行政書士試験は仕事と両立して合格できるのか?

ハンドルネーム:せぶるば様
業界:地方自治体

自己紹介

30代男性の地方公務員です。
妻と子供が1人います。

職場は、配属される部署により帰りが早かったり、遅かったり、土日勤務があったりと様々です。
受験当時は帰りが早い部署に配属されていたこともあり、行政書士試験にチャレンジしました。

初学から勉強期間1年程度で一発合格できました。

周りからの評価に変化はあったか

友人程度しか周囲には知らせていないので、評価されている感覚はありません。
人事部署への申告には記載しましたが、変化は無いように思います。

また、〇〇さんは行政書士を持っている等といった話はたまに耳にするので、意外と私のように取得している人がいるのかもしれないと感じています。

自分自身の自信はついたか

民法や行政法は、各種法律や条例を解釈する上での考え方のベースとなることが多いです。

仕事で直接、民法や行政法の条文を読んだりする事はありませんが、行政書士試験の知識が間接的に役だっており、自信を持って仕事ができるようになったと思います。

資格を取る前と後で「年収」がどれだけ変化したか

年収自体の変化はありません。

資格手当があれば多少なりとも年収増となるかもしれませんが、公務員ではそのような手当があることは少ないのではないかと感じています。
自己啓発での資格取得のため、年収が増えずとも満足しています。

資格を取る前と後で家庭や会社で「立場」に変化があったか

仕事においては、以前より自信を持って法律的な判断ができるようになりました。

また、偶然だと思いますが、難しい内容を取り扱う部署へ異動となりました。
家庭においては、気のせいかもしれませんが、以前より妻が優しくなったような気がします。

資格取得前の職種と資格取得後の職種はどう変化したか

部署異動がありましたが、法律を専門に扱う部署へ異動というわけではありませんので、資格取得による変化はないように感じます。

地方自治体においては、行政書士資格は、建築士や社会福祉士等とは異なり、固定の部署のスペシャリストとなるためのものではないと思います。

資格取得後にその他資格にもチャレンジしたか

FPと宅建士を受験しました。
FPは2級まで既に合格していたため、勢いに乗って1級を受験し無事合格しました。

宅建士は、行政書士試験の民法のアドバンテージを活かして合格を狙いましたが、不合格でした。

今は仕事が忙しい部署に配属され、子育ても始まったため資格には手がつけられませんが、いずれ余裕ができたら宅建士にリベンジしたいです。

資格取得をしてよかったことは?

仕事をしながら合格できたことで、自信がつきました。
目標を立ててゴールに向かう道筋には、辛い時期ももちろんありましたが、振り返ってみると楽しかったです。

また、色々とサポートしてくれた妻には感謝しています。

これから資格取得を目指す方へのメッセージ

行政書士試験は仕事と両立して合格することができると思います。

私の場合、試験当時は飲みに行ったり、ゲームをしたりすることを我慢すれば勉強時間が確保できる環境でしたが、子育てと人並みの残業が加わった今では、正直、満足な準備ができるとは思えませんし、試験にチャレンジしようという気持ちが起きません。

タイミングよく合格できて幸運でした。
また、子育てをしながら受験している人は、本当にすごいと思います。

受験当時の私のように、試験に専念できる環境にある方は、迷うことなくチャレンジし頑張っていただきたいと思います。