マンション管理士(管理業務主任者)の勉強方法論と合格の目安を紹介する

試験の種類マンション管理士
性別男性
年代50代
試験年度2015年(平成27年度)
エリア北海道
勉強時間600時間
勉強期間4ヶ月間(7月/8月〜)
職業正社員(サラリーマン)
勉強法選択肢,過去問,模試
商品DVD,テキスト,問題集,eラーニング,口コミ,サポート
受験回数2回目
ダブルライセンス宅建,建築士
学習スタイル通信講座,独学
eラーニング使用回数
※eラーニングの使用回数となり、実際の学習時間とは異なります。
今回は、2回目の受験でした。昨年、マン管・管理業務主任者のW合格を狙いましたが、マン管の方を逃してしまいました。会社に資格取得奨励制度があり、私は宅建と二級建築士を取得しておりましたので、将来の引退後も考えて「不動産資格三冠王」にチャレンジしてみよう!と思ったのがキッカケです。
●昨年の失敗
失敗原因は、はっきりしており独学ゆえの勉強絶対量不足でした。いきなり平成25年度本試験を説いてみた所、何と30点!マンション適正化法は宅建業法にそっくりで、区分所有法、民法、その他の法令は宅建の知識で、建築設備関係は二級建築士の知識で何とかなる!と勘違いしてしまったのです。7月から市販のテキストと7年分過去問題集を各1冊、9月から予想問題集(3回分)を3冊を購入し、ひたすら繰り返しました。しかし、思うように得点は上がって来ないので、各条文を読み込みました。本試験直前にやっと40点を取れるようになり、ある程度自信を持って本番に挑みました。しかし50問終えると見直しする時間も無く試験終了。全く手応え無く自己採点すると、凡ミス連発で散々な31点でした。確実ではない浅い知識による、迷いや焦りがそうさせた実力通り、と認識し落込みました。
●今年の再チャレンジ
今年は、現業に直結する「補償業務管理士」と言う資格試験に挑んでいました。4月に筆記試験をクリアし、7月に口述試験、そして9月に合格できました。昨年の失敗を踏まえて、再チャレンジするなら絶対落ちたくないので、通信教育を受講しようと思っていました。そこで、8月に入りネットで調べて3~4社からサンプルを取り寄せました。全て見た結果、フォーサイトに決めました。教材が薄くてシンプルな事、受講料がリーズナブルな事、そしてネットの口コミ評判が1位だった事。これをやれば合格出来る、とイメージが湧いたからです。教材が届いてからお盆休みは最後の晩餐をして腹を決め、勉強を始めました。それから3ヵ月の私の進め方は、次の通りです。
●勉強内容(総勉強時間約550時間)
・テキスト読み3回(黙読1回、DVDを見ながら1回、苦手箇所のみ1回) 8月~9月
・問題集 全部5回 (内2連続不正解問題のみ1回) 9月~10月
・択一問題集 3回 (2~3回目は不正解のみ)11月
・市販予想問題他 述べ89回(6冊+フォーサイト模試・過去本試験含む)9月~11月
・スマホによる確認テスト 通勤時及び隙間時間 9月~11月 
勉強の進め方は、テキストを理解できなくても、とにかく1回読破しました。次に、問題集及び過去問を解いた後に解説を読み、間違いや不明な点はテキストや条文で確認する、とう言う方法を繰り返しました。建築設備・管理関係は、広くて深く難問・奇問も出ます。問題集及び過去問とテキストのみに留め、確実な知識習得に限りました。個人ノートは初めから作らず、頻出範囲で何回も間違えたり理解できない箇所のみを確認用として最後に作りました。従って、11月になってからで2ページ程度でした。
●合格勝因
 勝因は、初めから余裕を持った勉強計画です。平日は、通勤往復と昼休みで2時間確保し、帰宅後は1時間やれば良い。休日は、平日と同じに起き昼食まで3時間、夕食まで4時間やった後は自由、と決めました。疲れていたら休む、眠ければ寝る、と心身共に余裕を持てた事です。そして、この通信講座をやれば合格出来ると信じて浮気をしない事です。
(去年も初めからフォーサイトを受講していればW合格できたのに、と後悔してます。)
テキストの薄さや掲載の無い範囲がある事から不安の声も聞きますが、山田講師がおっしゃった通り、テキスト以外からは出題されなかったし、DVD講義で「出ない」と言った所は本当に出ませんでした。浅く広い不確実な知識は選択肢に迷い、出題箇所の確実な知識は迷わず正誤判断が出来る、とおっしゃっいた通りでした。また、最初に選んだ選択肢は変えない、と言う事です。私も本番中の見直しで迷い、選択肢を変える衝動に3問かられましたが、そのままにした結果3問とも正解肢となり42問正答となりました。「直観は当っている」とおっしゃてた山田講師の天の声が導いて頂いた結果でした。
●合格の目安
体験から、模試・予想問題・過去本試験は、どれをやっても40点以上取れる状態、試験時間2時間の所、1時間以内で終える事が出来る状態、にまで仕上げる事。総勉強時間は最低550時間以上行えば合格は見えます。
●究極の試験対策
毎年1~2点で涙を飲まれる方は、力が有るのに出題者側の引っ掛けに引っ掛かっています。私も当初そうでしたが、引っ掛かからない方法が分かりました。それは日本語の勉強をし理解する事です。接続詞・二重否定・言い回し等、よ~く読めば正誤が分かるようになります。そしてこれにより更に発見した事があります。見た事も無い建築設備・管理の難問・奇問も日本語の文として読むと何かおかしい、つじつまがあわない、と言うものがあります。意外とこれだけで正解肢を選択できる事が有ります。やってみて下さい。そして、まずは最初に学習サポートブックを本編に入る前に必ずDVDと共に一読すれば、やるべき事が分り合格した自分がイメージできるでしょう。道場破りには自分のスケジュールを入力すると、それに対応した予定表が作成され、いつまでに何をやれば良いか分かり、ただそれを愚直にやればいいだけです。最後に、手帳に勉強した事と通算累積勉強時間を簡単に書き留めていました。これにより、進捗状況やどこまで来たかが分かりモチベーションが保てました。さあ次は、みなさんの番です。

●フォーサイトさんに希望
模擬試験の回答・解説に、参照テキスト何ページと~法何条等条文引用を記載して頂ければ大変復習しやすくなります。ご検討の程、宜しくお願い致します。
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