
「社労士試験は暗記だけでは無理!」2回目の挑戦で見えた効率的な学習法と合格への道
2年目の挑戦で社労士試験に合格できた私の体験をお伝えします。1回目は過去問の暗記に頼りすぎて失敗。2回目は学習方法を根本から見直し、「理解」と「反復」を重視した戦略で見事合格を勝ち取りました。多くの社会人が挫折する社労士試験ですが、効率的な学習法と継続する力があれば、必ず突破できます!
1回目の失敗から学んだこと
社労士試験の勉強を2017年9月から始め、2回目の挑戦となる2019年8月の試験で合格することができました。最初の挑戦で痛感したのは、単なる暗記だけでは社労士試験は突破できないということです。
1回目の受験では、フォーサイトの過去問題集だけを繰り返し解いていました。しかし、何度も同じ問題を解くうちに、問題そのものを暗記してしまい、本当の実力が身についていないまま本番を迎えてしまったのです。結果は惨敗。模試も本試験も良い成績を残せませんでした。
この失敗から、「暗記」ではなく「理解」を重視した学習法に切り替える必要性を痛感しました。
基礎学習の効果的なアプローチ
フルカラーテキストの活用
フォーサイトから届くテキストは、カラー印刷で非常に見やすく、初学者にも理解しやすい内容になっています。特に労働法や社会保険法の基礎知識を身につける段階では、このテキストと映像講義を組み合わせた学習が効果的でした。
音読の威力
黙読よりも音読の方が記憶に残りやすいことを実感しました。特に自宅で学習する際は、声に出して読むことで知識の定着率が格段に上がります。
教材は1つに集中
複数の教材に手を出さず、フォーサイトのテキスト1冊に集中したことが功を奏しました。何十回も同じテキストを見直すことで、「あの単語はこのページにあって、その見開きにはこんなことも書いてあったな」とイメージとして記憶できるようになります。これが本試験で知識を引き出すために非常に重要でした。
まとめノートは作らない選択
私はあえてまとめノートを作成しませんでした。理由は単純で、テキストの他にノートを作ると持ち歩きに不便だからです。科目横断的な知識も、どれか1つのテキストに書き込む方法を選びました。
日常生活に溶け込ませる工夫
家中に付箋やメモを貼り付け、特にトイレやお風呂など必ず立ち寄る場所に重要ポイントを掲示しました。一時期はスマホの壁紙を健康保険法の高額医療費のページのスクリーンショットにしていたこともあります。毎日目に触れる環境作りが記憶定着の鍵です。
過去問攻略の正しい方法
全科目ランダム学習の効果
2回目の挑戦では、インターネットの無料過去問サイトを活用し、毎日全科目をランダムに一問一答形式で解きました。これにより、「今日は雇用保険だけ」といった偏った学習を避け、常に様々な科目に触れる環境を作りました。
問題を解いた後の深掘り
正解不正解にかかわらず、問題の出典元となった科目のテキストを開き、その論点のページとその前後約10ページを音読するという方法を実践しました。これにより、毎日すべての科目に触れることができ、重要論点の反復学習が自然と行えるようになりました。
数字の暗記には語呂合わせが効果的
「○年」や「○○万円」といった数字は、語呂合わせを駆使して覚えました。加藤先生の映像講義でも覚え方のコツが紹介されていますが、自分の趣味や有名人、名所などと絡めた語呂合わせは特に忘れにくいです。本試験でキーワードを見かけたときに、いかに多くの関連知識を引き出せるかが合格のカギです。
科目別の攻略ポイント
労働基準法
キモは「労働時間・休憩・休日」です。変形労働時間制や36協定、有休などは必ず出題されると思って対策しましょう。単に上限の数字を覚えるだけでなく、応用問題にも対応できるよう理解を深めることが重要です。
労働安全衛生法
総括安全衛生管理者や安全管理者といった部門担当の名称や指導先、義務や努力義務の違いがポイントです。似た名前でも論点が大きく異なる場合が多いので注意が必要です。
労災保険法
労災の事例問題は1問必ず出題されます。無数にある事例をすべて覚えるのは不可能なので、テキストと過去問で基本を押さえた上で、常識的な選択肢を選ぶ訓練をしましょう。
雇用保険法
失業等給付は必ず出題されます。個々の単語を理解していても、失業から給付までの流れを問われると混乱することがあるので、点ではなく線で覚えることが大切です。
労働保険徴収法
本試験では4点分の出題があります。「○○である」というタイプの問題が多いので、正確に覚えていれば確実に得点できます。金額・期日・起算点を正確に押さえましょう。
健康保険法
テキストが急に分厚くなる科目です。それだけ重要度も高く、択一式では10点配点されています。届出の期日は年金法と似て非なる部分があるので注意が必要です。
国民年金法・厚生年金保険法
初学者には非常に難しく感じる科目です。この2科目は一体不可分なので、1F2F部分でどのように連動しているかを理解することが重要です。
労一・社一
択一式ではそれぞれ5問ずつの出題です。労一については対策が難しいですが、労働契約法は出題可能性が高いので押さえておきましょう。社一はキーワードの把握に努め、特に社労士法は「やってはいけないこと」と「処分」に注目すると良いでしょう。
直前期の効果的な対策
法改正対策の重要性
直前期で最も重要なのは法改正対策です。前年度のテキストを使用している場合は、6〜7月頃までに知識のアップデートが必須です。
横断整理の実施
この時期になると科目単体では整理ができているはずなので、似通ったワード・フレーズ・条文・年数などの横断整理を行いましょう。
模試は無理に受ける必要なし
意外かもしれませんが、模試は無理に受ける必要はないと考えます。難易度が高く、合格見込みの点数を取ることは難しいため、試験直前に気落ちするリスクがあります。それよりも、一問一答形式で基礎の修練を続ける方が効率的です。
試験当日の心構えとテクニック
回答はファーストインプレッションを大切に
不合格だった年は、選択式の健保で見直し中に回答を変えた結果、基準点を割ってしまいました。最初の直感を信じることも大切です。
試験の解く順番を工夫
択一式は労一社一を最後に回しましょう。考えても分からない問題が多く、ここで時間を使うと肝心の社会保険法でタイムオーバーになる恐れがあります。
体調管理と環境整備
当日は長時間の集中力が必要です。食事は消化にエネルギーを取られないよう適量に。会場の椅子が固い場合に備えて、タオルケットを座布団代わりに持参するのもおすすめです。
休憩時間の有効活用
お手洗いでの一時退出を利用して、体をほぐす伸ばし運動をするなど、リフレッシュの時間を作りましょう。
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講師コメント
合格おめでとうございます!多忙な日々の中、効率的な学習を追求し、見事に合格を勝ち取られたことに心より敬意を表します。特に印象的だったのは、1回目の失敗から学び、学習方法を根本から見直された点です。単なる暗記ではなく理解を重視し、日常生活に学習を溶け込ませる工夫は、まさに社会人学習者の模範といえるでしょう。
フルカラーテキストの活用や、音読による記憶定着、そして全科目ランダム学習という効率的な方法は、限られた時間の中で最大の効果を出すための素晴らしい戦略でした。特に「毎日勉強しない日はなかった」という継続力こそが、難関試験突破の原動力となったことでしょう。
今後もその学習姿勢と時間管理のスキルを活かし、社労士としてさらなる活躍をされることを期待しています。