
視覚障害を乗り越えて!社労士試験はきつくても過去問の徹底分析で2度目の合格
社労士試験は視覚障害という大きなハンディを抱えながらの挑戦でした。1回目の不合格で「時間が足りない」「年金分野が弱い」という課題を明確に認識。2度目の挑戦では、苦手分野から取り組み、過去問を徹底的に分析する戦略で見事合格を勝ち取りました。朝4時からの学習と通勤時間の有効活用が実を結んだ合格体験をご紹介します。
苦手分野から始めた2回目の挑戦
私は朝型の生活スタイルを活かし、毎朝4時から6時半までの2時間半と通勤時間約1時間を勉強時間に充てました。2回目の挑戦だったため、試験の全体像は把握していましたし、自分の弱点も明確でした。特に年金関連が苦手だという認識があったので、昨年11月、12月は国民年金と厚生年金保険の分野を過去問とテキストでおさらいすることから始めました。
苦手分野から取り組むという戦略は、精神的にはきつい選択でしたが、試験対策としては正解だったと思います。12月からは2010年度用の教材に取り組み始めました。
効率的な学習法の確立
勉強の進め方にはかなり工夫を凝らしました。まず、講義のCDを携帯プレーヤーに落としたものを通勤時間に聴き、翌朝にテキストで精読するという方法を採用しました。これにより、インプットとアウトプットのサイクルを効率的に回すことができました。
また、1回目の受験の反省から、過去問を繰り返し解くことの重要性を痛感していたので、毎日最低5問以上は過去問に取り組むよう心がけました。単に解くだけでなく、選択肢それぞれが「なぜ正しいのか」「なぜ間違っているのか」を丁寧にチェックし、教科・章ごとにメモしていく方法を実践しました。
このメモ作業を続けると、同じ内容のメモが何度も出てくることがあり、それは自分の記憶が定着していない証拠だと気づきました。この気づきが学習の質を高めてくれました。最終的に、講義CDを2回聴き、テキストを2回精読し、過去問は3回繰り返すことができました。
視覚障害という特別な事情との闘い
私には視覚に障害があるという特別な事情がありました。受験にあたっては、文字を拡大する機器の持ち込みと、1.25倍の試験時間の延長を申請し、認められていました。
しかし、時間延長があったとしても、私の読み速度は健常者の2倍以上かかります。特に午後の択一式では多くの文章を読まなければならないため、社労士試験はかなりきつい試験でした。1回目の受験で時間が足りないことを痛感していたので、比較的得意な労働法の分野で時間に余裕を持たせようと試みましたが、うまくいきませんでした。
健康保険法以降は、5つの選択肢をすべて読む時間的余裕がなかったため、正解だと思った選択肢に出会った時点で次の問題に進むという戦略を取らざるを得ませんでした。
午後は延長時間を含めて4時間15分の試験時間でしたが、終了時には目と身体の疲労でぐったりしてしまいました。試験開始から2時間が経過した時点で、解答の進み具合が思ったより悪く、疲労から試験を投げ出したくなる瞬間もありました。しかし、「2年間頑張ってきたんだ」と自分に言い聞かせ、最後まで諦めずに取り組みました。
予想外の合格通知
試験終了時は、時間不足と午前の選択式の厚生年金保険で失敗したという思いから、「今年もダメだったな」と諦めていました。そのため、11月5日のネット発表も確認していませんでした。
翌11月6日の午後、試験センターからA4サイズの書留郵便が届きました。前年は成績が記載されたはがきだったので、「もしや」と期待が膨らみました。
ドキドキしながら封を開けると、そこには合格証書が入っていました。90%以上諦めていたので、驚きと共に大変嬉しく、興奮した瞬間でした。諦めずに最後まで取り組んだことが実を結んだのです。
合格を支えた教材と学習ツール
私が社会保険労務士の試験に挑戦しようと思ったのは、仕事に役立てるという面もありましたが、自分の力を試したいという気持ちが大きかったように思います。
フォーサイトの教材、特に加藤先生の講義CDはポイントを押さえており、大変役立ちました。テキストもよくまとまっていて、読みやすかったです。フルカラーのテキストは視覚障害がある私にとっても見やすく、要点が明確に整理されていたことが学習効率を高めてくれました。
また、manabun(eラーニング)を活用することで、通勤時間などのスキマ時間を有効に使うことができました。フォーサイトの教材に絞って2年間勉強したことが、今回の合格につながったと言っても過言ではありません。私の自己実現に力をお貸しくださり、とても感謝しております。
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講師コメント
合格おめでとうございます!視覚障害というハンディを抱えながらも、見事に社労士試験に合格されたことに心より敬意を表します。朝4時からの学習時間の確保や通勤時間の有効活用など、限られた条件の中で最大限の効果を引き出す工夫が素晴らしいです。
特に印象的だったのは、苦手分野から取り組むという勇気ある選択と、過去問の徹底分析です。選択肢が「なぜ正しいのか」「なぜ間違っているのか」を丁寧に分析するアプローチは、単なる暗記ではなく本質的な理解に繋がる優れた学習法です。
試験中に諦めたくなる瞬間があったにもかかわらず、2年間の努力を思い出して踏ん張られた精神力も称賛に値します。この合格体験は、同じように困難に直面している多くの受験生にとって、大きな励みとなることでしょう。今後のご活躍を心より願っております。