令和5年度 管理業務主任者試験の解答速報・試験講評

2023/12/03

解答速報

令和5年12月3日(日)に実施されました、令和5年度管理業務主任者試験の解答速報を公開いたします。

問1 問2 問3 問4 問5
2 2 2 4 4
問6 問7 問8 問9 問10
1 4 1 3 4
問11 問12 問13 問14 問15
2 2 3 2 1
問16 問17 問18 問19 問20
3 1 1 4 4
問21 問22 問23 問24 問25
3 3 1 1 4
問26 問27 問28 問29 問30
2 2 1 4 3
問31 問32 問33 問34 問35
3 4 2 3 2
問36 問37 問38 問39 問40
4 2 4 4 3
問41 問42 問43 問44 問45
3 1 3 2 2
問46 問47 問48 問49 問50
3 2 2 1 3

試験講評

全体講評

令和5年12月3日(日)に、令和5年度管理業務主任者試験が実施されました。
受験されたみなさま、お疲れさまでした。

今年の試験について、合格点が36点であった昨年の試験と比較して、全体的な難易度は、「ほぼ同じレベル」という印象でした。

個数問題が多く出題されていたため、各選択の正誤の根拠を明らかにして解く演習ができていたか否かが合格のカギとなります。

形式面の分析

年度 個数問題 ページ数 合格点
平成30年度 4 37 33
令和元年度 5 32 34
令和2年度 7 33 37
令和3年度 12 33 35
令和4年度 10 36 36
令和5年度 15 37 ?

個数問題15題(民法1題、標準管理委託契約書1題、標準管理規約3題、設備1題、長期修繕計画1題、区分所有法5題、マンション管理適正化法3題)の他、組合せ問題6題(標準管理委託契約書2題、会計1題、長期修繕計画1題、判例1題、マンション管理適正化法1題)となっています。

内容面の分析

科目 【主要科目】
フォーサイトテキスト1、2
5問免除、区分所有法、標準管理規約、標準管理委託契約書、民法
出題数 50問中29問
目標得点 8割

出題内容の分析

5問免除

基本方針からの出題はありませんでした。マンション管理士試験と同様に令和4年の改正点からの出題が見受けられました。

区分所有法

集会、先取特権、電磁的記録及び電磁的方法に関する規定、団地の建替え、管理組合法人、判例から出題されました。

標準管理規約

総会又は理事会の決議、修繕積立金を充当できる費用、占有者等、役員、専有部分及び共用部分の工事等から出題されました。比較的典型的な論点からの出題が多かったといえます。

標準管理委託契約書

管理事務、契約の解除等から出題されました。いずれも典型的、基礎的な論点を問う問題でしたが、4問中3問が組合せ問題や個数問題だったため、難しく感じた方も多いかもしれません。

民法

不法行為責任、行為能力の制限、代理、請負といった頻出分野からの出題でした。特に、行為能力の制限(問2)、代理(問3)については、難易度もそれほど高くありませんでした。

科目 【マイナー科目】
フォーサイトテキスト3、4
その他の法令、建物・設備、出納・会計
出題数 50問中21問
目標得点 7割

出題内容の分析

その他の法令

建築基準法、消防法、品確法、個人情報保護法、賃貸住宅管理業法、宅建業法、滞納問題等からの出題でした。賃貸住宅管理業法(問44)からの出題は、令和3年から連続で出題されていますので、次年度以降も出題の可能性が高いテーマとして注目すべきといえます。

建物・設備

コンクリートの劣化診断は定番問題でした。タイルの剥落に関する出題(問17)は見慣れない問題でしたが、現場思考でなんとか正解してほしい問題です。

出納・会計

昨年同様貸借対照表から1題、仕訳問題2題の出題でした。問14の出題形式は昨年と同様でしたので、いずれも過去問題を練習した方にとっては難しくなかったと思います。

合格ライン(予想)

35点±1

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