サクセスストーリー

他の資格と身につくスキルの違いを比較してみよう!

空港や港で働ける資格には何がある?通関士と似ている国家資格は?ダブルライセンスのお薦めは?通関士に注目している人が、比べてみたくなる資格をチェック!

通関士を目指すなら貿易実務検定も持っていた方がいいですか?

通関士にとって貿易の勉強は一生続きます。
貿易実務検定はその基礎づくりになります。

通関士の資格を目指すみなさんが、何かダブルライセンスを検討するとしたら、この貿易実務検定が最適です。理由は明快で、「貿易の流れ」や「貿易経済」、また「外国為替や保険」など、貿易に関連するあらゆる要素を一通り学ぶことができるからです。

たとえば輸入貿易ですと、海外の発注主→海外からの物流→税関→国内流通→荷受人などなど、貿易の流れの全体のイメージを掴めると、通関士は仕事を一層スムーズに行えるようになります。

新聞で読んだ貿易関連の記事もCMで紹介される新しい商品の知識なども、貿易実務検定で培った基礎の上にどんどん積み重なっていくのです。

また貿易実務検定は、商社などで海外受発注や品物の納期管理を任された時にも役立ちます。国際企業等でオフィス系の仕事を希望する女性の方にも人気の資格です。

通関士と行政書士はどちらがやり甲斐がありますか?

世界的な視野が広がるのは通関士。
産業の最前線で仕事をするなら行政書士です。

国家資格者として活躍する「書類作成の専門家」といえば、通関士と同じように行政書士が挙げられます。

行政書士は、建築や特許業務、国際業務、薬事法関連、遺言・相続などなどさまざまな分野で活躍しています。「薬品許可のプロ」、「留学生や外国人労働者をサポートするプロ」など、本人の関心のある分野を選んで仕事をできるのが行政書士の魅力です。どちらがやり甲斐あるかは、ご本人の関心によるかと思います。

世界と繋がって働いている実感が大きいのは通関士。産業の発展により大きく貢献している実感が強いのは行政書士(薬事や精密機械の特許など、行政書士はモノの進化の最前線で仕事をします)といったところではないでしょうか。

ただし、行政書士は独立・開業型の資格です。企業の社員として活動する通関士とは、仕事のスタンスは大きく異なります。独立心旺盛なみなさんでしたら、行政書士もぜひ検討してみたい資格です。

通関士と国際航空貨物取扱士(ディプロマ)はどちらがやり甲斐がありますか?

空港での仕事を希望される方なら、ディプロマも検討してみたい資格です。

国際航空貨物取扱士(ディプロマ)は、空港に持ち込まれた荷物を扱います。

仕事の内容は、輸送スケジュールの調整、運賃の計算など。貨物の梱包作業などにも携わりますので、通関士と比べてみますと国際物流の「現場」により近い仕事といえそうですね。

飛行機が大好きだから航空関連の仕事を希望する人は、学生さんに限らずたくさんいます。「パイロットやキャビンアテンダントとはいかないまでも、空港で働きたい」。立派な志望動機だと思います。

ディプロマは空輸された貨物を直接扱うことになりますので、通関士の仕事に比べ、航空関連の仕事に携わっている実感はより大きいかもしれませんね。資格も通関士と比べると容易に取得できます。

通関士と海事代理士の資格は、どちらが役立ちますか?

仕事に結びつきやすいのは、圧倒的に通関士の方です。

「活躍の場が港に近い士業」という観点から、「海事代理士」もピックアップしてみました。

海運事業者や漁師さんが船を使って業務を営むためには、会社の登記などと同じように、海事関係の諸法令の規定に従って手続きをすることが必要です。海事代理士は、依頼者の委託を受けて船舶の登記や検査の申請、船舶乗務員の労務などを代理します。その名の通り、海に特化した重要書類の専門家ということですね。

ただ注意をしていただきたいのは、海事代理士も独立開業型の資格であることです。また海事代理士の開業者の多くは、資格を取得する以前にも海運関係業界などで仕事をしている人たちです。絶対とはいえませんが、資格を持っているというだけではなかなか仕事にはなりません。それと比べると通関士は、さまざまな業種に採用のニーズがたくさんあります。

旅行業務取扱管理者の資格はどんな指向の人にお薦めですか?

旅行代理店で働くことを希望している方は、ぜひ取得しておきましょう!

通関士に関心を寄せるみなさんの中には、旅行業も気になっている方が多いのではないでしょうか?旅行業も世界と直接関わる仕事。旅のお手伝いを通じお客様にサービスすることをやり甲斐にしているプロはたくさんいます。

旅行業務取扱管理者は、旅行代理店などに勤務をし、旅行の企画や契約に関わります。また海外旅行などでは起こりがちな危険やトラブルに対応することも、旅行業務取扱管理者の大切な役割です。お客様を引き付ける魅力的な旅行のプランを考えパッケージ旅行の広告を立案する…。「旅行が大好き!」というみなさんにはお薦めの資格です。

旅行代理店等への就職や転職は、必ずしもこの資格がなくてもできますが、旅行の仕事に就いた暁には大いに役立つ資格であることは間違いありません。パッケージツアーなどの海外旅行を管理・監督する素養を身につけるためには、ぜひとも取得しておきたい国家資格です。