様と段差を見分けられず残り5段のところで転落、お腹からではなく、上手にぺちゃんこ座りの状態で着地して事なきを得ました、もちろん膝下はアオアザとすりむき傷で無残な状態でしたが。2回目は飲食店の2階から1階まで、まさに転げ落ちました。急勾配、金属製の滑り止め、直線階段…福コの勉強をしていたら絶対に避けたい組み合わせですね。お店の人はまったく平気な顔で、「あ~あ、落っこちちゃいました?」…絶対過去にも落ちた人がいるに違いない!急勾配は仕方ないにしても、足が納まりきらない踏面、返って滑りやすくなりそうな金属だけの滑り止め(ゴムがよいです)、直線階段の途中にせめて踊り場があれば半階分の転落ですんだかもしれません。

今回、谷啓さんという有名な方が家庭内事故によって亡くなられたことで、住環境整備の重要性があらためて注目されるようになったと思います。皆さんが学習していることは、命にもかかわるとても大切なことなのですよ。ちょっとくらい暗記が大変だって、真摯に取り組もうではないですか。


大島幸子

毎週欠かさずチェック!

フォーサイト公式サイトへ
フォーサイトのeラーニング「道場破り」へ

RSSフィードについて
このブログでは、RSS(RDF Site Summery)を使って、記事のヘッドラインを配信しております。RSSリーダーなどを利用することにより、更新記事の概要をすばやくチェックすることが可能です。