200時間の総勉強時間で通関士に一発合格!
【通関士】
2019年(平成31年度)合格
- 勉強期間
- 8ヶ月間(2月〜)
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 正社員(サラリーマン)
- 年代
- 30代
- 性別
- 男性
以前、メーカーの海外営業として勤務していたことから、自身の経験を何か形にしたいと思い、受験しました。また、資格を持つことで、また海外営業に戻りやすくなるのではないかという思いもありました。
2. 勉強時間
4月から勉強を始めましたが、仕事の都合で途中1か月ほど勉強のできない時期がありましたので、期間としては都合5か月ほどでした。
勉強時間としては、平日1時間、休日4時間と目安を設定したものの、実際にはその8割程度しかできなかったため、トータルで200時間強だったと感じています。
3. 勉強方法
講義を一度視聴し、その後に問題演習を繰り返すといった形で、演習中心で進めました。テキストの読み直しはあまりせず、演習で間違えた部分と、試験1か月前の知識再確認の時程度にとどめました。ただ、道場破りを活用して、講義音声を隙間時間に繰り返し聞くようにしていました。道場破りによって、通勤時間や、昼休みなどに気楽に復習できるため、大変重宝しました。
関税法、通関業法については、問題集を2~3回繰り返し、間違えた問題を重点的に復習するだけで、十分合格レベルに達するかと思います。ただ、通関実務については、問題集の応用問題の演習量に不安を感じたため、試験直前期に市販の問題集を購入し、応用問題を中心に演習を重ねました。試験本番に出た問題が基礎的な内容であったため、結果としては、市販問題集を購入する必要はなかったと感じています。
4. 工夫した点
通関実務の申告書問題に対応するためには、テキスト末尾にある関税定率表別表の部、類、代表的な品名を丸暗記する必要があります。暗記作業のモチベーションを保つため、一日の終わりに家族からランダムで類名を挙げてもらい、その類番と代表的な品目を答えるというクイズ形式での勉強を行いました。ランダムで出されることで、自身の苦手としている部分がはっきりするため、有効だったと感じています。また、家族に協力してもらっていることを認識することでモチベーションを高く保つことができたと思います。
5. 終えての感想
当初は貿易全般について学ぶいい機会と思って始めましたが、実際は申告書作成、関税計算にウェイトの置かれたかなりクセのある試験だったと感じています。何とか一発合格できてほっとしていますが、あまり2回、3回と勉強したいタイプのものではないと感じています。
また、通関実務はテキストに載っていないような内容が論点となることもありますが、それを深追いしてしまうと、相当の勉強時間が必要となってしまいます。その点、フォーサイトの教材は合格に必要な知識のみを抽出してテキスト等を構成しているため、効率よく勉強することができたと感じています。