抵当権とは
抵当権とは、金銭の消費貸借契約などと同時に設定するもので、端的にいうと、金銭債務等を弁済できなかった場合に、抵当権を設定した不動産を競売に付し、その代金から優先的に弁済を受けるものです。
不動産の所有者と債務者が同一の場合と、不動産の所有者と債務者が異なる場合があります。
抵当権の登場人物
抵当権には、以下の3つの登場人物がいます。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| 抵当権者 | 抵当権の権利者 |
| 抵当権設定者 | 自己の不動産に抵当権を付ける人 |
| 被担保債権 | 担保される債権 |
また、抵当権は交換価値の把握といわれますように、抵当権の対象となる不動産の所有権や使用権限などは競売がなされるまでは抵当権設定者にあるのが大きな特徴です。
債務者と抵当権設定者が同一の場合
債務者と抵当権設定者が同一の場合とは、お金を借りた人(債務者)が自分自身の不動産に抵当権を設定するケースです。たとえば、AがBにお金を貸し、B自身が所有する土地に抵当権を設定する場合がこれにあたります。
この場合、Aが抵当権者、Bが債務者であり抵当権設定者となります。AのBに対する貸金債権が被担保債権です。
債務者と抵当権設定者が異なる場合
不動産の所有者と債務者が異なる場合、つまり第三者が自己の不動産に抵当権を設定するケースでは、債権者(抵当権者)と債務者の間に貸金債権の関係があり、債務者とは別の第三者が自分の土地に抵当権を設定します。
この場合、抵当権設定者のことを物上保証人と呼びます。


