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2018/12

ムンク展

10:38:56 | 学習について

叫び

みなさん、こんにちは。

フォーサイト専任講師の神宮です。

イルミネーションがきれいな季節になりました。

光るものは、星も月も、冬の方が断然きれい。

 

北半球のクリスマスを過ごせてよかった、と毎年感じています。

季節によって色の見え方が違う理由も、見つけてみてくださいね。

 

ムンクの「叫び」の絵は、小さい子供でも知っている名作。

あの「叫び」が、久しぶりに日本に来ていると知り、見に行ってまいりました。

 

ムンクは、小さいころに、母親と姉をどちらも亡くすという不幸な経験をしていて、

彼の作品のすべての根底に、その悲しみが宿っている印象でした。

画家の使う色調というのは、なんらかの統一感があると思っていたのですが、

鮮やかな色を使った作品あり、ディープカラーの作品あり、

しいて統一感があると言えば、精神の闇、亡霊の存在、ゆがんだ思い、

といった感情ばかり。

 

是非見たかった「叫び」は、フィヨルドの向こうに沈む夕日を眺めていたら、

叫び声が聞こえた、その様子を絵にしたものとのこと。

 

「叫び」の絵は数点描かれていて、最初に叫び声を聞いたときの風景そのものを描いた作品は、

早くに売れてしまったため、改めて数点描きなおしたのだそうです。

そのうちの一点が、のちに代表作と評される「叫び」。

 

もはや人ではない形相で、視覚でしか表せない絵の中に、耳で聞こえた叫びを投影させるのに、

絵の中の人物に叫び声をあげさせるしかなかったのだなと感じました。

 

共感することはない世界でしたが、溢れる生命への思い、

ムンク展のサブタイトル、「共鳴する魂の叫び」は、しっかり感じてきました。



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  • ブログ著者:
  • 神宮彩子講師

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