社労士試験の逆転合格を狙いフォーサイトで受講

性別男性
年代20代
試験年度2018年(30年度)
エリア東京都
勉強時間1000時間
勉強期間1年間
職業正社員(サラリーマン)
受験回数初学者(1回目)
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
・1,000時間勉強、1回目での合格を目指す

社会保険労務士の資格取得を考え始めたのは9月半ば。

試験まで約1年というタイミングでした。特に開業したいなどの気持ちは無く、各法律について詳しく知っておきたいという理由から受験しようと思いました。

まずは市販のテキストで概略をつかみ、通信教育を利用しようと考えていたところ、フォーサイトを発見。他の通信教材だとDVD講義はダイジェストのみで全編を網羅していないものもあり、全範囲の解説がDVDで聴けるところが決め手でした。

法改正が多く、1年前のテキストだと歯が立たないという噂を聞き、金銭的負担の理由からも1年で合格したいと思いました。1,000時間勉強を目安に勉強していきました。


・道場破りで講義動画を繰り返し見る

会社は出社時間が早く、土曜日も隔週で出勤だったため、周りと比べると勉強時間を捻出しにくいと感じ、通勤時間の勉強も大事にしました。

道場破りのアプリからDVDと同じ内容をダウンロードが出来るので、一度見た内容を1.5倍速動画で何度も見ました。この1.5倍速が繰り返し見るのに丁度良く、スマホで見られるので混んでいる電車の中でもテキストを出す必要が無く便利でオススメです。


・模擬試験では2度ともD判定

テキストと過去問を繰り返し順調に問題が解けるようになっていきましたが、6月になって公開模試を受験したときは、選択式は数科目で基準点割れ、択一式は35点という結果で、判定はDでした。

過去問は繰り返し解くので答えがわかるようになっていましたが、初めて見た問題に対して弱かったのです。

合格体験記を見ると、択一式よりも選択式で基準点が足りず落ちたという体験談が多かったので、選択式だけは市販の問題集を購入し、初見の問題を解けるようにしていきました。

選択式の対策をすることで、曖昧に覚えていた期日や用語が改めて整理ができ、択一式の対策にも繋がりました。


・直前期と試験日の戦術

7月には苦手だった年金を直前対策講座の「年金総まとめ編」で国民年金と厚生年金を比較しながら整理していき、8月のお盆休みからは穴が無いように全ての科目をまんべんなく行いました。

試験直前になっても受かる自信はあまりありませんでしたが、ラストスパートで知識を定着できるかが合否に大きく影響すると思い、8月だけで181時間勉強しました。試験日当日は数値を中心に最後のおさらいをして、選択式の対策を行いました。

選択式は見直しを終えても時間が40分ほど余ったので、途中で退出をして早めの昼食をとりながら、模試で点数が伸びなかった年金の最後の総ざらいを行いました。

択一式は労基→年金→労災→…と、解きやすい労基から解くことでリズムをつくり、集中力が切れると間違えが起きやすい年金を先に終わらせるという戦略で進めていきました。

これは模試1回目で順番通りに進めたら年金のイージーミスが多かったため、模試2回目からこの方式にしていたのです。慣れた解き方でないと焦ってしまうため、自分のスタイルを模試で確立しておくことがオススメです。


・選択式で痛恨のミス

終わってから自己採点をしましたが、選択式の国民年金で回答欄を逆にしてしまい、本来であれば4点とれていたところが2点になるというミスを発見。前後の文章をよく見ていれば気付けたのですが、本試験には魔物が棲んでいるものです。

他の選択式の基準点はクリアしており、択一式もクリア。救済も望めないだろうと思い、こんなミスだけで不合格になるのかと試験終了後1週間くらいはずっと放心状態でした。


・合格発表を受けて

11/9の金曜日、仕事が終わり、発表日だったことを思い出し、恐る恐るHPを見てみると国民年金法に救済が適用されているとのこと。目を疑い、家に帰って受験番号を見ようとしましたが、落ちただろうと思い受験票を捨ててしまっていたのです。

自己採点が合っていれば合格しているかもと思いつつも確認が出来ないのでもやもやしたまま翌日を迎えました。翌日の夜、結果通知が送られてきて、合格していることを知りました。

選択式は35点(国年2点で救済)、択一式は54点でした。国年でのミスが無ければ基準点は軽く超えて合格だったわけですが、社労士試験は満たさなければいけない点数の基準が全部で17個。

1つでも落としたら不合格。本当に1点が大事だと改めて思わされました。

合格と不合格の差は紙一重かもしれません。ですが、どれだけ努力して全ての基準点を超えるようにするか、実力でカバー出来る範囲をなるべく増やし、合格率を高めていくのが突破するコツだと思います。

大変な試験ですが、最後の最後まで諦めず頑張ってください!
4おめでとう

※プライバシー保護の観点より、筆者のお名前は仮名となります。



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