
「社労士は難しい」と言われる試験を3ヶ月の集中学習で突破!人事部社員の合格体験記
人事部への異動をきっかけに専門性を身につけたいと思い立ち、「最短10ヶ月」と言われる社労士試験に挑戦することを決意。しかし実際に勉強を始めたのは試験まで残り3ヶ月という時期でした。模試では毎回「D〜E判定」という厳しい結果に心が折れそうになりながらも、諦めずに学習を続けた結果、見事一発合格。「社労士は難しい」という定評のある試験を短期間で突破した秘訣をお伝えします。
社労士試験への挑戦を決意した理由
人事部へ異動して1年半が経過した頃、仕事に活かせる専門性を身につけたいと考えるようになりました。真っ先に思い浮かんだのが社会保険労務士という資格です。調べてみると最短で10ヶ月程度で合格が目指せることを知り、ちょうど2019年度試験まで11ヶ月を切ったところだったので、迷っている時間はないと即断即決で受験を決心しました。
当初は独学で挑戦しようと考えていました。平日は会社勤めで、通学だと仕事後に疲れて通うのが面倒になりそうだったからです。しかし本屋に行ってみると、どの教材を選べばいいのか判断がつかず、試験までの時間も限られていたため、結局は通信教育を選ぶことにしました。
フォーサイト教材との出会いと選んだ理由
ネットで様々な通信教材を比較検討した結果、フォーサイトの教材が断トツで読みやすいと感じました。社労士の勉強は法律や過去の事例を何度も読み込む作業が中心になります。そのため、ストレスなく読める教材であることが効率的な学習につながると考えました。
フォーサイトのテキストは色を多く使い、文字も大きめで、書き込むスペースも十分にあったことが決め手となりました。見やすさと使いやすさを重視した選択が、後々の学習効率を大きく高めることになったのです。
効率的な学習計画と実践方法
まず最初に行ったのは、合格までに必要な勉強時間の調査でした。ネット上では600〜1000時間という情報があったため、私は1000時間を目安に設定。勉強の開始時間と終了時間を常に記録し、自分の進捗を確認しながら学習を進めました。この習慣のおかげで、ペースが早すぎないか(無理していないか)、遅すぎないかを把握でき、試験直前期の心の安定にも役立ちました。最終的な勉強時間は1120時間程度に達しました。
学習の進め方はフォーサイトのスケジュール機能を活用し、計画通りにテキストを読み進めました。社労士試験は範囲が広いため、1回目にテキストを読んだ時点ではよく理解できない部分も多かったのですが、フォーサイトのスケジュールを信じ、まずは全体を読み通すことに注力しました。早く過去問を解きたい、他のテキストも読みたいという気持ちを抑え、フォーサイトの教材のみに集中したのです。
テキストを読み、動画解説を見るというサイクルを範囲全体で3周繰り返した頃には、思っていた以上に各科目の内容が定着していました。テキストを読む際は黙読ではなく、全ての文章にボールペンで下線を引きながら音読し、一字一句正確に読み進める方法を採用。専門用語や見慣れない漢字があるため最初は時間がかかりましたが、その分記憶への定着がしっかりと感じられ、用語なども比較的覚えやすかったと思います。
過去問や予想問題を解く際も同様に、下線を引きながら一文字一文字丁寧に読みました。試験2〜3ヶ月前までは、フォーサイトの教材だけに集中していましたが、本番の雰囲気やペース配分に慣れるために、大手資格学校の模試を2つ受け、フォーサイトのものと合わせて合計4回の模試を受講しました。
最後の2ヶ月はテキストは一切読まず、過去問と模試をひたすら繰り返し解いて論点を頭に染み込ませるイメージで取り組みました。manabun(eラーニング)も活用し、通勤時間や休憩時間などのスキマ時間を有効活用できたことも大きかったです。
試験直前の挫折と踏ん張り
試験2ヶ月前から模試を受け始めましたが、毎回判定は「DかE」という厳しい結果でした。これだけ勉強してきたのに手応えがなく、選択式は基準点を超えているものの、択一式は模試の段階では一度も基準点に達することができませんでした。
試験2週間前に最後の模試としてフォーサイトの模試に取り組んだ際も、択一式では33点と例年の合格基準にはほど遠く、科目別でも基準割れするものがあり、「絶対に受からない」と心が折れそうになりました。
しかし、様々なものを我慢して勉強を続けてきた自分に対する責任感と、もう一年勉強を続けることへの拒否感から、最後の2週間は心の中では「無理だ」と思いながらも必死に机に向かい、過去問と予想問題を解き続けました。何かラッキーが起きるかもしれないという、神頼みに近い思いで勉強を続けたのです。
試験前日は緊張で勉強に集中できない状態でしたが、最後の2週間、気持ちが切れそうになりながらも勉強時間を確保し続けたことが、結果的に合格につながったと思っています。
試験当日の体験と合格の喜び
北海道での受験だったため、大きな会場に北海道全域からの受験者が集まり、その人の多さと会場の広さに圧倒されました。しかし、これまでの勉強時間を振り返りながら深呼吸を繰り返し、集中力を保つことを意識しました。
午前の選択式は模試の段階から得意としていたので、しっかりと集中力を保ち、手応えを感じながら終えることができました。昼食は会社のデスクで取りながら、午後の択一式に備えて法改正テキストを読み返しました。
午後の択一式は長丁場で、集中力を3時間半保ち続けることは難しいと予想し、2時間経過時点で一度トイレ休憩を取る計画を立てていました。解きながらあまり手応えは感じられず、その状態で問題を解き続けることは精神的にとても辛い時間でした。しかし、「ラッキーで当たる問題もあるかもしれない」と最後まで諦めずに解き進めた結果、残り5分で2問という状況でなんとか全問解答できました。
試験終了時点では「今回は落ちただろう」と思い、来年の再受験を考えながら帰宅しました。しかし、その夜に出た解答速報で自己採点をしてみると、思いのほか択一式の正答率が高く、例年の基準点より2〜3点高いスコアを取れていることがわかりました。嬉しさよりも驚きを感じると同時に、試験2週間前で諦めかけた時も勉強を続けた自分に感謝の気持ちが湧きました。
合格発表日は結果を見る前にとても緊張しましたが、自分の受験番号が掲載されているのを確認した瞬間の喜びはなかなか味わえるものではありません。苦しい時間を耐えることでしか味わえない達成感や満足感は、取り組んだ人にしか得られない大切な財産となります。
試験合格後も社労士の登録へ向けていくつかの手続きがありますが、何よりも自信がついたこと、勉強を始める前とは全く違う自分になれたことを実感しています。この経験は他のどんなことにも役立つものであり、挑戦して本当に良かったと思っています。
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講師コメント
合格おめでとうございます!多忙な仕事と両立しながら、社労士という難しいと言われる資格に3ヶ月という短期間で合格されたことに心より敬意を表します。
特に印象的だったのは、模試でD〜E判定という厳しい結果が出ても諦めず、最後の2週間を踏ん張り抜いた精神力です。社労士試験は範囲が広く、多くの受験生が苦戦する試験ですが、あなたの「効率的な学習計画」と「諦めない心」が見事に実を結びました。
勉強時間を記録し進捗を可視化する方法や、テキストに下線を引きながら音読するという丁寧な学習法は、他の受験生にとっても大いに参考になるでしょう。限られた時間の中で最大の効果を出すには、緻密な計画と「スキマ時間」の徹底活用が不可欠です。通勤中の音声学習や、昼休みの短時間問題演習など、日々の細切れ時間を積み重ねることで、大きな学習量を生み出すことができます。
この合格体験は、「社労士は難しい」という先入観に囚われず、効率的な学習法と強い意志があれば、短期間でも合格できることを証明してくれました。今後のキャリアにおいても、この経験が大きな自信となることを願っています。