2014 / 02
脳波分析が進化しています。
機器自体もかなり低価格になり、
分析精度もあがっています。
この調子でいくと、まもなく、人間が何を考え、
どうしたいのかが機械によって
手に取るようにわかる時代になると思います。
これによって、四肢が不自由な方にとっては
すばらしい福音になると思います。
ただ、使い方によっては、大変なことも予想されます。
たとえば、デートの際、
相手の感情が手にとるようにわかったら。
「私のこと、好き?」
「うん、好きだとよ」と答えたにもかかわらず、
脳波は「これはうそです」と反応したら。
考えるだけでもぞっとします。
DNAの解読、脳波の分析。
何でもわかる時代が目の前まで来ています。
その時、人間はどうするべきなのか。
悩ましい時代の幕開けかもしれません。

昨年11月、国立情報研究所や富士通研究所が共同で開発する
人工知能「東ロポくん」が東大の入試模試に挑戦し、
数学で合格者平均を超える偏差値61.2をたたき出しました。
将棋ソフトがプロ棋士を負かすなど、
近年の人工知能の躍進にはめざましいものがあります。
この調子で進化が進むと、
ほとんどの分野で人間が負けてしまうかもしれません。
その時、人間の存在意義とは?
人工知能に人間が使われる日は遠くないかもしれません。

アメリカのグーグルは昨年9月、
エデックスと業務提携し、
教育市場に参入することを発表しました。
また、昨年10月には、アマゾンは、
教育サービスを手掛ける
テンマークス・エデュケーションを買収しました。
さらに、ディー・エヌ・エーも
昨年12月16日教育市場への参入を表明しました。
教育市場は閉鎖的で
これまで新規作業はほとんどない状態でした。
どんどん新規参入することによって、
業界が活性化すればと考えています。

2014年1月7日の日本経済新聞社の朝刊の記事によれば、
資格取得をめざしていない人の41.8%が
「勉強する時間がない」という理由を挙げているとのことでした。
通学講座が主流であった昔の話なら理解できますが、
今は通信講座の世の中。
果たして、本当に勉強時間がないのが疑問です。
たとえば、1日の通勤時間(往復)を90分、
年間勤務日数を245日とすると、
なんと、1年間で367.5時間にも上ります。
この時間をすべて資格取得の勉強に充てれば、
宅建ぐらいの資格なら合格できます。
これに加えて、昼食の時間中に勉強をしたり、
さまざまなすき間時間を加えれば、
年間で優に500時間は確保できるのではないかと考えます。
時間がないは、言い訳に過ぎません。
