フォーサイトを受講して、資格取得した後の人生について

ハンドルネーム:NTTBA様
業界:医療関係

自己紹介

資格取得時の2017年は購買部にて商品管理、発注業務、出荷業務、現在は経理・財務の仕事に就いており、社労士とは直接は関係ない仕事についています。もともと年金や雇用、社会保険について興味があり、また企業内外で活用できる資格ということで勉強を始めたのがきっかけでした。私が合格したのは2017年度であり、もともとスキルアップのために取得しました。

あれから約3年程度経ったとは思えないくらい、直前期は試験のことばかり考えていたことははっきりと覚えています。

もともとはスキルアッフ゜のために資格を目指したこともあり、転職をしたことや独立したことがございませんので、人生が大きく変わったということはございません。そのため人生を大きく変えることができたかといわれるとそうではないと思います。ただその一方で取得できたことによるメリットは数多くあると考えております。

周りからの評価に変化はあったか

資格を目指されている方で特に資格取得手当てなどが用意されている会社でしたら、そのような報告をする機会が得られると思います。私自身もあまり期待していませんでしたが、私と同じように総務とは違う仕事をしている方でも人事評価面で期待できるということをモチベーションにしてもいいかもしれません。

加えて人事評価としてだけではなく、周りからの評価についても良い面があったと思う部分もあり、会社に総務・人事部という部署がある職場にお勤めでしたら、もしかすると昔はめざしていた方がいるかもしれません。当方も実際そういった方が社内におり、すごいなという印象をもたれることもあり、取得できたことに対して好印象をもたれることもありました。

自分自身の自信はついたか

勉強に対する自信をもつことができるようになりました。

勉強されている方はもちろんご存知の通り社会保険労務士の合格率は、時に3パーセント程度になることもあり、国家資格でこれの上を行く試験はあまりありません。また足きり制度の複雑さ、試験日が非常に暑く体調管理の難しい8月であるということで、合格するにはさまざまな面でかなりの厳しさがあると思います。そのような試験を勝ち抜くことができたというのは、今後何かを勉強していくときにかなりの原動力になるのではないかと思います

資格を取る前と後で「年収」がどれだけ変化したか

金銭的な部分ですが、会社で資格取得手当てが一時支給ですが取得できたことがあります。また、会社でその報告をしたことにより、総務関係とは違う仕事をしていたにも関わらず、勉強の姿勢などについて高く評価を受けることができました。昇進や大きな給与アップなどにはなりませんでしたが賞与査定においてはプラスに働かせることができました。

資格を取る前と後で家庭や会社で「立場」に変化があったか

昇進や、総務に異動などはありませんので、大きな立場変更はありません。ただ、仕事をしている中でうまくいかないことがあっても、この資格で仕事をすることができるという安心感が生まれたかと思います。
さすがに独立してすぐに仕事、という形は難しいことは承知の上ですが、いつ何がおこるかわからない将来ですので、選択肢が1つあるということはとても利点があることだと思います。

資格取得前の職種と資格取得後の職種はどう変化したか

以前の勤めていた購買関係の仕事から本社経理の仕事に職種自体は変化しました。社会保険労務士に即した業務はしていませんが、合格した情報自体は本社にも伝わっていたことで、それをご存知の方には勤勉な人物だという評価は、比較的早い段階から信頼を得ることができたように感じます。

資格取得後にその他資格にもチャレンジしたか

社会保険労務士合格後もともと取得を考えていた行政書士、中小企業診断士へと挑戦することができております。取得を目指されている方の多くは仕事をかかえていらっしゃると思います。
その中で皆様、通信講義や単語カート゛を用いて細切れ時間活用、通勤時間の勉強などやってらっしゃると思います。そのようなことが日常になると言い方は大げさですが、勉強しない日があると気分が悪いという状況が生まれると思います。(特に試験直後はいままで何をしてたっけ?という瞬間があると思います。)

私はそのようにできた継続的な勉強習慣を利用し、もともと取得を考えていた行政書士、中小企業診断士へと挑戦することができております。もしかすると社会保険労務士に合格していなければこの2つにチャレンジすることなく諦めていたかもしれません。

資格取得をしてよかったことは?

労働法、健康保険法、年金制度についてかなり深く学ぶことができ、他の資格よりも日常生活に役立つ知識が増えたことだと思います。

また、私の所属している会社にて、社内の上の方と関わる機会が多いのですが、合格率の低い試験に合格したことにより、社会保険とは関係ない部分であっても、発言をある程度の信頼感を持って聞いていただけるようになったと感じます。

これから資格取得を目指す方へのメッセージ

これまでに述べてきたとおり社労士資格は合格は簡単ではありません。また、特に今年未だ国内が落ち着かない中で多くの方が厳しい状況で学習されているかと思います。私が受験したときのことを思い出しても、試験勉強中の気持ちの割合としてつらいこと9割楽しいこと1割だったように思います。(社労士に限りませんが)理解していたところを忘れる、模試の結果が悪く進歩がない、日常で学習を妨げる出来事などによりやめたくなることの連続でした。
そのときにはどうか自分の取り組みについて自分でほめてあげることを是非習慣化していただきたいと思います。皆様の周囲の友人や職場の方で社労士レベルの試験に向かっている方はそんなに多くは無いはずです。試験という目標を掲げ、挫折を味わっているときの壁は、自分自身の向上心により作った壁です。その時点で周囲の人に比べ1段階上にあること、人よりも尊い時間をすごしていること、その点を忘れないでいただければと思います。

フォーサイト学習20か条の内の12番に寄ってしまいますが、「乗り越えるべき人にしか壁はやってこない」のだと思います。
長文となりましたが、以上私の文章が一人でも多くの方の励みになったならば幸いです。