基本情報技術者試験の2023年度日程について

ルーペと人型の置物

基本情報技術者試験は2023年度からその概要が大幅に変更されます。受験は基本的にすべてCBT方式となり、試験日程や試験会場は自分で決める形になります。

そのほか出題に関してもいろいろと変更点があり、2022年度までの基本情報技術者試験とは違う点が多数あります。

そこでこの記事では2023年度以降の基本情報技術者試験に関して詳しく解説。申し込み方法や受験料の納付方法、試験日に必要なもの、持ち込み不可のものなど、気になるポイントを解説していきたいと思います。

これから基本情報技術者試験を目指す方は、この記事を参考に、まずはしっかりと試験勉強を進め、申し込みの際に戸惑わないように準備しておきましょう。

目次

2023年度基本情報技術者試験のスケジュール

基本情報技術者試験は2023年4月から本格的にCBT方式に移行しました。2020年以降CBT方式自体は採用されていましたが、2023年4月以降はCBT方式での受験が基本となり、一部ハンデキャップのある方向けの会場試験が別で行われる形となります。

2022年度までの試験概要とは大幅な変更点もありますので、まずは基本情報技術者試験の試験概要を確認しておきましょう。

2023年度 基本情報技術者試験 概要
試験日 随時(CBT方式)
試験申し込み 随時(インターネット経由)
受験料 7,500円(税込)
受験料納付方法 ・クレジットカード
・コンビニ払い/Pay-easy
受験資格 ナシ
試験科目と試験時間 ・科目A 90分
・科目B 100分
合格基準点 600/1,000点
試験会場 47都道府県に100ヶ所以上設置

本格的にCBT方式を採用したことで、試験の申し込みや試験の実施日は随時という形になりました。このことも含め、いくつか注目ポイントを紹介していきましょう。

試験にはCBT方式を採用

CBT方式に関して簡単に説明しておきます。試験はPC上で受験する形となります。試験会場に指定されている施設で、指定されたPCで受験をします。試験日程に関しては受験者の希望で決まります。

基本情報技術者試験の受験希望者は、申し込みの際試験会場、試験日程など自分がいつどこで受験するかを自分自身で決める形ということになります。

試験日程を自分で決めることができるのは、受験する側としては大きなメリット。試験日程が定められている試験では、その試験日程に自身の状態をピークに合わせる作業が必要となります。また、受験に失敗してしまった場合、最悪再挑戦は1年後ということになり、資格取得までに時間がかかってしまうこともあります。

自分の準備ができた最高のタイミングで受験ができる基本情報技術者試験は、受験する側にとってメリットの大きな受験方式といえるでしょう。

受験料の納付方法は2パターン

基本情報技術者試験の受験料は7,500円(税込)。これは2022年度までと同じです。

受験料の支払い方法は2種類。かつて郵送で申し込みができた時は振込の形がありましたが、試験の申し込みがすべてインターネット経由となった2023年度以降振り込み用紙を持って納付という形はなくなりました。

受験料の納付方法はクレジットカード払いかコンビニ払い/Pay-easyのみ。クレジットカードをお持ちでない方は、近所の対応コンビニエンスストアで支払いを行いましょう。

コンビニ払いを選択した場合、納付期限が設定されますので、その期限内に納付してください。

試験会場は47都道府県に設置

基本情報技術者試験の試験会場は47都道府県すべてに設置されます。試験会場は全国で100を超え、試験会場まで長時間かけて移動する必要はなくなりました。

申し込み時に試験会場を選択して申し込む形になりますが、会場ごとに定員が設定されており、希望の日時で必ず受験できるとは限りません。この点も加味すると、基本情報技術者試験の申し込みは早めの申し込みがおすすめということになるでしょう。

希望する試験会場の空き状況をチェックし、申し込み可能な日程、時間帯で申し込みを行うようにしましょう。

基本情報技術者試験の申し込み手順

では、新しくなった基本情報技術者試験の申し込み手順を紹介していきましょう。基本情報技術者試験の申し込みは上記の通りインターネット経由のみとなります。郵送などほかの方法でも申し込みはできません。

申し込みはPCやスマホ、タブレットからできますので、まずはインターネット環境を用意しましょう。

CBTS受験者専用サイトでマイページを作成

基本情報技術者試験の申し込みは「IPA 独立行政法人 情報処理推進機構」のHPではなく、基本情報技術者試験を運営管理する「CBTS 受験者専用サイト」から行います。「IPA」のHPからもリンクで飛べますので、基本情報技術者試験の申し込みに関して調べていけばすぐに辿り着くかと思います。

基本情報技術者試験の申し込みを行うためには、まずCBTSのサイトにマイページを作成する必要があります。このマイページ作成にはメールアドレスが必要です。メールアドレスを準備し、またそのメールアドレスの受信設定を確認してからマイページの作成を行いましょう。

マイページから受験予約フォームにアクセス

マイページを作成したら、マイページから受験予約フォームにアクセスしましょう。この申し込みフォームに必要事項を入力すれば受験の申し込みは完了です。

ちなみにCBTSのマイページからは、基本情報技術者試験の申し込み以外にも、試験結果の確認や、申込内容の変更などの操作が可能。いつでもログインできるようにしておくといいでしょう。

必要事項を入力して申し込み

申し込み予約フォームにアクセスしたら、後は画面の指示通り必要事項を入力していきます。基本情報技術者試験は受験資格のない試験ですので、用意する書類自体はほぼありません。申し込み自体はそこまで難しくないでしょう。

この申し込みの時に、試験会場や試験日程も選択する形になります。試験会場を選択すると、その会場の申し込み状況が確認できます。自身が希望する日時に空きがあればその日程で申し込みを行いましょう。

もし自身が希望する日程ではすでに定員が埋まっているという場合は近隣の別会場で申し込む、別の日程で申し込むなどが必要になります。

受験料を納付して申し込み完了

申し込みの際に受験料の納付方法を選択します。クレジットカードを選択した方はその場でカード情報を入力し、クレジットカード会社からの承認が下りれば基本情報技術者試験の申し込みは完了となります。

コンビニ払い/Pay-easyを選択した方は、申し込み手続きが完了しても申し込み完了とはなりません。入力完了後、登録したメールアドレスに支払い期限等が記載されたメールが届きます。支払い期限までに受験料の納付を済ませ、その納付が確認された時点で申し込みが完了となります。

受験料の納付が終わってから入金の確認が取れるまで一定の時間がかかりますので、一定期間をあけてから申し込みが正常に完了しているかどうか、マイページから確認しておくといいでしょう。

受験料の支払い方法と試験日

基本情報技術者試験の申し込み手順は上記の通りです。仮に申し込みが完了した後、試験日程を変更したいという場合、変更手続きが可能です。この試験日程の変更手続きに関するルールと、受験料の支払い方法、タイミングに関して解説しておきましょう。

申し込み後の試験日変更も可能

まず、受験申し込みの時点で申し込みができる試験日は申し込み日の3日後から3ヶ月以内の日程となります。受験者は申し込みから3ヶ月以内の日程で、受験を希望する日程を選択し申し込むことになります。

申し込み完了後、試験日程を変更することが可能です。仕事の都合や家庭の事情、さらに勉強の進行具合の事情などで、試験日程を変更したい場合は、マイページから試験日程変更の手続きを行いましょう。試験日の変更が可能なのは、最初に選択した試験日程の3日前までとなります。

変更できるのは、変更希望日の3日後から3ヶ月後までの範囲内の日程。自身の都合のいい日程でかつ試験会場の定員に余裕のある日程で試験日を設定しなおしましょう。

選択できるのは申し込み日から1年後まで

基本情報技術者試験の試験日程で選択可能なのは、申し込み3日後から3ヶ月以内の日程となります。希望した試験日の3日前までは試験日の変更が可能であり、変更を希望した日の3日後~3ヶ月以内の日程から新たな試験日を選択できます。

試験日の変更は何度でも可能ですが、最長で指定できるのは最初に申し込んでから1年後の日程まで。これが試験日変更の大まかなルールです。

もうひとつ試験日の選択で注意しておきたいのが、コンビニ支払い/Pay-easyで支払いをした方の、最短の試験日です。

コンビニ払いを選択した方には、申し込み完了後に支払い期限が明記されたメールが届きますが、この支払い期限の翌日までは試験日として指定できません。

一般的に支払い期限は申し込みの3日後に指定されることが多いので、コンビニ払いを選択した方は、申し込み日の3日後に受験というのはできないということになります。コンビニ払いを選んだ場合、選択できる最短の試験日程は、申し込み日の4日後となりますので覚えておきましょう。

基本情報技術者試験の試験科目

基本情報技術者試験は、科目A、科目Bの2科目で行われます。科目AはITに関する基礎的な知識が問われる試験であり、科目Bはより実践的な内容の試験となります。

科目の内容に関する詳細は以下の記事で詳しく触れていますので、そちらを参考にしてください。

基本情報技術者試験が大きく変わる!試験概要を徹底解説

基本情報技術者試験の科目ごとの試験時間や出題数、合格基準点も簡単に紹介しておきます。

試験科目 試験時間 出題数 合格基準点
科目A 90分 60問 300/1.000点
科目B 100分 20問 300/1.000点

基本情報技術者試験のひとつのポイントとなるのが採点方法です。基本情報技術者試験では、事前に配点が決まっていないIRT方式が採用されています。

IRT方式とは、受験者の解答データを集め、その結果から評価点を算出する方法。分かりやすくかみ砕いて説明すると、事前に問題の配点が決まっていない試験となります。配点は受験者の回答結果を参考に、難易度の高い問題ほど配点が高くなり、難易度が低く多くの方が正解した問題ほど配点が低くなるという方式です。

特に科目Bに関しては大きな出題内容の変更がありますので、これから基本情報技術者試験を目指す方は、しっかり調べてから勉強に手を付けるようにしましょう。

基本情報技術者試験当日のポイント

基本情報技術者試験の申し込み方法や試験日程などに関して解説してきましたが、ここからは試験当日に関していくつか説明していきたいと思います。

基本情報技術者試験はCBT方式が採用されており、指定される試験会場は全国47都道府県に設置。その数の合計は100を優に超えます。そんな試験会場から自分で受験会場を選ぶ形となります。

まず試験当日は大前提として「早めの行動」を心がけましょう。基本情報技術者試験に限らず、どんな試験でも同様ですが試験当日は時間に余裕を持って行動するのが鉄則。時間ギリギリに到着して息を切らせて受験をするようだと、当然自身の力をすべて発揮するのが難しくなります。

基本情報技術者試験は試験30分前に開場します。また、試験開始5分前までに着席していないと受験できなくなりますので、時間管理が重要になります。

また、試験当日はいろいろなアクシデントも想定しておくといいでしょう。乗る予定だった電車が遅れている場合の別経路の検索、試験当日の食事時間のスケジュール、試験開場に早めに着いた場合の時間の潰し方などを準備しておくと、少々のアクシデントでは動揺せずに試験に挑めるでしょう。

試験当日に持参しないといけない物

基本情報技術者試験の試験当日に持参必須となるのが本人確認書類です。申し込みがインターネット経由のみとなったことから、申込者本人かどうかの確認が、試験当日会場で行われるようになりました。

★本人確認書類

  • パスポート
  • 運転免許証
  • 住民基本台帳カード(顔写真付き)
  • マイナンバー個人番号カード(顔写真付き)
  • 特別永住者証明書・在留カード
  • 身体障害者手帳(顔写真付き)
  • 社員証(顔写真付き・条件アリ)
  • 学生証(顔写真付き・条件アリ)

本人確認書類として認められるのは上記の書類。上記の書類が用意できないという方は、申し込みの前に受験サポートセンターに確認しておきましょう。

試験に持ち込める物

基本情報技術者試験はPCで実施されます。その試験会場に持ち込めるものに関しても紹介しておきましょう。

★試験会場に持ち込めるもの

  • ハンカチ
  • ポケットティッシュ
  • 目薬
  • ログイン情報シート(会場で配布)
  • 会場で用意する備品(メモ用紙、ボールペン)

基本情報技術者試験はPCで試験が行われます。そのPCがある机の上に出しておける物が上記の通りです。

筆記委用具とメモ紙に関しては、受験者が持ち込むことはできません。会場で用意してある物がありますので、会場のものを借りて使用する形になります。ちなみにこの筆記用具や使用したメモ紙に関しては、試験後持ち出しは禁止です。試験後試験官に返却しましょう。

腕時計に関しては、通信機能や計算機能などがないシンプルなものでも持ち込み不可となっていますので試験前に外しておきましょう。

腕時計やスマホ、上着など試験会場に持ち込めない物に関しては、会場指定の保管場所がありますので、そこに保管して受験するようにしましょう。

合格発表と合格証書に関して

基本情報技術者試験の合格発表はインターネット上や官報にて公示されます。

もっとも早い確認方法がネット上での確認。最初に作ったCBTSのマイページに試験結果のデータが公表されますので、そこで結果を確認しましょう。基本的に受験した翌月の中旬にまとめて結果が公開されるようになっています。

合格発表に関してはその後官報でも公示され、合格した方には合格証書が送付されます。合格証書の送付に関しては、合格発表時にネット上で発表されます。マイページ作成時に登録した住所に送付されますので、マイページ作成後に引越しをした方などは、できるだけ速やかに住所変更を行っておきましょう。

基本情報技術者試験に短期間で合格を目指すならフォーサイトがおすすめ

基本情報技術者試験の試験日程や申し込み方法、試験当日の注意事項などを紹介してきました。そんな基本情報技術者試験はどの程度の難易度なのか、奇異になる方もいらっしゃるかもしれません。

基本情報技術者試験に合格するために必要な勉強時間は、独学で約150~200時間程度。3~6ヶ月の勉強期間を確保できれば独学でも合格を目指すことは可能な試験です。

とはいえ、誰でも独学で合格できるかと聞かれれば難しい部分もあると言わざるを得ません。特に基本情報技術者試験は2023年度から試験概要が大幅に変更されました。特に科目Bの試験に関しては試験の出題内容の変更もあるため、新方式の試験にいきなり独学で挑むというのはかなりハードルが高い挑戦といえます。

また、比較的短期間の勉強期間で取得できる資格だからこそ、より短期間で、より確実に合格していくのがおすすめ。そのためには独学にこだわらず、通信講座の受講がおすすめとなります。

通信講座は自宅で受講でき、マイペースで勉強をすすめることができます。独学を強力にサポートしてくれる勉強方法でもあり、より合格する確率を高める勉強方法といえるでしょう。

そんな通信講座の中ではフォーサイトの基本情報技術者試験対策講座がおすすめ。フォーサイトには基本情報技術者試験に精通した専門講師やスタッフが揃っており、試験方式が変更されてもその変更に対応できる講座となっています。

最新の出題内容、出題傾向を加味した最新のオリジナルテキストや、見やすく理解しやすい講義動画で勉強すれば、より短期間の勉強でも合格を目指せるでしょう。

またフォーサイトはeラーニング教材も充実。毎日のスキマ時間で手軽に勉強できるように、15分程度の短時間の講義動画や、スマホでも挑戦できる演習問題、さらにスマホで読めるデジタルテキストなど、教材が豊富にそろっています。

毎日のスキマ時間を勉強時間に変えることで、勉強効率は飛躍的に上がります。フォーサイトを上手に活用して、短期間での合格を目指しましょう。

まとめ

基本情報技術者試験は、2023年度から大幅に概要が変更されました。科目Aの出題数や試験時間の変更、科目Bの出題内容の変更はもちろん、全面的に導入されたCBT方式など、2022年度までとは様変わりしているともいえます。

まずは、基本情報技術者試験の新方式の概要を把握し、どのように申し込むのか、そのような日程で受験するのか、どこで受験するのかなど情報をまとめておきましょう。

基本情報技術者試験は、資格試験の中ではそれほど難易度の高い試験ではありません。ある程度IT知識のある方であれば、受験を決めたら先に受験の申し込みを行ってから勉強を初めても間に合うかもしれません。反対に勉強を終わらせてから申し込みとなると、受験までに間が空きすぎて受験しにくくなるかもしれません。

IT系の資格試験に初挑戦するという初学者の方の場合は、ある程度試験勉強をすすめ、自分で受験できると感じたタイミングで受験を申し込むといいでしょう。試験日程に関しては、仕事の都合やプライベートの事情も考えて決めましょう。もし試験日を変更したくなった場合は、試験日の3日前までであれば変更も可能です。

より短期間の勉強期間で基本情報技術者試験に合格したい方は、独学にこだわらず通信講座の利用がおすすめ。通信講座の中では、実績もあり教材も充実しているフォーサイトの通信講座がおすすめです。