
簿記の問題を難易度で分類して勉強したら88点で合格へ
【簿記・日商簿記2級】
2018年(平成30年度)合格
- 勉強期間
- 5ヶ月間
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 派遣社員
- 年代
- 30代
- 性別
- 男性
6月の試験を受験するため、1月の終わり頃から勉強を開始しました。
まず戦略として、「工業簿記で40点中35点くらいを取り、残り35点を商業簿記で取る」とDVDで先生が仰っていたので、工業簿記から取り掛かることにしました。
テキストはとても分かりやすく、またテキストだけでは補えないところもDVDで細かく説明して頂き、とても理解しやすかったです。工業簿記と商業簿記は概念が全くと言っていい程違うので、DVDの説明が無ければほとんど理解も出来ずに投げ出していたかもしれません。
DVDの講座を一通り見終わった後は過去問題集に取り掛かったのですが、最初はかなり苦労しました。
3級合格時点では苦手だった勘定記入の問題も当たり前のように出てくるので、満足に解答できた問題はほとんどありませんでした。
しかし最初はそれでも良いので、どんどん問題をこなし、実際にどういった問題が出題されるのかを把握することにしました。
まずは全体像を掴み、「解き方すら分からなかった問題」「道筋は合っていたが部分的に間違えている問題」「正解していた問題」に分類していきました。商業簿記は3級からの引き続きになるので、取っつきやすくはあったのですが、範囲が広く、また連結会計など難しい論点もあるので、まずは仕訳問題だけでも完璧にこなせるように数をこなしました。
3級の時から感じていたのですが、簿記はある意味体育会系的なところもあって、とにかく数をこなすことが大事だと思いました。商業・工業簿記の問題をそれぞれ3周ほどした時には、7割くらいの問題は解くことが出来るようになりました。
5月に入ると本試験形式の問題に着手しました。
ここでは正確に2時間を計って解くことが大事であり、またその後の復習も考えると朝4時に起きて始める必要がありました。
かなりきつくもありましたが、残り1か月と思って気合を入れて取り掛かりました。この辺りで、間違えた問題をExcelにまとめることにしました。
それは、間違えるべくして間違えた(理解できていなかったのか)、それとも単純なケアレスミスだったのか、「こういう理由で間違えた」ことも書き、またそれがケアレスミスで簡単に治せるのなら、この試験はあと何点取れていたのかも書きました。
(ほとんどの方はノートに書くのかと思いますが、自分はExcelに打ち込む方が慣れているのでそうしています)
1周目では平均して60点程度だったのですが、ケアレスミスが多かったため、そこを注意していけば合格点を取れそうだという実感が出てきました。
本試験形式の2週目を解いた時には、ほぼ合格点以上を取ることが出来、特に問1の仕訳、問4と5の工業簿記の問題は満点という回も出てきました。
ここ最近の傾向として商業簿記が難しくなっている分、工業簿記は基本的な論点を問う問題で少し易しくなっているのだなと把握しました。
試験の前日は連結会計など難しい部分を復習しました。
戦略としてはこれまでのように問1の仕訳、問4と5の工業簿記でなるべく満点を取り、商業簿記の問2、3は10点程度、部分点を狙うというものでした。
試験当日は自分が思っていた問題とは少し狙いを外され、頭が真っ白になり、終わった瞬間は「今回はダメかもしれない」と思いました。
ですが、結果としては88点で合格することが出来ました。
また、戦略通り問1の仕訳、問4と5の工業簿記が満点となっていました。
精神的に追い詰められても、手は本能的に動いていた・・・これがある意味簿記が体育会系的だと感じた所以でもありました。問題の傾向、合格するための戦略などは、フォーサイトがこれまでも簿記の教材を制作していた長い期間で積み上げられた実績なのだと思います。
自分は愚直にその方針に沿って勉強したことで合格することが出来ました。
簿記2級は決して簡単な試験では無いのですが、その分合格できた時の達成感もまた計り知れないものがあります。
この自信が、今後必ず自分自身の支えになると思います。
ここまで読んで頂きありがとうございました。