社労士の資格を持ちながら組合専従職員になるという目標に向けて

ハンドルネーム:みー様
業界:金融業界

自己紹介

この度令和元年度の社労士試験に合格することができました。私は現在金融機関に勤めており、入社6年目になります。入社以来、営業担当として取引先を回る中で、自分が勤める会社では想像もつかない程劣悪な環境下で、それが世間の当たり前と思いながら働く、同世代の方々を間近に見てきました。なぜ同じ法律のもとにあるべき会社で、これ程までに労働環境が違うのか、自分が置かれている環境が非常に恵まれているだと知りました。

周囲と比較する中で自社をもっと好きになり、これからは組合専従職員として、従業員が働きやすい環境にするために自分にできることをしたいと考え、労働における各種法律のスペシャリストである社労士を目指しました。

周りからの評価に変化はあったか

私は勉強していた1年8ヶ月もの間、家族の他に親しい友人のみに受験のことを伝えるだけでした。多くの友人、職場の方や取引先の方には一切伝えていない中でしたので、陰ながら努力のできる人と受験後に尊敬され、心の底から嬉しかったです。また、何よりも会社のことが好き、だからこそもっと他の従業員にも会社を好きになってほしいという気持ちが発端と知られ、そのような方が組合を目指すのは心強いと言ってもらえました。

自分自身の自信はついたか

私は元々自己肯定感が低く、何をやっても続かない人間だと自分の中では感じていました。学生以来まともに机に向かうこともなかったので、そもそも勉強を続けられるか不安でしたが、まだまだ頑張れる自分を知って、様々な分野に対する勉強の意欲が湧いてきましたし、何より目標を持てたことで以前の自分よりカッコよくなったと思え、自信がつきました。

資格を取る前と後で「年収」がどれだけ変化したか

私は今後自社の組合への異動を考えており、職種転換とはならないため、年収に大きな変化はありません。残念ながら資格手当などもありませんが、社労士という立場を使って仕事ができることに、社会的なステータスとしての意味を感じています。

資格を取る前と後で家庭や会社で「立場」に変化があったか

私は現状まだ異動をしておりませんので今後にはなりますが、同じ組合専従職員であっても社労士としての意見とそうでないのとは意味が異なると思っています。社労士だからこそ、法律を熟知し、従業員を守らなければならないという使命感のもと、発言にはその責任を感じます。社労士だからこそ、伝えられることをこの先発信していきたいと思っています。

資格取得前の職種と資格取得後の職種はどう変化したか

私は転職は考えておらず、自社内の部署異動を来年あたりに希望したいと思っています。元々、社労士としての仕事を目標にしていたのでははく、社労士の知識を使って組合に在籍し、会社をより良い環境にしたいと思っていましたので、現在の業務も考慮しながら、タイミングを見て異動をしたいと思っております。

資格取得後にその他資格にもチャレンジしたか

現状は他にチャレンジができておりません。長年社労士試験を目標にしていたこともあり、まだ次のステップに進めていないのですが、ようやく落ち着いてきたので、現在業務で決算書と向き合う機会が増えてきたことから、簿記検定に挑戦したいと思っています。

資格取得をしてよかったことは?

目指すべき自分のキャリアが明確になったことはもちろんですが、自分の人生における糧になったことです。一度チャレンジすると決めたからには、絶対に諦めないこと、一度きりの受験と心に決めていたので、受験にあたりなかなか前に踏み出せずにいましたが、こんな私でもやればできるんだと自分自身に向き合い、知れたことが良かったです。

これから資格取得を目指す方へのメッセージ

これから社労士を目指す方々はあと一歩の勇気がでなかったり、進むべき道が正解なのかと葛藤の日々を過ごされていると思いますが、「やってみて良かった」とそう思える日が頑張った先には必ずあることを身をもってお伝えしたいと思っています。どうか前向きな気持ちで新たな一歩を踏み出してみてください!