受験生サポートブログ

簡単な問題から始めるのが効果的な勉強法

最初から難しい問題に挑戦するのは非効率

復習が大切であることは理解したけど、問題演習は苦手だという人がいます。
そのような人は「間違える」ことに慣れてないのだと思います。
おそらく「失敗する」たびに、周囲から責められることが多くて、正しいかどうかを過度に気にするようになってしまったのではないでしょうか。

復習における問題演習とは、間違えるためのものですから、「間違い」が多くても、まったく気にすることはありません。むしろ、正答数が多すぎる場合は、問題が簡単すぎて「復習」に適していない可能性もあります。
問題演習には、目的がいくつかありますが、高い点数を取ることはその目的の中に入っていません。高い点数を取ることに本当に意味があるのは、本番の試験だけで、それまではどんなに点数が低くても気にする必要はないのです。

問題演習における点数(正答数)は、学習の進行度合いを確認するために使うものです。
もし、コンスタントに8割以上の点数が得られるようであれば、その問題はあなたにとっては易しすぎます。もっと難しい問題にチャレンジするか、あるいはその分野は十分にマスターしていると見なして、別の分野に重点を移すとよいでしょう。
もし、2割以下の点数しか得られないようであれば、その問題はあなたには難しすぎます。もっと簡単な問題を選ばなければ、学習を続けるのが苦痛になるでしょう。

最初の「復習」には、2割~8割くらいの点数を得られる問題が、最も適しています。2割以下の正答率だと、人間は自信とやる気を失って、学習の効率が落ちてしまいます。しかし、8割以上に正答していると、慢心して勉強のペースが落ちてしまいます。
「復習」を重ねるうちにだんだんと正答率が上がっていくのであれば、学習の効果が目に見えて分かりますし、努力が報われると感じられて、やる気も出てきます。

人間のやる気にとって重要なのは「成功体験」です。いきなり難しい問題でつまずいてしまうとやる気を失いますし、簡単すぎる問題でもやる気は出てきません。
それほど難しくはなくて、ちょっと頭を使えば解けるような問題が、最もやりがいがあるものです。そして、わずかながらでも前進していることが実感できるときに、学習の効率は最も高くなります。これをスモール・ステップといいます。

人を引き付けるゲームには、必ずスモール・ステップが取り入れられています。
どんなゲームでも、最初のステージはおそろしいほど簡単につくられています。ただボタンを押していればクリアできるものも少なくありません。そして、プレイヤーが先に進む楽しさを体験した頃に、徐々に難しくなっていくものです。
しかし、ひとたび問題を解く楽しさを覚えてしまったプレイヤーは、多少の困難があってもすぐに投げ出すことはなく、地道に努力をするようになります。

スモール・ステップには、小さな一歩を重ねて、大きな目標を達成するという意味もあります。
資格試験合格という壮大な目標を立てたのはよいけど、ほとんどの人は、最初に何をやっていいのかわかりません。現状の自分と、試験合格との間に大きなギャップを感じて、パニックになる人も少なくありません。
しかし、多くの人は、決められたスケジュールどおりに毎日の学習をこなしていくことで、合格が手に届くようになります。小学生の最初は足し算・引き算から学習をはじめたのに、高校生になれば微分・積分が解けるようになることと同じです。
日本のことわざに “千里の道も一歩から”とあります。一息に千里(約4000km)を飛ぶことはできませんが、一歩一歩、着実に歩いていけば、誰でも千里を踏破することはできます。大切なのは、倦まず弛まず、足を進めていく心意気です。

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