
行政書士試験の不合格経験を乗り越え、転職活動中に見事合格!
転職活動での挫折から一念発起し、わずか7ヶ月の学習期間で行政書士試験に合格。「60%の得点で合格できる」と甘く見ていた試験の壁を、効率的な学習法と徹底的な時間管理で乗り越えた体験談をご紹介します。
転職の挫折から資格取得への決意
私が行政書士の勉強を始めたのは4月でした。以前の会社を早期退職し、転職したものの、転職先があまりにもひどく、再度転職活動をしていました。しかし、なかなか転職先は見つからず、面接では不合格が続く日々。
面接での不合格が続くと、「自分は不要な人間なのか」「認めてもらえない人間なのか」という気持ちになってきます。しかし、元来ポジティブ思考の私は発想を転換しました。面接で認めてもらえないのであれば、自分の努力次第で取れる資格を取得しよう、と。
資格について調べてみると、行政書士試験は300点満点中180点(60%)を取れば必ず合格する試験だと知りました。高校受験や大学受験のように定員が決まっているわけではなく、自分さえ点数を取れば合格できる。しかも60%でいいのです。
このとき私は正直、かなりハードルが低い試験だと考えていました。数ヶ月後には高跳びくらいの高さになることを思い知るのですが…。
学習計画と教材選び
行政書士試験についてネットで調べていると、最も推奨されていたのがフォーサイトでした。早速サンプルを申し込み、届いた憲法分野のサンプルがとてもわかりやすかったので、迷わずDVDコースに決めました。
DVDコースは、テキストが映し出され、重要ポイントにアンダーラインが引かれたり板書されたりするので、初学者には特におすすめです。
申し込み後、翌日には教材が届き、「鉄は熱いうちに打て」とばかりに、やる気の冷めないうちに学習を開始できたのは大きなモチベーションになりました。
早速manabun(eラーニング)や合格手帳などで目標やスケジュールを設定しました。このスケジュール設定機能は本当に良かったと思います。1週間のスケジュールを睡眠、食事、通勤・通学、仕事などに分けて入力すると、勉強に当てられる時間と試験までの残り日数から自動的にスケジュールを組んでくれるのです。
独学で一番難しいのはスケジュール管理です。特に初学者の場合、テキストを読むのにどれくらい時間がかかるか想像もつきません。このスケジュール管理機能がなければ、闇雲に勉強を始めて手探りで進むことになっていたでしょう。
効率的な学習法と時間の活用
私は通勤に1時間半以上かかるため、その時間をほぼすべて勉強時間に充てました。通勤列車内でのテキスト読み、家から駅までの車での移動中、会社までの歩行中、乗り換えの移動中はすべてDVDから録音した音声データを聞いていました。休日の買い物中も音声データを流し続けました。
法律の勉強は最初はわからなくても、とりあえず進み、何度も繰り返すことが効果的です。
基礎講座を1周するのに1ヶ月かかり、2周目と過去問のA問題を6月中旬に終えました。過去問に取り組み始めると、最初考えていた「60%の合格点」がいかに高いハードルかを思い知らされました。さすが合格率10%を切る国家資格試験、甘くはありませんでした。
7月下旬に他社の無料模擬試験を受けたところ、300点満点で100点しか取れず撃沈。そこで実感したのは「時間が足りない」ということでした。行政書士試験は3時間で60問を解かなければならず、単純計算で1問あたり3分。しかし文章理解や多肢選択、記述問題は3分では解けません。
行政書士試験で大切なのは、10のあやふやな知識ではなく、1の確実な知識です。1肢ずつに悩んでいる時間はないのです。
記憶定着のための工夫
確実な知識を身につけるため、私は「合格カード」を徹底活用しました。トイレの時間、電車の待ち時間、入浴時間、寝る前など、あらゆるスキマ時間を合格カードの暗記に充てました。
私のやり方は、合格カード20枚程度を1単位として、次のように繰り返します: 1. 1日目:寝る前にその1単位分を学習 2. 2日目:朝(電車の待ち時間)に2周目 3. 3日目:3周目を実施
この3周でかなり記憶が定着しました。合格カードは全部で253枚あったので、約13単位に分けて毎日繰り返すと、1ヶ月で全体を2周できます。覚えたカードは抜いて単位を詰め、徐々に量を減らしていきました。
この学習法で記憶がしっかり定着し、「合格カード」は試験直前まで手放せない重要なアイテムになりました。実際、本試験の「問題6」で議院の権能が合格カードで覚えたそのままだったときは、思わずガッツポーズをしました。
記述対策と最終調整
9月からは記述対策にも力を入れました。行政書士試験の記述問題は60点配点で、最低でも部分点で24点、できれば30点以上は取っておきたいところです。答え方のテクニックもあるので、事前にしっかり練習することが重要です。また、記述対策は民法と行政法の択一の勉強にもなります。
試験前の1ヶ月は民法と行政法の勉強が中心になるため、基礎法学、商法、一般知識は9月までに終わらせておくことをお勧めします。私もフォーサイトで最初に設定したスケジュールを前倒しで完了しました。
10月からは過去問中心の学習に切り替え、土日のどちらかは他社の模試を受けに行きました。フォーサイト以外の模試は3校で4回分受験。どれも合格点には届きませんでしたが、解く順番や時間配分を意識して臨みました。
行政書士試験は一般知識の足切りもあるので、本番前に戦術を試行錯誤しておくことが重要です。できる問題、解きやすい問題から解き、わからない問題は飛ばす戦略も必要です。
最後に工夫したのは時計です。本試験は午後1時から開始されるため、自宅で過去問を解くときも、普段使わない時計の針を1時に合わせてシミュレーションしました。これにより「1時40分には行政法が終わっていないとまずい」といった時間感覚を体で覚えていきました。
最初、行政書士試験のハードルは高跳びくらいだと書きましたが、決して棒高跳びほど高くはありません。しっかりと準備し、助走をつけて、最後まで諦めなければ必ず飛び越えることができる、合格できる試験だと思います。
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講師コメント
合格おめでとうございます!転職活動での挫折を乗り越え、わずか7ヶ月という短期間で行政書士試験に合格されたことに心より敬意を表します。
特に印象的だったのは、限られた時間を最大限に活用するための工夫です。通勤時間の活用はもちろん、合格カードの3周学習法や時計を使った時間感覚の体得など、効率的な学習戦略が見事に実を結びました。
多忙な日々の中、通勤時間や早朝・深夜を最大限に活用し、効率的な学習を実践されたことは素晴らしいです。限られた時間を有効活用するための工夫と継続的な努力が、今回の合格に繋がったことと思います。
この合格体験は、転職活動中の方々や、限られた時間の中で資格取得を目指す多くの方々の希望となるでしょう。今後のキャリアにおいても、この経験で培った計画性と継続力が大きな武器となることを確信しています。