
社労士試験に合格!過去問と家事の両立で実現した40代女性の合格体験記
総務職の傍ら家事をこなしながら、社労士試験に挑戦し見事合格。「これなら続けられる」と思ったフォーサイト教材との出会いから、コロナ禍での学習中断を乗り越え、800時間以上の学習で掴んだ合格までの道のりをお伝えします。
受験のきっかけと最初の壁
総務部で人事労務手続きを担当していた私は、社会保険や雇用保険の適用関係、労働保険の年度更新など、社労士試験で問われる実務をある程度経験していました。試験への興味はあったものの、日々の業務と家事、子どもたちの進学などが優先され、なかなか一歩を踏み出せずにいました。
管理的業務にシフトした昨年9月頃、偶然にも加藤先生のブログを目にする機会がありました。ちょうど昨年の試験の所感などが書かれており、興味が湧いたのでフォーサイト教材のサンプルを取り寄せてみることに。DVDと労基テキストを試してみて「これなら続けられそう」と感じ、バリューセット2を申し込みました。
社内で多少融通の利く立場になり、子どもたちも自宅外へ進学していったことで「自分が自由に使える時間」が確保できそうなタイミングでの加藤先生のブログとフォーサイトサンプル教材との出会いは、今思えば奇跡的なものでした。
しかし、実際に勉強を始めてみると、実務と試験は全くの別物。DVDを見ながらテキストを読んでも、内容が頭に入ってこない日々が続きました。二神先生の説明も右から左へと抜けていき、「今日はもうやめよう」と早々に切り上げることも少なくありませんでした。
勉強を始めた当初は、帰宅後にDVDを見ながらテキストを読むのが基本でした。manabun(eラーニング)もスマホ、タブレット、会社PCの3か所からいつでも入れるようにしていましたが、平日に時間を作るのが難しく、「通勤時間の利用」も車通勤のため活用できませんでした。
テキストを読み進めていくとmanabun(eラーニング)のチェックテストにチャレンジできるようになり、多少「スキマ時間」も活用するようになりましたが、当時の予定ノートには「今日はもう寝る」「疲れた」といった文字が並び、時期的に繁忙期だったこともあって理解も進まず、手ごたえのない日々が続いていました。
コロナ禍での挫折と再起
3月頃からコロナの影響が実務にも出始め、人事労務関連手続きで忙殺される日々。世間でリモート勤務が推奨される中、通常通りの出社を余儀なくされていました。
下の子が通う学校の休校が決まり、自宅へ戻ってきてからは家庭内でも感染防止に気を付ける生活が始まりました。学校再開はオンラインで5月半ばから、登校は6月に入ってから。その間、子どもが精神的に不安定になっていたこともあり、自宅ではできるだけ一緒に過ごすことを優先した結果、勉強はこの時期ほぼストップしてしまいました。
それでも受験申込だけはしておきました。「勉強できるようになったら絶対合格するまで勉強する」と。閉塞感しかなかった時期でしたが、逆に不思議とやる気が湧いてきたのです。
本格的な学習開始と挫折からの学び
6月に入ってから本腰を入れて勉強を始めました。それまではとりあえずテキストに全部目を通して、過去問を1周なんとかこなした程度で、知識は全く身についていない状態。学習の中身がスカスカだったのです。
eライブスタディは欠かさず参加していましたが、範囲の予習をしていてもなかなか論点が見極められず、毎回撃沈する状況でした。それでも二神先生の講義は解説も、時々挟まれるネタもテンポがよく、参加を楽しみにしていました。
ある日、自分なりに予定を組んで勉強していたことで講義範囲の予習に時間を取れず、そのまま参加した回で作問者の意図に見事に引っかかり誤答。その誤答に対する先生の解説に呼応して「勉強不足!」とチャットにコメントがありました。瞬間的に自分に言われたと思い、胸が痛くて涙が出てしまいました。「こんなに頑張って時間作って勉強してるけど勉強不足なんだ…」と。
先生はすぐに対応してくださいました。「みんなが今勉強している箇所は人それぞれだから勉強不足って言葉は当てはまらないんだよ」と。この言葉も自分に向けられたものだと感じました。確かに私は講義範囲とは別のところに取り組んでいた。今日の誤答=勉強不足ではない。試験当日に正解できればいいのです。
この経験から、その後のeライブスタディには参加はしたものの、チャット機能は使わず、コメント欄も隠し、先生の問いかけには画面越しに声で答えるというアナログな方法で参加することにしました。
過去問と模試で実力を養う
過去問の解き方は二神先生に教わった通り、全ての肢の正誤を判断し、その判断理由等をノートに記載してテキストに戻って確認するという方法を直前まで続けました。この方法だと1時間に12問程度しか解けませんでしたが、1問解く間に何倍もの学習ができます。先生の言葉を信じてとにかく続けました。
ノートはフォーサイトの専用ノートを使い、セットについていたノートの残りが6月時点で2冊だったため、5冊追加注文。「絶対使い切る!」という覚悟で臨み、結果的に試験前には足りなくなるほどでした。択一の一問一答などもこのノートを使ったので、単純計算で1.7万を超える肢に取り組んだことになります。タイムアタック的な訓練はチェックテストや確認テストを活用しました。
模試はセットについていたものと模試講座の2回分で計3回実施。いずれも自宅で試験当日の時間通りに「マスクをつけて」臨みました。択一の時間配分や服装、昼食についても当日を想定して自分なりに工夫し、できるだけ実戦モードを心がけました。結果は散々でしたが、「本番じゃなくてよかった」と思うようにし、新たな弱点発見のチャンスと捉えるようにしました(実際はかなり落ち込みましたが)。
学習が日常になるまで
二神先生がよく「だんだんわかってくると学習が楽しくなっていくらでも問題が解けるようになるから、そこまでたどり着けるように日々の積み重ねを」とおっしゃっていましたが、私自身がそこまで「楽しく」解けていたかは不明です。でも直前期には平日でも4時間以上、土日は6時間以上勉強していても平気になっていました。
取り組み始めた頃が嘘のようでしたが、一度問題を解き始めると集中できるようになり、「ちょっと疲れたな」と感じるのが大体1時間後。10分程度休憩してまた1時間というペースで問題を解いていくことに抵抗がなくなっていました。
今ノートを見返すと、最初の頃は丁寧な字で解答解説を写すだけでしたが、直前期は科目横断的な内容をあちこちに書きなぐっていて、バラバラだった知識が徐々に紐付けられていく様子が読み取れます。おそらく自分でも気づかないうちに少しずつ力がついていったのでしょう。総学習時間は800時間を超えていました。
試験当日の緊張と葛藤
前日に加藤先生と二神先生の応援動画に勇気をもらいました。加藤先生のヤマ当て動画も何度か確認していましたが、10科目もあると「ここが出る!」というポイントがありすぎて、それ「ばかり」を追うのは最初からやめていました。
加藤先生の「ダメかもしれないと思ったら合格も逃げていく。だから最後まであきらめてはいけない」という言葉が、結果的に当日の労一問題を解く踏ん張りになりました。
試験当日、割と選択式問題が解けている実感があり「これ、行けるかも?」と少々調子に乗っていた時に難問にぶつかりました。一瞬「ダメかも」と思い、精神的にかなり揺らぎました。その時に加藤先生の言葉が頭をよぎったのです。「絶対あきらめない!」
労一以外は3点取れる手ごたえがあったので、あとは労一だけ…ここで3点取れないと不合格。言葉の意味を考えながらできるだけ冷静になったつもりで選びましたが、おそらくかなり焦っていたのだと思います。結果、最初に入れた2か所のうちの1か所と粘ったうちの1か所が正解で2点でした。
当日夜の二神先生の選択式解答速報はどうしても見る勇気が出ず、自己採点ツールに解答を打ち込んでフォーサイトに送った後は疲れて眠ってしまいました。後日、労一の基準点が下がれば合格ラインに届きそうな総合点だったことを知りました。
合格発表までの日々と喜びの瞬間
加藤先生の総評をはじめ予備校等の集計結果から、労一は2点に引き下げ濃厚との予想でしたが、11/6の発表を見るまでは精神的に乱高下する日々が続きました。あれだけ確保していた学習時間分がぽっかり空いてしまい、気持ちがグルグルしてしまっていたので、発表を待たずに「目指せ!財務諸表の読める社労士!」と次の勉強を始めることにしました。
発表当日、インターネット官報で自分の番号を見つけ、何度も何度も見直し、見間違いでないことを確認しました。ふわふわした気分でmanabun(eラーニング)の質問箱から合格の報告をしたら、すぐに二神先生からおめでとうの返事をいただけて、しみじみ嬉しかったです。
今振り返っても「奇跡的」な合格としか思えませんが、偶然あの日加藤先生のブログに出会ったことで、この合格体験記を書くことができました。何かの縁だったのだと思います。今後は即開業登録の予定です。
加藤先生、二神先生、そしてフォーサイトの担当者の皆様、本当にありがとうございました。
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講師コメント
合格おめでとうございます!多忙な日々の中、家事と仕事を両立させながら800時間以上の学習時間を確保し、見事に目標を達成されたことに心から敬意を表します。
特に印象的だったのは、コロナ禍という予期せぬ困難に直面しても、「勉強できるようになったら絶対合格するまで勉強する」という強い決意を持ち続けられたことです。また、過去問に取り組む際の丁寧な学習法も素晴らしいですね。全ての選択肢の正誤を判断し、その理由をノートに記録するという地道な作業は、短期的には時間がかかりますが、長期的には確実な知識の定着に繋がります。
試験当日の労一問題での踏ん張りも見事でした。「絶対あきらめない」という心構えが、最後の最後で力を発揮したのですね。この経験は、社労士としての業務においても、困難な局面に直面した際の大きな財産となるでしょう。
これからの社労士としてのご活躍を心より期待しています。財務諸表にも精通した、総合的なスキルを持つ社労士として、さらなる高みを目指してください!