40代男性の奮闘!行政書士試験模擬試験の結果に一喜一憂しながらも合格を勝ち取った体験記
2度の不合格経験を乗り越え、妻の後押しで再チャレンジを決意。教材選びに悩みながらも、1つの教材を信じ抜いた結果、見事合格を果たした40代会社員の軌跡をお届けします。
合格までの道のり - 2度の挫折から再挑戦へ
「よし!やろう!⇒けど、合格できる保証はないし…⇒そんなことない!やる!⇒でもなぁ…」
この葛藤に身悶えする43歳の私の姿が、行政書士試験への3度目の挑戦の始まりでした。20代、30代で2回の不合格を経験し、もう諦めていた私の背中を押してくれたのは妻でした。
「せっかくだから合格するまでやればいいのに」
その一言が、再挑戦の直接的なきっかけとなりました。漠然と将来は会社勤めではなく独立して生計を立てたいという思いもあり、その第一歩として行政書士の資格取得を目指すことにしたのです。
過去の失敗を振り返ると、教材を手当たり次第に購入し、体系的な学習ができていなかったことが敗因の一つ。今回は妻のアドバイスもあり、ちゃんとした教材を選ぶことから始めました。
通学と通信教育を検討した結果、時間の融通が利く通信教育を選択。様々な予備校を比較検討した末、「高すぎず安すぎない」フォーサイトの講座に決めました。
試験勉強の開始 - 不安と葛藤の日々
5月28日、待ちに待った教材が届きました。しかし、最初の印象は「あれ…失敗したかな…」というものでした。
特に行政法については、他の教材と代わり映えしない文字だけの説明に失望。「もっと図解や具体例があれば理解しやすいのに」と思いました。会社法についても、「なぜこういう規定ができたのか」といった背景の説明がもっとほしいと感じました。
しかし、すでにお金は支払い済み。残り5ヶ月ほどしかない中で、他の教材に手を出す余裕もありません。
「もういい!これだけのお金を取って提供してるんだから、編集してる方々もプロ意識持ってやってるんだろう!信じるしかない!」
こうして、内容よりもお金を支払った事実に基づいて腹をくくることにしました。
DVD講義は時間がないという強迫観念から、1.5倍速で視聴。講師の方は私の中では「常に少し早口な方」になりました。前回の勉強内容は全て忘れていたため、DVDを見ながら分からない部分はテキストで確認する形で進め、一通りDVDを見終えたのが1ヶ月後の6月27日でした。
効率的な学習法の模索 - 朝型勉強へのシフト
7月に入り、基礎講座を終えて過去問に取り組み始めました。当初は帰宅後の22時から25時過ぎまで勉強していましたが、眠気との闘いや予定が入ることで思うようにスケジュールが進まないことが多々ありました。
そこで取り入れたのが「朝勉強」です。目標は6時から8時までの2時間でしたが、実際には6時半スタートとなり、1時間30分ほどしか確保できないことも…。それでも、朝は眠気が覚めていくばかりで能率が良く、時間の確保も確実にできました。何より「おれ、朝やってるよ!」という気分がノリました。
朝は過去問を進め、夜は22時から眠くなるまで(だいたい23時頃まで)の1時間で朝の復習。時間が余れば一般知識に取り組むという流れを確立しました。
独自の学習サイクルの確立 - 過去問との向き合い方
9月に入ると、全ての過去問約1400ページを試験までの69日間で消化するという計画を立てました。1日の進行ページを抑える代わりに、日々の復習に力を入れる方針です。
具体的には、各教科を数ページずつ分けて(憲法4ページ、民法6ページなど)進め、その日から最低3日分遡った復習は必ず行いました。土日祝はスケジュールが遅れていれば進め、そうでない場合は復習に充てました。
過去の失敗経験から、「周回重視で1科目ずつ順番に消化していくと、2周目に入るころには最初に勉強していた部分は忘れてしまう」ことに気づいていました。そこで、「5周回す」ことよりも、「1周でもいいから何度も都度繰り返し覚える」ことを重視したのです。
この方法は私にぴったりハマり、無理なスケジュールを組むことなく、精神的にも楽に勉強を続けることができました。
試験直前の心理戦 - 予想問題との格闘
試験直前期になると、意外にも気の緩みが発生しました。これには自分自身も驚きましたが、「ここまで来たら焦っても仕方ない、今までの積み重ねだ」という気持ちが強くなったのです。
フォーサイトの予想問題では2回とも200点オーバー、昨年の過去問でも記述式抜きで190点ほど取れました。しかし、全く喜べません。過去の経験から、模擬試験で好成績を収めても本番で不合格になったトラウマがあったからです。
「過去問ベースで勉強して、過去問ベースの模擬試験をしたら、そりゃいい点が取れるよな…」という疑念が拭えず、むしろ不安が膨らむばかりでした。
試験当日と結果 - 予想外の展開
試験後、帰宅して泣きました。あまりの手応えのなさに。わずか5ヶ月の勉強で合格できるほどの記憶力も能力もないと思っていましたが、それでも朝晩頑張ったのに全く分からなかったことが悔しくて、40代のおっさんがグシャグシャになりました。
翌朝、自己採点をしてみると…「あれ?民法は予想通りさっぱりだけど、憲法と行政法がそこそこ正解してるな…」。結果、記述式以外で162点。足切りもクリアしていました。「これで記述式で18点取れれば合格だ!」と手が震えました。
そして1月30日、合格発表。見事に合格していました!
合格の秘訣 - 1つの教材を信じ抜いた結果
今回の合格の最大の要因は、ひとつの教材に絞ったことだと思います。
正直、最初はフォーサイトの教材自体を信じたわけではなく、「これだけの金額を取るプロを信じよう」という思いからスタートしました。しかし結果的に、一つの教材を信じて、曖昧な知識を広げずに確実な知識を蓄積できたことが合格につながったのです。
行政法と憲法はこの教材の範囲で十分でした。民法は苦戦しましたが、行政法のテキストをもっと理解していれば、民法で取れなかった分もカバーできたかもしれません。会社法はテキスト・過去問の理解を基に予測の範囲で答え、運よく正解できました。
過去2回の失敗を振り返ると、次から次に教材を買い求め、「これに書いてない知識を!」と100の曖昧な知識を求めていた結果が不合格だったのでしょう。
フォーサイトの講師が言っていた「1つの確かな知識」の重要性を、身をもって実感しました。
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講師コメント
合格おめでとうございます!多忙な日々の中、効率的な学習を追求し、見事に合格を勝ち取られたことに心より敬意を表します。モバイル教材やスキマ時間の活用は、まさにこの世代の皆さんの強み。これからも、限られた時間の中で最大の成果を出すための学習戦略を磨き続けてください。
特に印象的だったのは、「1つの確かな知識」を大切にされた点です。複数の教材に手を出して知識が散漫になるのではなく、1つの教材を信じ、それを徹底的に理解するという姿勢が合格への鍵となりました。この経験は、今後のキャリアにおいても大きな財産となるでしょう。