マンション管理士(管理業務主任者)に3ヶ月で合格できた学習方法

【マンション管理士・管理業務主任者】
職業
正社員(サラリーマン)
年代
30代
性別
男性
■マンション管理士、管理業務主任者、宅建 合格
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■勉強期間は3カ月、でも合格!

 私が管理業務主任者とマンション管理士の学習を始めたのは、試験の約3カ月前からでした。不動産業界で働きたいと考えていたので、宅建試験は受験することを決めていました。ですが、宅建単体ではなく、他の不動産関係の資格と一体的に学習すれば、相互に理解が高まり、合格率も高めることができるのではないかと考え、他に受けることができる不動産関係の資格を探していました。

 探していくうちに、管理業務主任者とマンション管理士試験は、宅建の中のマンションや団地関係の専門知識に特化したものだということが分かりました。また、私自身の実家がマンションだったので興味があり、宅建と共に受験することに決めました。

 ただ、宅建という名前は知っていても、管理業務主任者及びマンション管理士については名前すら知りませんでした。


■合格率の低さに愕然…。でもやろう!と決めたのはフォーサイトのおかげ

 …そんな状態ですから、両資格の合格率を初めて見た時は、愕然としてしまいました。近年の合格率でいうと、管理業務主任者が約20パーセント、そしてマンション管理士はなんと約7パーセント!(これは公認会計士の合格率とほぼ同じです。)一瞬、マンション管理士は諦めて、来年チャレンジしようかとも思いました。

 ですが、ここで諦めずに3つの資格を受験しようと決意できたのはフォーサイトさんのおかげだと思っています。


■フォーサイトの特長は、とにかくテキストが薄いこと!でも内容は充実!

 先にフォーサイトさんの宅建講座を受講していたので、学習のイメージはつきました。特徴を挙げると、

1.テキストはとても薄く、要点が簡潔にまとめてあるので分かりやすい
2.オールカラーで、図面やイラストでも説明しているので、視覚的にも分かりやすい
3.DVDまたはCDで体感的に学習することでテキストの知識をより深めることができる。

 特に1.の『テキストの薄さ』については、市販の参考書等と比較してみましたが、雲泥の差があります。(もちろん薄くても中身は充実していますので安心です。)分厚い参考書を1回学習するのと、薄いテキストを3回学習するのでは、後者の方が確実に記憶に残ることと思います。

 以上のことから、フォーサイトさんの教材であればということで、マンション管理士の受験も前向きに考えることができました。


■一度の学習だけでは、うっすらとしか記憶に残らない。3回繰り返して初めてわかる!

 以下は私の学習方法になります。
1.DVD視聴
2.テキストの精読
3.問題集を解く(テキストに過去問で得た知識を書き込む)
4.ここまで終えたら2.と3.をひらすら繰り返す』というものです。

 私が痛感したことは、一度学習しただけでは、頭には本当にうっすらしか記憶に残らないということです。ですが、その記憶の薄い箇所や誤って覚えている箇所も、二度三度とやっていくうちに記憶に残るようになっていきます。

 3回繰り返した時点で、「受かるかもしれない」という小さな希望が見えたのを覚えています。(最終的には試験までに管理業務主任者は3回以上、マンション管理士は5回以上学習できたと思います。)

 また、テキストは何処に行くにも必ず携帯し、空き時間を見逃さずにテキストを開きました。たとえ5分しか空き時間がなくとも、その積み重ねで記憶が定着していったと思います。


■暗記量は膨大、自分にあったやり方を!

 それから、暗記についてですが、両資格とも膨大な量を暗記しなければいけません。私は、夜寝る直前の1時間を暗記物の学習に充てるようにし、起床してすぐに寝る前に学習した箇所を反芻するようにしました。暗記が苦手な私でしたが、この方法はかなり効果がありました。


■試験の日程には要注意!

 さて、この2つの試験勉強をする上で注意すべき点があります。それは試験の日程についてです。1週間しか試験間隔がないこともそうですが、難易度の高いマンション管理士の試験が先ということが問題なのです。

 もしもマンション管理士試験が思う通りにいかなかった場合、気持ちの切り替えが上手い方でも、少なからずモチベーションが落ち、次の試験にも影響を与える可能性があります。

 私の場合も、マンション管理士の自己採点結果は例年の合格基準点よりほんの少し上という程度でしたので、自己採点が誤っている、あるいは解答速報の正答が変更になれば落ちるラインでした。ただ、悔いが残らないようにやれるだけのことをやったという気持ちがありましたので、1週間後の管理業務主任者試験も前向きに臨むことができました。


■試験対策の私なりのポイント/力の入れどころを見極める!

 出鼻をくじかれないためにも、以下を参考にして頂けるといいのではないかと思います。

1.マンション管理士試験により多くの時間を割くこと。
(具体的な時間按分はマンション管理士5:管理業務主任者3くらいです。)

2.その中でも得点することが難しいマンションの維持管理に関する法律(電気事業法、下水道法など)やマンションの構造・設備(消防設備、エレベーター設備など)はある程度までしかやらず、反対に基本である区分所有法やマンション標準管理規約は徹底的にやること。

 これは、毎年前者の分野からは見たこともない全く新しい問題が出題される可能性があり、例え過去問をしっかりと学習していたとしても、太刀打ち出来ないことがあるからです。

 それに比べて、後者の分野はテキスト・過去問をしっかり学習していれば対応出来ることが多いです。実際に私は本試験で、前者の分野では半分程度の得点でしたが、基本である後者の分野で満点に近い点数が取ることができました。

 どの試験でもそうだと思いますが、どの分野にどれだけ時間をかけるかで明暗は分かれます。まずはその見極めをしてから、各分野を攻めていければ効率良く得点できると思います。そしてマンション管理士試験で手応えを感じることができたなら、区分所有のベースとなる問題の出題が多い管理業務主任者試験は、自信を持って受験することができるはずです。


■フォーサイトの合格必勝DVDが、大いに参考になりました!

 最後に、本試験に対しての心構えがいかに大切かということを述べたいと思います。(この心構えやマインドコントロール、そしてイメージトレーニングの方法については付属の合格必勝編DVDで指南されており、試験直前には大いに活用させて頂きました。とても有益な内容です。)

 難問をすらすら解いている自分や自宅に合格通知が届く場面を強くイメージすることや、見たこともないような問題(特にマンション管理士試験)が出題されても諦めない心構えをつくること。これらを行っていれば、試験中、極度に緊張したり、プレッシャーに苛まれたとしても、乗り切ることができると思います。

 このDVDで「試験は合格するか、諦めるか。このどちらしかないと考えてください。」という言葉が出てきますが、今でも強く心に残っています。本当にその通りだと思います。これらの試験を通じて、試験内容だけではなく精神面で大切なことまで学ぶことができ、充実した受験期間になりました。

 今後もこれで満足せず、興味がある資格や職務に繋がる資格にはチャレンジしていきたいと思います。

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