受験資格・試験実施機関
2の1番「受験資格・試験実施機関」の項目です。ここは覚える必要はありませんので、確認しておいていただければ十分です。
受験資格は誰でも受験ができます。年齢、学歴、国籍に関係ありません。
試験実施機関は、一般財団法人 行政書士試験研究センターです。電話番号やホームページがありますので、ホームページは必ず最初に確認しておいてください。このホームページからさまざまな情報が発信されますので、頻繁にアクセスされることをおすすめします。
受験スケジュール
続いて、2の2番「受験スケジュール」です。毎年お伝えしていますが、受験手続は各自で行ってください。
7月の終わり頃になりましたら、先ほどのセンターのホームページでしっかり確認しておいてください。
本試験は毎年11月の第2日曜日と基本的に決まっています。時間は13時から16時です。
合格発表は年をまたいで1月の最後の週となっています。この点も確認しておいてください。
試験科目と出題数
2の3番「試験科目と出題数・配点・合格基準」を見ていきます。まず試験科目と出題数です。大きく分けて法令と基礎知識の2つがあります。
法令の方が量が多くて、法令は全部で46問。基礎知識は全部で14問。合計すると60問です。
基礎知識を先に見ておきますと、基礎知識は択一式試験しかありません。一般知識・行政書士法などから7問から8問、情報通信・個人情報保護法の分野から3問から4問、文章理解は毎年必ず3問出題されます。合計で14問になります。すべて択一式試験です。
そして法令はまず択一式の試験が基礎法学・憲法・行政法・地方自治法・民法・商法。多肢選択式が憲法と行政法。そして記述式は行政法が1問、民法が2問ということになっています。
これを見ると、行政法は地方自治法も含めると択一式で19問、多肢選択式で2問、記述式で1問、全部で行政法は合わせて約21問。次に民法が択一式で9問、記述式で2問、全部で11問。大半の問題が行政法と民法で占められていることがわかります。
次に多いのが憲法で、択一式5問と多肢選択式1問で合わせて6問です。
配点と合格基準 ― 記述式の重要性
配点で1番ポイントになるのは記述式です。記述はたった3問しか出ませんが、配点は各20点ありますので全部で60点になります。この配点の大きさが重要です。
なぜ記述が大きいかというと、合格基準点がその下にありますが、法令科目が122点以上、基礎知識が24点以上。そしてポイントとなるのが、合格点は原則180点です。
180点を取れば必ず合格します。その際、記述は60点分もあります。つまり択一で120点、記述で満点の60点を取れば、合計で180点に達するのです。
もちろん、これは簡単ではありませんが、逆に言うと普通の5択の択一は配点4点です。記述1問は20点ですから、実に5問分に相当します。これは非常に大きい配点です。
最近の行政書士試験では民法と行政法の出題が細かくなっているとも言えます。難しくなっているとも言えますが、どちらかというと難易度が上がったというよりは、細かい部分まで問われるようになった印象です。そうなると、そこでしっかりと点数が取れるかどうか。さらに記述の出来が合否に関わってくるという事例が数多くあります。
現実問題として、合格者の方でも、例えば択一で140点台や150点、160点を取り、最後は記述の得点にかかっていた、というケースがあります。記述の出来が良かったので合格できた、記述が書けなかったので合格できなかった、ということが毎年のように起きています。
逆に言えば、記述をしっかり対策しないと行政書士試験は厳しいと言わざるを得ません。もちろん択一だけで180点を取れればよいのですが、最近はそれが難しくなっているため、やはり記述をしっかりと勉強する必要があります。このような理由から、点数配分をよく確認しておいてください。
最近の受験データ
最後に、最近の受験データについてです。驚くべき内容もあります。
2006年、20年近く前は受験者数が7万人を超えていました。合格率も4.79%でした。
最近は受験者数は4万7000人台で、合格率は12.90%。ここ数年を見てもおおむね合格率は10%を超えています。昔に比べれば少しは門戸が広がったと言えます。
受験者数も一時期に比べれば少し減っていますが、近年は再び増加傾向にあり、行政書士の人気も回復してきていると言えます。
合格率は皆さんが最も気になるところだと思いますが、おおむね10%から11、12%程度と考えておけば間違いありません。


