不動産コンサルティングマスター

不動産コンサルティングマスター、かつては不動産コンサルティング技能登録者と呼ばれていた資格者です。取得が非常に難しいものの、取得すれば独立開業の道も開かれる非常に重要な資格となります。そんな不動産コンサルティングマスターの仕事内容を中心に、どのようなシーンで活躍するかを調べてみました。

不動産コンサルティングマスターとは?

不動産コンサルティングマスターは、数ある資格の中でも最難関に位置づけられる資格になります。まず難しいのが受験資格。宅建士、一級建築士、不動産鑑定士の資格を持っていないと受験すらできません。

これらの資格を有している人が受験をしているのにも関わらず、合格率は50%を切ることも珍しくなく、不動産のプロであっても半数以上が不合格となる難しい試験を突破しなければいけません。

不動産コンサルティングマスターの主な業務は、不動産に関するコンサルタント、つまり不動産売買や賃貸、投資などについて、相談に乗る、助言をするのが仕事となります。数ある投資の中でも初期投資が大きくなる不動産投資においては、なくてはならない専門家といっていいでしょう。

不動産業界でも活躍者多数

不動産コンサルタントといえば、独立開業し、多くの企業や個人と顧問契約を結んで業務を行うイメージが強いかもしれませんが、不動産業界では独立をせず、企業内にいながらコンサルティングの業務を請け負っている人も多くいます。そんな不動産業界の不動産コンサルティングマスターについてまとめていきましょう。

BtoB営業に人気の資格

不動産業界でも、不動産賃貸業、仲介業、売買業などでは、BtoB営業、つまり対法人営業において非常に人気が高い資格となります。法人が持っている不動産を処分する、新たな不動産を購入する、購入した不動産を貸し出すなどの際、不動産コンサルティングマスターに意見を聞くことは珍しくありません。

顧客である法人が、不動産に関して何か悩んでいること、もしくは考えていることがある場合、同じ営業マンであれば、無資格の営業マンより不動産コンサルティングマスターの資格を持った営業マンに相談したくなるのは当然であり、不動産業界でもこの資格を持った営業職を多く求めているのが現状です。

不動産仲介業には多数の有資格者が

不動産業界の中でも、特に目立つのは不動産売買業、不動産仲介業の企業での活躍です。不動産売買業を行う企業では、顧客の求める不動産を準備して売却をするのが仕事となります。この際、顧客の事情をよく理解したうえで、不動産の周辺状況や立地条件などを考慮して物件を勧めてくれる不動産コンサルティングマスターがいることで、成約率は高くなり、しかも継続的な取引が望めるようになります。

法人を相手にした売買や賃貸などは、個人を相手にした場合と比較してリピート率が高くなります。同じ顧客から安定して仕事をもらうためには、この資格を持った従業員の的確なアドバイスが重要となるため、非常に重宝されています。

不動産コンサルティングマスターで独立する人の特徴

不動産コンサルティングマスターの資格を取ったからといって、すぐに独立開業ができるわけではありません。何のあてもなく独立開業をしても、顧客を集めるのが大変であり、事業を軌道に乗せるのは容易ではありません。

不動産コンサルタントという仕事は、顧客との信頼関係が非常に重要となる仕事ですので、まずは信用されるだけの実績が必要となります。その実績が、より多くの不動産取引にかかわることです。

そのため、不動産コンサルタントとして独立開業する人の多くは、不動産業界で働き、より多くの不動産取引の現場を経験することが重要となります。

こういった事情を加味すると、やはり独立前の職種としては、法人営業を経験している人が多くなります。企業の対法人営業として、多くの不動産取引にかかわり、しかも多くの人脈を築くことで、独立開業した際にスムーズに事業を軌道に乗せることが叶うわけです。

不動産コンサルティングマスターの資格を持っている、もしくはこれから目指すという方は、まずはどこかの企業で経験を積み、人脈を整えてから独立開業と進むことをお勧めします。もちろん不動産コンサルタントの会社に就職するのも間違いありませんが、不動産コンサルタント会社では、周囲にこの資格を持っている同僚も多いため、相当努力しないと実績を残せませんのでご注意ください。

まとめ

不動産にかかわる資格の中でも、最難関に位置づけられる不動産コンサルティングマスター。独立開業をイメージする人も多いかと思いますが、企業内で活躍する有資格者も多くいます。

もちろん企業で雇われる場合でも、この不動産コンサルティングマスターの資格を持っているだけで、給与や待遇は周囲よりもかなり良くなるはずです。独立開業をするにも、顧客との信頼関係を築く必要がある仕事のため、まずはどこかの企業でじっくりと経験を積むことをおすすめします。