四十にして或らず

ハンドルネーム:ぽこ様
業界:社会保険労務士事務所

自己紹介

札幌市内の社会保険労務士事務所に勤務しています。
勤務を始めてからまだ7か月程度ですが、担当も持たせてもらっていて、忙しくも楽しい日々を過ごしています。

転職、就職に資格は有利に働いたか

実際にどうだったかはわかりませんが、有利に働いたと思っています。
転職の採用面接を受けたのは10月で、まだ試験の結果は発表されていない時期でしたが、自己採点では基準点を超えることができていたので、合格の見込みだということをアピールできました。
また、試験でその結果を出せたことで、自信を持つことができ、それがいい印象を与えることにつながったと思っています。

希望とする仕事、業務内容に就くことができたか

これはもう、完全に希望通りの仕事に就くことができています。
資格取得を目指した当初から、未経験から一人前の社会保険労務士になるには、社会保険労務士事務所で働くことが一番の近道だと考えていました。
実際に、事務所の先輩方から実務のやり方や過去の事例のことを聞いて吸収することができ、経験値が高まっているのを感じます。

資格を取得したことで仕事内容がどの程度広がった(変わった)か

前職は、去年の7月まで、大手小売業の本部で契約社員として働いていました。店舗に掲示するポスター等を作ったり、食品メーカーの担当者とやり取りしたり、といった内容でした。大きな組織だったので、組織の一員として、決められた業務の中の一部分を担当している感じでした。
今は、担当先の企業から依頼や相談を受け、自分の判断でどう対応するかを決めています。
判断が難しいことも多く、責任も大きいですが、自分の裁量が大きくなったことがもっとも変わったことで、もっとも楽しいと感じている点です。

資格を取る前と後で「年収」がどれだけ変化したか

まだ転職後1年も経っていないので正確なところはわかりませんが、
・毎月の給与は少し下がった
・これまでなかったボーナスをもらえるようになった(これまでが契約社員だったため)
・これまで4週8休(祝日は出勤日)だったのが土日祝休みになった
ので、1年間トータルで見るとやや減、休みが増えた分時給換算では同じくらいかやや増、といったところだと思います。
未経験の転職なので、最初が低いのは当然だと思いますので、納得しています。

資格取得前の職種と資格取得後の職種はどう変化したか

前述の通り、小売業から社会保険労務士法人へと転職しました。
社会保険労務士らしく、雇用保険で使う「厚生労働省編職業分類」でいうと、「『事務的職業』→『一般事務の職業』→『企画・調査事務員』」から「『専門的・技術的職業』→『経営・金融・保険の専門的職業』→『社会保険労務士』」になりました。
いちばん変わったなと思うことは、仕事上で他社の方と接したときに、初めから専門家として見てもらえることです。
その分、専門家として発する言葉には責任を伴わなければならず、日々知識の習得に励んでいます。

資格取得したことで転職時の引き合いは多くなったか

初めから、社会保険労務士事務所一本に絞って転職活動を行いました。転職サイトで自ら探したため、「引き合い」というものはありませんでした。
ただ、東証一部上場企業で執行役員を務めている知人からは、社交辞令交じりではありますが、「わが社で働いてほしい」と言っていただけました。

資格取得をしてよかったことは?

これまでは大手企業の契約社員という立場で、安定はしているものの、大きな組織の一部、よくある表現でいうと「歯車」でした。
試験に合格し転職したことで、自分の裁量で判断する仕事ができるようになりました。人から頼られて、自らの知識を以ってそれに応えるという仕事にとてもやりがいを感じています。
独立して自らの事務所を構えることも可能なので、将来についても前向きに思いを巡らせることができるようになりました。
総合して、いいことづくめだったと思います。

これから資格取得を目指す方へのメッセージ

私は、39歳のときに一念発起し、40歳で迎えた1回目の試験で合格することができました。
試験勉強期間中の8か月間は平日の夜・休日のほぼすべてを勉強に費やしましたが、たったそれだけ、長い人生のうちのわずかな期間で、自分の力だけで自分の人生を変えることができます。
私は、教材はほぼフォーサイトだけ(他は予備校の会場模試)で最良の結果を得ることができました。
フォーサイトの教材・サポート体制は、信じて自分の努力を預けるに値するものだと思います。