
子育て主婦の1000時間超え!宅建合格までの暗記奮闘記
独学では太刀打ちできなかった宅建試験。小さな子どもを育てながら、朝4時半起きの隙間時間学習で、ついに念願の合格を勝ち取りました。「簡単な国家試験なんてない」と痛感した4年間の挑戦と、最後の1年で実践した効果的な暗記法とは?
宅建への挑戦—妊娠をきっかけに始めた資格取得への道
37歳で結婚し、まもなく妊娠した私。正社員経験もなく、これといった資格もなかったので、妊娠中に何か勉強しようと思いました。夫の勧めもあり、難易度がそれほど高くないと思われた宅建士試験に挑戦することにしたのです。
「勉強が苦手な私でも何とかなるかも」と軽い気持ちで始めた宅建勉強。最初の年は毎日2時間、半年ほど独学で取り組みました。市販のテキストと過去問10年分の問題集を買い、過去問を読んではテキストで答えを探し、問題集に直接答えを書き込む方法で進めていきました。
しかし、漠然と理解したつもりでも自信はなく、「まぐれで受かるかも」という甘い考えで重たくなってきたお腹を抱えながら試験会場へ。結果は惨敗でした。自己採点する必要性すら感じないほど手応えがありませんでした。
試行錯誤の日々—子育てと勉強の両立
出産後、体力回復と初めての子育てに追われ、翌年の受験は見送りました。その次の年、再挑戦を決意。今度はネットで見つけた勉強法を試してみました。子どもが寝ている間に1日3時間ほど勉強する生活を始めたのです。
しかし、勉強の仕方自体を知らない私には、ネットの情報を頼りにした独学では限界がありました。テキストを読み込み、過去問と答えをノートに書き写す方法は、とても時間のかかる作業でした。模試では30点、本試験の自己採点は29点で不合格。模試の結果はなかなか当てになるものだと実感しました。
宅建を取ろうと思ってから4年目、実質3回目の挑戦。「もう受かりたい」という強い思いと共に、最初に「難易度の低い資格」と軽く見ていたことを反省しました。簡単な国家試験なんてありません。私には瞬発力はないのだから、コツコツやっていくしかないと気持ちを新たにしたのです。
フォーサイトとの出会い—効率的な宅建暗記法を発見
独学の限界を感じた私は、「小さい子どもがいるので通学はできない」「お金もあまりかけられない」という条件の中で、通信教育のフォーサイトに出会いました。「料金の割に充実した内容、テキストも比較的薄くてやる気がそがれない」という口コミに惹かれ、他の通信教育と比較しても断然安いと感じたのです。
12月に申し込み、前年のテキストがまず届きました。1からの勉強ではなかったので、テキストの分かりやすさはすぐに実感できました。1月8日にmanabun(eラーニング)が見られるようになり、その日にスケジュールを作成。睡眠時間もきちんと確保しつつ、1日4時間の勉強時間を確保することにしました。
朝4時30分に起きて弁当作りまでの2時間、子どものお昼寝の2時間。サボったり集中できなかったりする日もありましたが、戦略立案編に書かれていた「3日坊主でも1年間で3/4やったことになる」や「気分が乗らないときでもまず勉強を始めよう」という言葉を毎日頭の中で唱え、勉強できた時間を良しとしました。
宅建合格への具体的戦略—暗記を効率化する工夫
スケジュールは余裕があったはずでしたが、2月中旬には予定より遅れてしまいました。過去問講座の1回目と2回目を同時に進めることで遅れをカバーしていきました。予定が遅れても分かりにくかったところはしっかり理解するようにしたので、税法などは早い段階である程度解けるようになったのは大きな財産でした。
家庭の問題で勉強どころではなくなった時期もありましたが、その中でも少しずつでも続けるよう心がけました。子どもとの遊びや散歩はサボれませんので、勉強、家事、育児と両立できたことは今でも自分を褒めたいと思います。
2年間の独学期間があったからこそ、フォーサイトの授業を最初から理解できる状態で受けられたという面はありますが、最初からフォーサイトを利用していれば良かったとも思います。過去問の分析もされていますし、「捨て問」が自分では分かりませんでした。誰も解けないような問題に時間をかけていたのかと、目から鱗の思いでした。
また、スケジュールが決まっているので迷いながら勉強する必要がなかったのも大きかったです。演習問題ではとにかく数をこなさなければならないので、携帯のストップウォッチを使って1問終わるごとにすぐさまスタートを押し、次の問題まで休む隙を作らないよう自分を追い込みました。
独学しているときは外の音や、別の試験を受けようとしている夫がだらだらしているのを見てイライラしていましたが、合格した年の勉強では外野が気にならなくなりました。気になるうちはまだ勉強が足りていない時期だったのだと思います。
宅建試験直前対策—暗記の総仕上げ
トイレには暗記する事項を貼り、自分で暗記の語呂合わせも作りました。「ローンかしかし税」など、言葉に意味がなくても自分しか見ないので問題なし。自分で作ると弱い部分も入れられて覚えやすいものができました。
試験が近づき、勉強時間を増やすようメールが来ましたが、家事と育児の合間に隙間時間もながら時間もないので、いつも通り早朝と子どもの昼寝時間をしっかり活用しました。スケジュールも追いつき、8月半ばから過去問の復習をしつつ、本試験のように2時間かけて模擬試験形式で取り組み始めることができました。
フォーサイトの模擬試験では34点しか取れず落ち込みましたが、落ち込んでいる暇はありません。筋肉少女帯という昔のバンドの「銀輪部隊」という歌のフレーズ「悩むな、その暇があったら走れ」「泣いたっていいよな、泣きながらでも走れるしな」を繰り返し思い出しながら勉強を続けました。
試験形式に弱い私は、市販の模擬試験問題集を買ってきたり、他社予備校に出向いて模試を受けたりもしました。その模擬試験では試験当日に用意すべきものがいろいろ分かりました。寒さ対策の首・手首・足首ウォーマーや、集中力維持のためのリステリン、前髪を留めるピンなど、自分だけの必要なものを確認できたのです。この模試では45点取れました。
しかし不安は拭えません。油断するよりいいのかと自分に言い聞かせながら、模擬試験をもう1回ずつ解いたり、初期のころにやったフォーサイトのチェックテストを総ざらいしたり、先生に不安な気持ちをメールしたりして試験当日を迎えました。
試験当日—体調不良と悪天候を乗り越えて
試験当日、子どもから移った風邪で体調は優れませんでした。しかも大荒れの天気で、試験会場に着くまでにずぶ濡れに。着替えは持参していましたが、靴はびしょ濡れのままだったため足から冷えていき、2時間の試験中に体調は見る見る悪化していきました。
「多少熱があっても頭は動く」と合格必勝編にも書いてあったのでそれを支えに頑張り、試験終了後、子どもを抱えて1時間かけて帰宅しましたが、玄関で動けなくなるほど体力を消耗していました。人生で出産の次に体が悲鳴を上げた日でした。自己採点は40点。かなり無理をしたため、その後1ヶ月は体調が戻りませんでしたが、合格したので無理した甲斐がありました。
振り返り—1000時間の宅建暗記学習
合格には最低300時間と言われていますが、最後の1年は1日4時間×10ヶ月弱、少なく見積もっても約1000時間は勉強したと思います。それでも、その1年だけで受かったかと言えば、私には難しかったでしょう。結果的に4年(実質3年)は私には必要だったのだと思います。
ただ、独学やネットの怪しげな勉強法では過去問の分析もなく、とても時間がかかる場合があるので、独学の次にフォーサイトに出会えていれば、もしかしたら2年で取れたのかもしれません。
人の3倍以上時間がかかりましたが、諦めなくて良かったです。国家試験は甘くありません。合格した途端に登録実務講習を受けています。分厚いテキストにやる気は起きず、あんなに集中して勉強していたなんて自分でも信じられないほど今は辛いですが、そんなことを言っている場合ではありません。取得した資格を生かせるよう頑張りたいと思います。
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講師コメント
合格おめでとうございます!子育てと宅建勉強の両立、本当にお疲れ様でした。朝4時半起きの早朝学習や、お子さんのお昼寝時間を有効活用するなど、限られた時間の中で最大の効果を出すための工夫が素晴らしいです。
特に印象的だったのは、「気分が乗らないときでもまず勉強を始めよう」という姿勢と、トイレに暗記事項を貼ったり、オリジナルの語呂合わせを作ったりする創意工夫。これらは多くの主婦の皆さんの希望となるでしょう。
約1000時間という膨大な学習時間は、コツコツと積み重ねた日々の証です。試験当日の体調不良や悪天候にも負けず、最後まで諦めなかった強い意志が合格を勝ち取りました。この経験は、今後のキャリアにおいても大きな自信となるはずです。