通関士の難易度は?合格率や他の資格からチェック

通関士試験を受ける前に、難易度を知りたいとは思いませんか。結論から述べると、資格試験としては高難易度といえます。合格率が10%を超える年もありますが、基本的には専門知識をたくさん覚えなければなりません。そこで準備過程が重要です。

今回は通関士の難易度を確かめてみたい方のため、合格率や勉強時間などから検証します。これを読めば難易度から通関士試験の実態がわかるでしょう。学習を始める前の、心の準備にもつながります。

目次

通関士試験の難易度は高いのか?

結論から述べると、通関士試験の難易度は高いといえます。主に3つの理由が挙げられるでしょう。

まず1つ目は、通関実務の難しさです。通関士業務は複雑ですが、試験段階でその実務対応を問われることになります。初学者にとっては、実務の学習で手こずるかもしれません。

2つ目は法的知識です。通関士業務には、さまざまな法律が関わるからです。法律に関わる専門用語とその定義を覚えることが基本になります。この基礎力がなければ、知識定着が難しいでしょう。

最後は最低限の英語力を求められることです。通関実務では英語を読み解く力が問われます。英語の資料に基づいて、適切な通関書類を作る問題があるからです。以上から過去問の通関実務問題を通し、最低限の英語力をブラッシュアップしておきましょう。

以上の背景から、通関士は資格試験として難しいといえます。

通関士試験の合格率

通関士試験の難易度を知るうえで、合格率は参考になります。過去10年の合格率だけでなく、科目免除による可能性の違いも知っておきましょう。ここでも複数の観点から合格率を検証します。

過去10年の合格率推移

まずは過去10年の合格率推移をチェックしてください。

試験時期 合格率
2012年 8.6%
2013年 11.7%
2014年 13.2%
2015年 10.1%
2016年 9.8%
2017年 21.3%
2018年 14.6%
2019年 13.7%
2020年 16.9%
t2021年 15.8%

出典: 税関「第55回通関士試験の結果について(令和3年12月10日訂正)」


通関士試験の合格率相場は約15%です。年によっては10%を下回りますが、基本的には15%前後での推移が目立ちます。それでも士業試験である以上、難易度は高いでしょう。

科目免除を受けるほど合格率が高くなる

通関士試験には、科目免除制度があります。免除はアドバンテージになるため、合格率の向上に期待です。2021年度をベースに、以下の詳細なデータを確かめましょう。

受験科目 合格率
1科目 59.1%
2科目 10.6%
3科目 14.9%

出典: 税関「第55回通関士試験の結果について(令和3年12月10日訂正)」


このように1科目しか受けない場合は、合格率が59.1%です。一方で3科目免除になると14.9%に落ち着きます。2科目だけだと10.6%になっているため、アドバンテージの過信は禁物です。しかし基本的に科目免除があれば、比較的難易度を低く感じるでしょう。

合格率の変動は絶対評価のため

通関士試験に限らず、合格率に幅のある資格が見られます。それは絶対評価の影響でしょう。絶対評価は合格基準点があり、それさえ超えれば合格という意味です。 仮に試験者全員が基準点を超えれば、合格率は100%になります。

通関士の合格基準は各科目ともに満点の60%以上です。以上からその年の問題レベルに合格率が左右されています。年によっては合格率1ケタもありますが、その年は難しい問題が多かったのかもしれません。

以上から絶対評価の資格試験では、どれだけの人が基準点を超えるかがわかりやすいでしょう。

通関士試験の難易度が高い背景

通関士試験の合格率だけでなく、難易度の背景も見ておきましょう。難しい理由として専門用語の存在や英語絡みの問題、すべての選択肢が間違っている問題などが関わっています。それぞれの詳細を見ていきましょう。

専門用語のマスターが必要

まず気をつけていただきたいのは、通関士特有の専門用語です。こちらは要点理解で対処できますが、軌道に乗るまでが課題になります。専門用語の攻略法を知ることが大切です。

通関士試験をクリアするには、まず専門用語の学習に力を入れてください。法律の条文や輸出入、貿易、関税などに関係する用語があります。そのため学習初期は毎日最低30分程度を使い、専門用語の記憶に力を入れましょう。

通関士に限らず、士業試験では法律関連の用語をマスターしなければいけません。そのため初学者には、専門用語の理解に苦しむ方がいるでしょう。普通に生きているだけでは見ない言葉があるからです。

専門用語のマスターの方法は、要点理解を通して言葉と定義を覚えることです。過去問の回答への解説にも、専門用語とその定義が含まれています。特殊な用語の意味を何度も確かめることで、記憶に定着するでしょう。

以上から通関士試験では、頻出用語の暗記が重要です。もしわからなければ、過去問やテキストなどに簡単な意味を直接書き込んでください。用語の意味とともに、要点理解をクリアできるでしょう。以上から専門用語は、要点理解とのセットでマスターできます。

英単語知識も最低限必要

通関士試験を受けるには、英単語知識も最低限問われます。輸出入業者を相手にした職業だからです。海外から商品が輸入されたり、または日本から輸出したりするときに、通関士のサポートが欠かせません。

以上の背景も踏まえ、過去問やテキストに出てきた英単語は、取りこぼさず理解してください。英語が苦手であるばかりに、理解できない問題があるかもしれません。このような事態は得点力に響くので、最低限のカバーをしておきましょう。

通関実務の試験では、英語書類をもとに新しい通関書類を作る問題もあります。少なくとも通関士が読む英語の書類に慣れておきましょう。実際の業務でも海外の業者と書類でやり取りするからです。

たとえば積み荷に関する英単語にも、さまざまな種類があります。積み荷のタイプによって、言葉が使い分けられているからです。以上から中学生レベルの文法と、単語レベルの理解力は必要でしょう。

通関実務などで英語が関わってくることが、この資格試験の難易度を高めているようです。

法改正への対応も必要

通関士試験が難しい理由として、法改正への対応も挙げられます。勉強期間中に法律が変わるケースもあるからです。改正情報は試験前にキャッチしないと、該当の問題を取りこぼすおそれがあります。

以上から改正前の法的知識で問題を解くと、不正解になるリスクに注意です。そこで改正法が気になれば、SNSにおける受験者同士の情報共有や、講座の講師に問い合わせてみましょう。頻出要点に関わる法改正があれば、受験前にキャッチしておいてください。

通関士試験の出題対象は、試験実施年の7月1日時点の法律です。通関士試験の本番は例年10月になります。7月が基準になるのは、そのときに試験公告が出るからでしょう。

過去問を解くだけでは、新しい法律に対応できない可能性があります。テキストや通信講座によっては、関連サイトで法改正へのフォローがあるでしょう。こちらへのアクセスを通し、自分で調べてみる手もあります。以上から法改正への抜かりない対応も重要です。

答えがない問題もある

通関士試験は全科目マークシート形式ですが、答えが「0」の問題もあります。これは選択肢のすべてが間違っている状態です。試験問題としてまぎらわしく感じる方もいるでしょう。このような通関士試験特有のしくみが、問題を難しくさせています。

マークシート形式の試験で、「0」を選択肢に含む例は珍しいとされます。選択肢にひとつの正解があるのが常識だからです。または複数の解答文を出し、そこから正誤や、正しい選択肢の組み合わせを選ばせるものもあるでしょう。

しかし通関士試験では、すべての選択肢が誤りという可能性も示します。そのため他資格よりも、要点理解の重要性が大きいでしょう。選択肢に必ず正解があると思って試験に臨むと、正解が「0」の問題に惑わされます。問題文や選択肢をよく読み、答えが「0」の問題にも正解できるようにしましょう。

通関士試験の難易度を科目別に検証

通関士試験について、今度は科目別に難しいポイントを紹介します。試験科目は大きく分けて以下のとおりです。

  • 通関業法
  • 関税法等
  • 通関実務

特に気をつけるべきポイントについて、各科目で解説します。

通関業法

通関業法は、試験範囲が狭いぶん、細かいところまで問われるのが難点です。全体的には初学者でも取り組みやすいといえますが、慎重な要点理解に努めましょう。その詳細を解説します。

通関業法は試験範囲が限定的なので、取り組みやすいという考えもあるでしょう。通関士において基本となる法的知識を問われるからです。しかし範囲が限定的であるぶん、細かいところを問う問題に注意してください。ざっくりとしか理解しないと、取りこぼす問題があるかもしれません。

要点理解には、慎重な文章確認が大切です。どのような知識を問われているかを、問題文から正確に理解しなければなりません。問題を正確に理解する習慣を、学習段階でつけておきましょう。

全体的には初学者にとっても取り組みやすいといえます。このジャンルでは語群選択式がメインだからです。正解の語群を選ぶだけでなく、その背景まで理解すれば問題ありません。

通関業法の大部分を理解できたという成功体験が、他の難しい問題を乗り越えるモチベーションになります。語群選択での得点力向上は、通関士の基礎力アップを意味するからです。基礎の徹底が応用力を高めるので、語群選択問題の効率的なマスターがカギになります。

関税法等

関税法の難しいポイントは試験時間の長さと、場面理解の重要性です。問題を解くポイントを見出すだけでなく、集中力の持続も課題になります。その詳細を確かめましょう。

関税法等は試験時間が100分なので、集中力の維持が課題です。たとえば大学には、ひとつあたりの授業時間を90分と定めるところがあります。しかしそれを超える時間になると、集中力が切れてしまう方がいるでしょう。

100分間連続での学習や過去問挑戦などを通し、集中力を養ってください。集中力を伸ばすための、習慣上の取り組みも大切です。たとえば学習机の上に勉強と関係のないものを置かないようにしましょう。ペパーミントの香りをかいでリラックスするのも、集中力向上におすすめです。

関税法等の問題内容としては、輸出入禁止貨物の認定手続きや不服申し立てなどが難しいといえます。このようなカテゴリーでは、場面理解に努めないと解けないおそれがあるからです。

場面理解が大事な問題では、文章から状況を理解するクセをつけないと、何を問われているのか分からなくなります。そこで問題文から状況を想像する習慣をつけましょう。ちなみに輸出入禁止貨物関連の問題は毎年2問、不服申し立ては毎年1問を問われます。

回答の理由や背景、何をするとどうなるかという流れで理解してください。回答の理由を読むだけでは、複雑な知識を身につけられません。たとえば不正使用行為によって生じた貨物の扱いについてです。そのような貨物があったときの対応を学ぶだけでは不十分でしょう。状況に応じて、対応や不正判定の理由まで考える必要があります。

このようにひとつの状況に対し、さまざまな背景を想像する習慣が重要です。

通関実務

通関実務は、通関士試験の3科目のなかで特に難しいとされます。過去問から解答経験を増やして、さまざまに事例に慣れていきましょう。こちらも試験時間が100分であるため、集中力の維持が課題です。

通関実務が難しい理由は、問題で問われている書類を作らなければいけないからです。実務経験が少ない状態で通関書類を作るのは難関です。作り方がわからなくて時間切れになるリスクもあるでしょう。

専門用語や英語への理解力がないと、書類作成に悪影響が及びます。他科目の学習から専門用語をたくさんマスターすることが大事です。通関士としてよく見る英単語についても、抜かりなく覚えてください。

過去問にも実務問題があるため、解答の習慣をつけましょう。解けば解くほど、さまざまな事例に対応できるからです。豊富な解答経験が、本番での対応力につながるでしょう。

通関業者や貿易従事者は、通関書類に触れる機会を増やし、試験に活かしてください。たとえば通関済みの貨物書類をチェックさせてもらうのがおすすめです。他の従業者や上司から、通関書類を作るコツを教えてもらうのも選択肢でしょう。

試験時間も100分と長いといえます。実際に通関実務の問題を解き続けることで、集中力維持のコツも学べるでしょう。このように通関実務は、他科目よりも入念な準備が必要です。

通関士試験の難易度を他の資格と比較

ここでは通関士試験について、他資格との難易度を比べてみました。2021年度の合格率や独学時の最低勉強時間などから検証しています。司法書士や行政書士など他の士業試験との比較から、通関士の難易度を考えてみましょう。

司法書士

司法書士とは不動産の登記申請や相続、裁判所関連の手続きなどを進めます。通関士との難易度の違いは、以下のとおりです。

資格 合格率(2021年度) 独学での必要勉強時間
通関士 15.8% 約400~500時間以上
司法書士 5.1% 約3000時間

司法書士試験合格率の出典: 法務省「令和3年度司法書士試験の最終結果について」


司法書士試験の合格率は、2021年度で約5.1%でした。勉強時間相場は約3000円時間とされます。そのため本番までの準備に2~3年かかることも想定しましょう。以上から通関士の方が低い難易度で、準備も進めやすいといえます。

行政書士

行政書士は重要書類作成および提出の代行、専門的なコンサルタント業務など、さまざまな社会的サポートをします。通関士との難易度の違いは、以下のとおりです。

資格 合格率(2021年度) 独学での必要勉強時間
通関士 15.8% 約400~500時間以上
行政書士 11.18% 約1000時間以上

行政書士試験合格率の出典: 一般財団法人行政書士試験研究センター「試験結果の推移」


2021年度の行政書士試験の合格率は、11.18%でした。勉強時間の最低ラインも行政書士は約1000時間です。以上から通関士の方が合格率で勝っており、試験準備も進めやすいでしょう。

社会保険労務士

社会保険労務士とは「社労士」とも略されます。労務管理や保険、年金などの専門家として、書類手続きの代行やコンサルティング業務をする仕事です。通関士との難易度の違いは以下になります。

資格 合格率(2021年度) 独学での必要勉強時間
通関士 15.8% 約400~500時間以上
社会保険労務士 7.9% 約800~1000時間以上

社会保険労務士試験合格率の出典: 厚生労働省「第53回社会保険労務士試験の合格者発表」


2021年度の合格率を見ると、社労士の合格率は7.9%でした。こちらは通関士試験の約半分になります。勉強時間の最低ラインを考えても、通関士の方が難易度が低いでしょう。

宅地建物取引士

宅地建物取引士は「宅建士」とも略されます。不動産取引のサポートを手がけるエキスパートです。通関士との難易度の違いを見ていきましょう。

資格 合格率(2021年度) 独学での必要勉強時間
通関士 15.8% 約400~500時間以上
宅地建物取引士 17.9%(10月実施分) 約300~500時間以上

宅地建物取引士試験合格率の出典: 令和3年度宅地建物取引士資格試験(10月実施分)結果の概要


宅建士の合格率は2021年10月実施分で17.9%でした。同じ士業試験として、通関士の数字を上回っています。勉強時間の最低ラインでも、宅建士の方が約100時間少ない状態です。以上から通関士の方がいくらか難易度が高いでしょう。

通関士試験の難易度を下げるには科目免除が重要

通関士試験では難易度を下げる方法として、科目免除があります。免除を受ければ学習や試験本番の負担を減らせるでしょう。免除科目数に応じた条件も見逃せません。ここでは科目免除の詳細をまとめました。

科目免除のメリット

通関士試験における科目免除のメリットは、難易度が下がる点です。受ける科目が少ないほど、試験準備の時間も減ります。これがあるだけで、心理的負担が和らぐでしょう。

たとえば1科目免除なら、通関実務が免除になります。3科目のなかでもっとも難しいので、負担軽減につながるでしょう。試験勉強が必要なのは、通関業法と関税法等という、2つの基礎科目だけです。

通関業務に長期間関わっていれば、通関士資格をスムーズに取り、独立のようなキャリアメイクにつながるでしょう。

1科目免除の条件

1科目免除の条件は、通関業者としての通関業務や、官庁での通関事務が通算5年以上であることです。実際に通関業務を一定期間していれば、それだけで通関士として最低限の知識があったとみなされるからでしょう。官庁での通関事務も、同様に見てもらえます。

1科目免除の対象は、通関実務です。こちらは3科目のなかで特に難しいとされます。1科目免除を受ける方は、通関士としての予備知識があるでしょう。加えて通関実務も免除になれば、それだけで試験クリアの可能性が出ます。

残り2科目のうちどちらかを落とすと不合格なので、油断はできません。しかし免除科目の有無が明暗を分ける可能性を考えてください。

2科目免除の条件

2科目免除の条件は、通関業務や官庁内での通関事務歴が通算15年以上あることです。ここまで務めあげれば、通関士としての知識が多いと想定されるでしょう。このような通関業界のベテランは、楽な条件で通関士試験にチャレンジできます。

2科目免除を受けた場合、通関事務だけでなく関税法等の科目が免除です。唯一受験するのは、通関業法になります。基礎知識さえ徹底していれば、資格取得が近いでしょう。このように通関業界での活躍歴が、さまざまな場面で通関士試験にも役立ちそうです。

通関士試験の難しさを乗り越えるコツ

通関士試験は合格率が低いといえますが、難易度を乗り越えるコツを覚えれば、効率的に学習を進められるでしょう。まずは通関実務の学習の流れを、適切な形で作ってください。他にも過去問の繰り返しや通信講座の利用などが挙げられます。高難易度への対処法をまとめました。

通関実務の学習の流れが重要

通関実務は3科目のなかで特に難しいとされます。効率的なマスターには学習の流れが大切です。適切な順番での学習により、内容がわかりやすくなります。

通関実務を勉強するときは輸出申告書から始め、加算、計算、輸入申告書の順番で進めてください。輸出よりも輸入申告書の方が、年度によって難易度が変わりやすいからです。そのため要点理解を進めやすい輸出申告書が始めれば、比較的学習がはかどるでしょう。

通関実務は学習段階で難易度が高いと感じるでしょう。こちらをこなすには、適切な学習の流れも重要です。

1冊のテキストや過去問を何周も繰り返す

通関士のテキストや過去問は、1冊を何周も繰り返すことがおすすめです。複数冊を使う場合、要点をうまく覚えられない可能性があるからです。本によって要点や問い方が異なり、通関士試験で何が大切かが最終的にわからなくなります。

目当ての過去問を買ったら、少なくとも5~10年分を3周繰り返した方がよいでしょう。何度も読み返せば、情報の提示場所とともに要点を覚えられます。このように復習効果を期待できるでしょう。

通関士の試験勉強でも一冊のテキストや過去問を集中的に繰り返せば、理解を深められるでしょう。

通信講座を利用する

通関士の知識を高めるには、通信講座を使いましょう。通関士試験に関する情報が、士業試験のなかでも少ないからです。行政書士や社労士など他の士業資格より、通関士はネットなどでの情報量に欠けます。

そこで通信講座を使い、要点を教えてもらうのがおすすめです。独学では要点理解どころか、学習資料を集めることも難しいでしょう。しかし通信講座なら講師からのアドバイスによって、効率的な学習が可能です。

このように通信講座を使えば、通関士試験の勉強でわからないことを理解しやすくなるでしょう。

フォーサイト受講者に限る通関士試験の合格率

フォーサイト受講者に限る通関士試験の合格率は、以下のとおりです。全国平均との比較で見てみましょう。

2021年度合格率
全国平均 15.8%
フォーサイト受講者限定 61.2%

出典: フォーサイト「通関士通信講座」


このようにフォーサイト受講者に限ると、全国平均の3.87倍です。通信講座により効率的な学習ができる結果、通関士資格の取得に近づきやすいといえます。このデータを参考に、通関士試験の通信講座を受けてみませんか。

フォーサイト受講者の通関士試験合格率が高い背景

フォーサイトの講座受講により、通関士試験の合格に近づけます。学習ツールが充実しているからです。他にもスキマ時間に使えるツールがあったり、コストパフォーマンスに期待できたりします。ここではフォーサイトの通関士講座のメリットをまとめました。

学習ツールが充実している

フォーサイトの最初の特徴は、学習ツールの充実です。通関士の学習内容もわかりやすく仕上がっているので、楽しく勉強できるでしょう。

たとえばフルカラーテキストや、1回15分までの授業動画でやさしく学べます。特にフルカラーのテキストは目にやさしいのがメリットです。フローチャートや図表で要点もわかりやすいでしょう。

このようにフォーサイトの教材は、ひとつひとつがユーザーにやさしいしくみです。

スキマ時間の有効活用が可能

フォーサイトの次の特徴は、スキマ時間の有効活用がしやすいツールです。eラーニングツール「ManaBun」を使えば、出先でも学習できます。

ManaBunではたとえば、講義データのダウンロードも可能です。講義は一単元15分以内なので、仕事や家事の合間にも、最後まで聞ける可能性があります。ちょっとした空き時間を勉強に回すクセが重要です。一度の勉強時間が短くても、それをたくさん積み重ねれば、その日の勉強時間が長くなるでしょう。

フォーサイトの「ManaBun」は、少しずつの勉強を積み重ねるうちに、たくさんの理解を進めるうえで有用です。

コストパフォーマンスに期待できる

最後の特徴は、コストパフォーマンスへの期待です。 授業動画や学習ツールは要点理解が中心なので、効率的な学習を望めます。このメリットを生かし、通関士試験に合格できれば、コストを払う価値があったと実感できるでしょう。

以上を踏まえフォーサイトでは動画、テキスト、eラーニングをバランス良く揃えています。通関士の学習期間中にフル活用すれば、合格を引き寄せられるでしょう。

まとめ

通関士試験の合格率相場は、約15%です。多くの年で10%を超えていますが、基本的には難関です。通関実務が特に難しいので、重点的な勉強をおすすめします。

ただし実務経験次第で、2科目まで免除してもらえる可能性にも注目です。実務経験をもとに通関士試験を目指す方にとっては、なおさらチャレンジの価値があるでしょう。

フォーサイトを使えば、要点理解中心の効率的な学習が可能です。フルカラーのテキストやeラーニングツール「ManaBun」を有効活用してください。これによって合格の可能性を高められます。通信講座中心の効率的な学習で、通関士資格取得を目指しましょう。