資格を取得したことで社労士法人への就職ができました

ハンドルネーム:Tomo様
業界:社会保険労務士法人

自己紹介

もともとはIT系の技術職に従事していましたが、ひょんなことから社労士を志し、昨年度の試験で合格してその後社労士法人へ転職を果たしました。

転職、就職に資格は有利に働いたか

私の場合、社労士を志したのが40歳を過ぎてから(それまでは労務に関する知識も経験も皆無でした)で、資格を取得した時点で40代後半でしたので、資格取得が「有利に働いた」と言うよりは「資格を持っていなければ転職すら叶わない」というのが実情だったと思います。

実際、資格取得前から社労士事務所など労務系の求人に応募していましたが、ことごとく書類選考で落ちていましたので・・・

希望とする仕事、業務内容に就くことができたか

前述の通り、実務未経験状態で転職しましたので、現時点では「思い描く姿」には至っていません。
ただそれは、未経験からのスタートなので当然だと思っていますし、現職で経験を積むことで、やがては希望とする仕事に就くことができるようになると思っています。

資格を取得したことで仕事内容がどの程度広がった(変わった)か

異業種・異職種への転職ですので、仕事内容は大きく変わっています。しかしながら、現職では前職までで培ったIT系の知識や経験を求められる業務に携わることも期待されており、そういう意味では100%仕事内容が変わったという訳でもありません。

言うなれば「社労士業務」と「IT」の「二足のわらじ」を履いている、というイメージでしょうか。

資格を取る前と後で「年収」がどれだけ変化したか

職種が変わった上に未経験扱いでの入社ですので、単純に前職の年収との比較は難しいですが、絶対値としての金額だけ見れば前職よりは若干ダウンしています。

ただこれは、前述の通りジョブチェンジによる要素が大きく、今後経験を積むことで、前職でITの仕事を続けていた場合よりも年収が上がる可能性は大いにあると思っています。

資格取得前の職種と資格取得後の職種はどう変化したか

「資格を取得したことで仕事内容がどの程度広がった(変わった)か」と内容が被りますが、職種は変わっていますが仕事内容の変化的には「60%」程度といったところでしょうか。

私の場合は、転職先が今後IT化に力をいれていきたいというニーズがあり、私の経験や指向とマッチする部分が大きかったため、職種は変わったものの比較的スムーズに新しい仕事になじめたと思っています。

資格取得したことで転職時の引き合いは多くなったか

資格取得前から転職エージェントに登録して社労士事務所を始めとした労務関連の仕事を探していましたが、資格取得前はそちら方面からのオファーは全くありませんでした。

資格取得後から、徐々に士業や企業の労務関連の職種で「応募しませんか?」的なオファーをいただくようになってきました。

資格取得をしてよかったことは?

何と言ってもやはり「一生モノ」の資格を手にしたことが大きいと思います。
社労士資格は本人に「経験と能力とやる気」さえあれば年齢に関係なく一生涯でも続けられる仕事だと思いますので、そうした仕事に就くことができる「パス」を手にできたことは今後のキャリア形成においても大きな意味があると感じています。

余談ですが、前職(IT系)で何故か資格取得報奨金の対象に社労士資格があったので、申請してありがたく報奨金をいただきました(笑)。

これから資格取得を目指す方へのメッセージ

向き不向きという要素もあるかと思いますが、個人的には社労士試験は決して簡単な試験ではないと思います。
受験勉強も長期にわたるため時に苦しいこともあるかと思いますし、「もしかしたら一生合格できないかも・・・」と不安に駆られることもあるかもしれません。

しかしながら、決して合格不可能な試験ではありません。大切なのは、どんなに苦しくても「途中で投げ出さない」ことだと思いますし、何かひとつでも「ここまでやった」という「目に見える成果」を携えて試験に臨めれば合格がグッと近づくと思います。