難しい試験だからこそ、自分の評価と可能性が大きく変わる

ハンドルネーム:望月大輝様
業界:広告業界

自己紹介

大学を卒業して入社した会社で新卒2年目から人事を担当しています。
人事に異動してからは主に採用を担当していましたが、人事には法律の知識が不可欠であることを知り、新卒4年目(25歳)で社会保険労務士試験を受験し、約11か月の学習期間で合格をしました。

現在も主に採用を担当しながら、障がい者雇用や人事制度の策定などにも業務領域を広げています。

周りからの評価に変化はあったか

変化は非常に大きかったですね。
自分の中でも受験は大きなチャレンジでしたので、合格時には色々な人に報告をしましたが、友人や職場の方にも「何かあったらこの人に聞けば大丈夫」と思ってもらえたのではないかと思います。
実際に労働法の基礎知識などについて質問をされることも多くなり、きちんと答えられたときには嬉しく思います。ただ、税金など社労士の受験範囲外のことも質問されることが多く困ってしまう場面も多いのですが……(笑)

資格を取る前と後で家庭や会社で「立場」に変化があったか

私の所属している会社は比較的若いですが、人事となるとベテラン社員が非常に多くいます。
実際に私は当時、人事で最年少でしたが、受験前は経験も知識もないため、先輩たちとの会話のレベルが全く合わず、それゆえに人事としての信頼感はほぼなかったと思います。
しかし社労士試験に合格してからは、少なくとも知識だけは他の社員と同等かそれ以上に示せるようになり、年齢が下でも「社労士試験合格者」という肩書を得たことで一人前として扱われるようになりました。
それまでと業務領域も幅広く任せてもらえることになり、実際の仕事での立場にも大きく影響したと思います。

それから合格後に知ったことですが、人事ということもあり周りに社労士試験の受験経験者は意外と多くいました。
中には途中で挫折してしまった方もいるので、そういった方からは特に褒められましたね。

資格取得後にその他資格にもチャレンジしたか

実は先日、フォーサイトの行政書士講座に申し込みました。
調べていく中で社会保険労務士と行政書士の二刀流で活躍している方も多いと知り、仮に将来ステージを変えて働くとしたときに、実務は未経験だとしても、その二つの資格を持っていることは大きな武器になると思ったからです。

社労士試験と同じく難関と言われる行政書士試験まであと5か月しかないこのタイミング(6月)から合格を目指すことは常識的に考えて無謀と思われるかもしれませんが、私の中では社労士試験に11か月で合格できたというのが非常に大きな自信になっていて、社労士試験の学習を経て見つけた学習方法とフォーサイトの教材があれば、努力次第ではもしかしたら逆転できるかもしれないと考えています。

資格取得をしてよかったことは?


社労士試験合格は、前述の通り現在の業務にも大きな影響を与えていて、それが一番大きな「よかったこと」です。

またこれは合格後のフローですが、合格後に社会保険労務士となるために必要な「2年以上の実務経験」を有しない人のために開催される「労働社会保険諸法令関係事務指定講習」という研修があり、これに参加できたのは非常に大きな経験でした。
実際に活躍する社会保険労務士の先生方から実務についての講習を受けるのですが、その際に聞いた先生方の体験談や、一緒に講習を受ける他の合格者の存在は、とても大きな刺激になりました。

それから個人的にはフォーサイトの合格者インタビューに掲載いただいたのはとても嬉しかったですね。
いつも画面越しに見ていた加藤先生とお会いできた瞬間は感激でした。
その後インタビューページを家族に見せたら親戚中に転送されてしまい、恥ずかしい思いをしましたが、それもいい思い出です(笑)

これから資格取得を目指す方へのメッセージ

社労士試験に向けての勉強は、それだけで今後の人生の役に立ちますが、合格しなければそれはただの知識に過ぎず、合格することで人生の可能性を大きく開くことができると実感しています。

勉強のモチベーションは人それぞれです。私は「知識がない自分」「先輩に追いつけない自分」への「怒り」「苛立ち」を勉強に向かう原動力にして勉強を続けました(あまり綺麗ではないかもしれませんが)。

「こんな成績じゃ合格できるわけがない」と思うときもあるかと思いますが、「合格できるかもしれない」可能性を信じて、ひたすらに前のめりに、頑張りましょう。
私も前述の通り、新たなチャレンジに向け頑張っていきます。