宅建マイスター

宅地建物取引士という資格は有名な資格であり、不動産業界でも取得している人が多い資格です。しかし、宅建マイスターという資格はあまり知名度がありません。この宅建マイスターはいわゆる宅建士の上級資格。国土交通省が認定する立派な国家資格になります。宅建士よりも宅建マイスターが注目される理由や、どのような業務を行うのかを確認しておきましょう。

宅建マイスターとは?

宅建士という資格は、不動産取引において、購入者が不利益を被らないように、円滑に契約を進めるために業務を行います。賃貸契約などの場合も含め、重要事項説明を行ったり、重要事項説明書に記名・押印を行う業務を担っています。

宅建マイスターとはこの宅建士の上位資格。宅建士として5年以上実務経験を積むことで受験資格が与えられます。この宅建マイスターの資格を持つ人は、いわゆる上級宅建士として、より信頼される宅建士として業務を行うことができます。

宅建マイスターの取得は必要?

現在も不動産業界には宅建の資格を持つ方が多数働いています。もちろん宅建士は不動産業界になくてはならない存在であり、多くの企業が宅建士を雇い、また従業員に宅建士の資格を取得するように勧めています。

宅建マイスターという資格の試験が始まったのが2017年。まだ新しい資格だけにこの資格を有する人も少なく、それだけに貴重な人材として不動産業界では現在注目を集める存在となりつつあります。

転職の際有利

多くの資格は、就職や転職の際非常に有利になるための武器となります。その中でもとりわけ宅建士マイスターは非常にオススメの資格となります。宅建マイスターを所有しているということは、少なくとも宅建士として5年は実務経験を積んでいることの証明になります。

さらにそこから勉強と努力を積み重ねたからこそ所有できる資格ですから、転職においては非常に有利になります。将来的に転職、もしくは独立開業を考えている宅建士の方は、ぜひとも取得しておきたい資格といえるでしょう。

どの不動産業にも必須の資格

宅建マイスターの業務は基本的に宅建士と同じです。不動産取引における重要事項説明を行い、重要事項説明書に記名・押印を行う、契約内容記載書に記名・押印を行うのが主な業務となります。

その取引きが、購入者にとって不利益があるような契約ではないか、正当な契約内容かを確認し、自身がその証人となるのが宅建士の仕事であり、宅建マイスターの仕事です。

それだけに不動産売買業はもちろん、あらゆる不動産業界の取引現場には必要な資格ですので、不動産業界では必須の資格といえるでしょう。

セカンドオピニオンとしての価値

宅建マイスターとして独立開業をする人も少なくありません。ただし、不動産取引の現場には、宅建士がいれば問題はなく、その宅建士は不動産業界で多数働いています。そう考えると、独立開業をした宅建マイスターに仕事があるかどうかという疑問が残ります。

実際に独立開業している宅建マイスターは、不動産取引におけるセカンドオピニオンとして活躍している現状があります。例えば企業などが、数億円規模の不動産取引を行うとします。この時取引相手の不動産売買業者、もしくは間に入った不動産仲介業者の宅建士が重要事項説明を行います。

こういった場合、企業が取引内容を宅建マイスターに確認してもらい、本当に問題のない取引かどうかを確認してもらいます。このセカンドオピニオンを担うのが宅建マイスターとなります。

宅建士よりも上級な資格を持っている宅建マイスターが確認してくれれば、大きな額の取引も安心して行えます。このような業務を行うことで、存在感を増している資格が宅建マイスターということになります。

新制度や法改正の最新情報に精通

宅建マイスターは取得したらそれで終わりという資格ではありません。宅建マイスターには定期的に研修会や勉強会などがあり、こういった場に積極的に参加することで、同じ宅建マイスター同士の横のつながりが強くなります。

さらにこういった研修会や勉強会では、最新の法改正に関する勉強や、不動産取引の新制度などについての講座もあり、持っている知識をどんどん最新の知識にアップグレードしていくことも可能です。

まとめ

日本は今後も少子高齢化が進み、生活スタイルもどんどん新しいものに変わっていきます。当然不動産に対する考え方も変わっていくはずで、常に最新の社会状況、法規制などに精通した宅建マイスターの存在はどんどん求められるものになるでしょう。

すでに宅建マイスターを紹介するサイトも存在しているように、今後不動産取引には、その取引に関連する不動産会社の従業員ではなく、外部の、そして中立な立場の宅建マイスターが間に入るという機会も増えるでしょう。

宅建士の資格を持つ方は今後も増えていくと予想されますので、そういった方との差別化のためにも、宅建マイスターの資格を目指すことは非常に有意義であると考えて間違いないでしょう。