受験生サポートブログ

やる気がなくても、とにかく勉強をはじめてみよう

モチベーションは勉強すると生まれる

 資格を取得しなければならない理由もあるし、本気で取得したいと思っている。
 周囲にも「合格する」って公言しちゃった手前、焦りもあるし、やらなきゃいけないと思っている。
 でも、実際に机に向かうと、なんとなく勉強する気が起きないという人は多いものです。
 それらの人に不足しているのは、短期的な「やる気」です。

 長期的な「やる気」はありますから、学習計画をたてて、勉強のスケジュールを組むところまではいくのですが、短期的な「やる気」がわかないため、実際に勉強をするところまで行きつきません。
 長期的な目標を達成するために、今なにをやらなければならないかが腑に落ちていないため、つい目の前の勉強をさぼってしまいがちになるのです。

 このとき、“時間があっても勉強できないのは意志が弱いからだ”などと言われることがありますが、私はそうは思いません。意志が強い弱いは、性格の問題というよりも、環境や状況に左右されるところが大きいからです。

 もちろん、性格の問題もないわけではありません。机に向かってこつこつ勉強することがそれほど好きでなかったり、性格が楽観的で「少しくらいさぼっても平気だよね」と思っていたりすると、なかなかスケジュールどおりに勉強することができません。

 このように書くと「自分は駄目だ」と落ち込む人もいるかもしれませんが、その必要はありません。世の中のほとんどの人は、勉強が好きなわけではないし、楽観的な性格をしています。
 それは決して悪いことではありません。あまり完璧主義であると、できない自分を責めて逆にやる気を失ってしまうこともあるので、むしろ多少ゆるい性格であるほうがよいのです。

 では、そのような「普通」の性格の私たちが、短期的な「やる気」を出すためには何が必要なのでしょうか。
 第一の答えは、「やる気」が出なくても、とりあえず時間になったら勉強を始めてみることです。

 「やる気」が出ないからといって、私たちが勉強を嫌がっているのかといえば、そうでもありません。
 たいていの人は、実際に勉強をはじめてしまえば、それなりに楽しくて、何十分ものあいだ、集中して机に向かうことができるものです。
 その理由は、ドイツの精神科医クレペリンが発見した「作業興奮」によるものです。
 暗記勉強や書類整理や掃除などの単純作業は、やるべきことが決まっていて結果もわかっているために、やる前には知的な興奮が感じられません。そのため、作業を始めようという「やる気」がなかなか起きないのです。
 しかし、実際に勉強や仕事を始めてしまうと、それなりに集中して、気がつけば予定していた作業が思いもかけない短時間で終わったりするものです。これは、暗記勉強や書類整理などの単純作業にも「作業興奮」と言われるような楽しさがあるからです。

 「作業興奮」を活用することで、単調で面白くないと思われがちな受験勉強も、楽しくて興奮する時間に変えることができます。
 ただし、この「作業興奮」は、実際に作業をはじめてから10分くらいたたないと動き出しません。脳に「側坐核」と呼ばれる部位があり、この「側坐核」が実際の作業によって刺激されることで、興奮状態が起きるからです。
 ですから、勉強をはじめる前に「やる気」が出てこないことは、ある意味では当たり前のことです。
そして、「やる気」が出なくても、とりあえずテキストを開いて勉強をはじめてしまうこと、これが意外と効果的な解決方法なのです。

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