
社労士試験の暗記に苦戦!3度目の挑戦で難しい選択式を攻略した合格体験記
「社労士試験は難しい」と言われる理由を身をもって体験しました。2回の不合格を経て、特に選択式の労一で涙をのんだ経験から、3度目の挑戦で合格を勝ち取るまでの道のりをお伝えします。基本の徹底と問題演習の量が、この難関資格突破の鍵となりました。
3回の挑戦を経ての合格
私は社労士試験に3回挑戦し、令和2年度試験でようやく合格することができました。3年間、フォーサイトの社労士講座にお世話になりました。
1回目の平成30年度試験はほぼ記念受験でしたが、2回目の令和元年度試験では選択式の労一で1点差に涙をのみました。3度目の正直としてリベンジ受験をし、ギリギリ合格を掴み取ることができたのです。
今回も選択式の労一(全問統計の名称という恐ろしい問題)に泣かされそうになりました。試験中、まったく答えが見当たらず、回答に自信がありませんでした。試験終了後、会場を出た時は「今年もダメか…」と半ば諦めていましたが、帰宅後の解答速報で3点取れたとわかったときは自分でも奇跡だと驚いてしまいました。
結果が運で左右されるというのはどんな試験でも多少はあるかと思いますが、そのウェイトがあまりに重いというのは受験生としては納得しづらいものです。1年、それ以上の期間をかけて挑戦しているのですから。
社労士試験のような難しい試験では、基本を徹底的におさえ、問題を解くスピードを上げた上で、残った最後の力を可能な限り難問に注ぎ込むしかありません。 今回の試験で言えば、私は選択式の試験時間80分のうち、他の科目を40分で終わらせ、労一だけに40分かけていました。分からなくても、問題にかじりついてかじりついて、なんとか1点をもぎとるという、泥臭さが必要な試験なのだと、改めて感じました。
合格のための学習戦略
3回の挑戦を経て、最終的に合格するために行った具体的な学習方法をご紹介します。
問題演習中心の勉強
今年の試験に向けては、基礎、過去問、法改正の3本の柱を攻略することを意識し、過去の2回の受験時以上に問題演習を徹底して行いました。この成果か、特に年金科目を得点源にすることができるようになり、総得点での足切りに不安がなくなったのは非常に大きかったです。
#### 基礎知識の習得
基礎講座によるインプットは基本1周のみとし、不得意な部分のみ複数回視聴しました。社労士試験の暗記対策として特に効果的だったのは、manabun(eラーニング)を活用したことです。 チェックテスト、確認テスト、単語カードをスキマ時間も含めて何周も行いました。特に単語カードについては選択式対策にもなると考え、試験直前までお世話になりました。
#### 過去問徹底攻略
過去問講座のテキストを全科目最低3周は解きました。3周の間に間違えた問題、合っていたとしてもあやふやな肢をとりまとめた不得意問題集を自身で作成し、試験前はとにかくその問題集を解きまくりました。
#### 法改正対策
直前対策講座の法改正対策編を中心に、各科目の基礎講座テキストに戻って法改正部分を重点的に確認しました。また法改正対策編テキストの確認テストも3回以上回しました。
また直前期のeライブスタディのライブ講義も活用しました。毎回、テーマ別に問題演習と解説を行えたので、テキストだけでは拾えない細かな知識も教えていただけて非常に参考になりました。
「落ちないための」一般常識科目対策
毎年多くの受験生を苦しめ、また私自身も前年1点に泣いた一般常識対策ですが、統計など時事問題も多いため、過去問での対応も難しく本当に考えれば考えるほど沼にはまり込む世界であるため、対策が非常に難しいところでした。
フォーサイトのテキストとあわせて他社のテキストも購入して対策を行いましたが、特に今年の直前講座から増えた白書対策編は非常にお世話になりました。社一の社会保障費用統計も的中しており、本当にやっておいてよかった対策でした。
白書対策編の講座内でもお話がありましたが、社労士試験の難しい一般常識は、積極的に点を取りに行く対策ではなく「落ちないための対策」が本当に大切です。
自分を信じることができるまでやる
「試験終了直前、答えを変えたら、最初に選んだ選択肢が正解だった」というパターンは本当によくあることで、私も令和元年度試験でやってしまいました。「原則として答えは変えない」と言いながらも、やはり不安になって変えてしまうのは受験生の心理としては致し方ないものだと思います。
これについて思ったことは、結局のところ、「自分を信じることができるまでやり続ける」しかないということでした。
具体的には、私は「時間と量」で計りました。日々の勉強時間、書込み済みの演習ノートの数、暗記カードの数など、「自分はこれだけやったんだ」と思えるだけの勉強をしました。
人によってそう思えるタイミングは異なるとは思いますが、自分を信じることができるよう、試験日までやり続けることで、試験の最後に底力として出てくるのではないかと思います。
コロナ禍での試験対策
令和2年度試験は新型コロナウィルスの蔓延により、試験勉強以外の日常生活も大きく変わる中で、例年にはない様々な不安が受験生にのしかかった試験でした。そんな大きなプレッシャーの中、歴史に残る年に社労士試験に合格できたことは、自分にとっての大きな自信となりましたし、色々な意味で一生忘れられないものになりました。
時代が大きく変わる中で、社労士の必要性やニーズは更に高まっていくのではないかと思います。これから社労士に挑戦される方も増えていくのではないかと思います。
私の経験が、社労士試験の合格への一助になれば幸いです。
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講師コメント
合格おめでとうございます!複数回の挑戦を経ての合格は、並々ならぬ努力と、学習戦略の見直しという賢明な判断の賜物です。過去の経験から学び、自身の弱点と真摯に向き合った姿勢が、今回の勝利に繋がりました。
特に印象的なのは、問題演習の徹底と時間配分の工夫です。選択式の労一に40分を集中投下するという戦略は、まさに試験の特性を理解した上での賢明な判断でした。また、manabun(eラーニング)を活用した暗記対策や、自作の不得意問題集の作成など、効率的な学習法を実践されたことも素晴らしいです。
社労士試験は難易度が高く、特に一般常識科目は多くの受験生を悩ませますが、「落ちないための対策」という視点は非常に重要です。この経験と知見は、今後の実務においても大いに役立つことでしょう。その粘り強さと適応力は、今後どんな困難にも立ち向かえる力となるはずです。