マンション管理士(管理業務主任者)の勉強、はじまりから終わりまで

性別男性
年代50代
職業正社員(サラリーマン)
勉強法選択肢,過去問
商品テキスト,問題集,eラーニング
ダブルライセンス宅建
試験科目マンション管理適正化法
◎勉強した期間、1日の勉強時間、勉強の仕方。 私は、前年にフォーサイトの宅建を受講して試験に合格しました。しかしながら、中年のおじさんが転職するのに宅建資格だけでは心許ないので関連性のある資格を取ろうと思い、マンション管理士と管理業務主任者の試験を受けることにしました。他の講習機関からも資料を取り寄せましたが、結局またフォーサイトを受講することにし、2011年の暮れに申し込みました。 届いたテキストはまだその時点では、改訂前の前年のものでした。また年末年始のバタバタしていることもあり年が改まったら始めようと思っていましたが、何もせずに1月が過ぎてしまい、ようやく2月から勉強を開始しました。 一日のスケジュールは平日は仕事があるので、早朝、通勤時間、昼休みと空いている時間を見つけて実行するよう課しました。 早朝の4時に起きて出勤までの2時間、通勤時間の往復2時間、昼休みの30分、合わせて4時間30分が勉強時間です。もっとも毎日これだけの時間を勉強に充てられることは無理なので、極力この8~9割は確保するよう努めました。また休日も起床時間は変えずに早朝の勉強時間をたっぷり取るようにしました。
早朝はまとまった時間が取れるのでビデオ視聴やテキストの読み込みを反復してやりました。 通勤時間は、ビデオ視聴がメインとなります。また電車では座るとすぐ眠くなるので、必ず立つことです。テキストを読んでいると乗り過しそうになるくらい集中できます。 昼休みも食後は眠くなるので、テキストで気になった項目の調べ物や道場破り等の演習問題(私は他のサイトを主に利用しましたが)をやりました。
◎勉強時間をどのように作ったか、仕事や家事、育児との両立のコツ。 私には二人の子どもがおり、帰宅後は食事、風呂、寝かしつけが終わるころには、自分も眠くなってしまいます。それで、自分も一緒に寝てしまうことにしました。おかげで自然と早寝早起きの習慣ができ、朝は目覚まし無しで起きれるようになりました。早朝の静かな時間は大切です。
◎教材の使い方。特に役立った教材。 ある程度学習が進んだら、過去問などの演習問題を解いていくことになりますが、ここで私が工夫したというかやっているうちに気付いたのは解いた後すぐに解答・解説を見ないことです。以下のようにします。 1、演習問題を解く。 2、テキストや法令集、またはインターネット等を使って解答を見つける。ただし、過去問サイトで解答を見つけるという意味ではない。 3、演習問題では4択問題も単問として選択肢ごとに、その設問は正しいか誤りか、自力で解答を見つけること。特に4択問題は何となく正解がわかってしまうこともあるで、その根拠を必ず選択肢ごとに調べること。 4、自己採点結果を、解答・解説と照らし合わせる。 5、結果的に正解であったとしても、解説と異なる解釈をしていることもある。その場合は、さらに調べるか、納得できなければ質問コーナーへ投稿する。 6、再度、演習問題を解き満点を目指す。この時は、選択肢毎にこれはこういう根拠だから○とか×とかを考えながら解くこと。決して記憶で正解肢を選ばないこと。設問内容を少しでも変えられると解答できなくなる。
夏ごろにはぼつぼつ予想問題集が各社から出版されるので少なくとも23冊はこなすこと。
◎勉強を続けるために工夫した点。 法令集を持っていてもインターネットは必須です。関係する法令がかなり多く、法令集を全て持っていてもたどり着くまでかなりの労力を要します。その点、インターネットでは民法全文を解説しているサイトや建築基準法などの本法から施行規則、施行令まで幅広く解説しているサイトもあります。消防法などに至っては、規則・令などを合わせると莫大なボリュームでとても調べきれません。 自宅ではパソコンですぐ調べ物ができますが、外でのインターネット環境も大事です。私はスマートフォンを持っていないのでポケットwifiとipodtouchで調べ物をしていました。小画面で使いづらいですが、その有無は絶大な差があります。帰宅してから調べようと思ってもなかなかそうはいきません。また、法令集のアプリや、簿記のアプリなども通勤時間には良いアイテムです。無料アプリでも結構使えます。 自分なりに使えるサイトを絞り込み登録しておくこと。毎回、googleなどの検索サイトであっちこっちと動き回らないこと。 ただし、インターネットの情報は玉石混交であり、100%正しいとは限らないです。掲示板サイトが一番危険。
◎精神面でのアドバイス。 学習開始のころ、おそらくは早春だとは思いますが、11月の試験まで時間があるから余裕だとは決して思わないこと。来週からとか来月からとか学習開始を延ばさないこと。今すぐにテキストを取り、ビデオを視聴すること。ライバルはすでに勉強を始めています。 インターネット環境は必須ですが、ネットサーフィンをしていると掲示板サイトなどでいろいろとネガティブな情報にも接しますが、それに惑わされないこと。したがってネットサーフィン癖のある人は要注意。あっという間に時間が過ぎ、大切な勉強時間を失ってしまいます。 資格を得たあとの自分をポジティブに妄想?しながら勉強しましよう。

◎直前期の追い込みの勉強方法。 特別なことをしない。あれもこれもと手を広げて、学習不足を補おうとすると失敗する。マンション管理に必須の区分所有法や、本試験の得点源でもあるマンション管理適正化法を重点的にやること。たとえ興味があっても建物の補修工法を覚えても得点源にはならない。
◎担当講師へのひとこと。 2年続けてお世話になりました。おかげで宅建主任者、マンション管理士、管理業務主任者の試験に合格することができました。
0おめでとう

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