通関士試験3回目。過去2回とは学習方法が見違えるように変わった理由 【通関士】 2017年(平成29年度)合格 勉強期間8ヶ月間(2月〜) 受験回数3回目 職業正社員(サラリーマン) 年代40代 性別女性 今年は三度目の挑戦となった。思えば一回目は無謀な短期独学受験。当然三科目目で撃沈した。昨年二度目は早目に学習を開始し関税協会のテキストや市販の申告書作成問題集を駆使し対策を講じたがまたも三科目目が届かず。そこで今年、背水の陣で臨むこととなり初めて通信講座フォーサイトの力を借りることになった。良い機会なので初心に返り基礎の関税法からきちんと学習をやり直した。講義DVDのおかげであまり苦とならず復習することができた。テキストも必要なことだけで試験のために不要な箇所は極力削ってあり集中がしやすかった。自分では理解しているつもりが曖昧に混同してしまっている箇所等を少なからず発見することもできた。もうひとつ大きな収穫となった学習方法としては問題を解く時間を計るということ。これまではじっくり正確に正解を導くことに重きを置いていたが実はこれだけでは不十分なことに今年は気がついた。このことは特に申告書作成問題に効果を発揮することとなった。毎朝起きたら顔を洗う前に申告書作成問題を輸出輸入一問ずつ時間を計って解く。これを半年間毎日休まず続けることで格段にスピードと精度が上がった。実際、今年の三教科目では最初の二問を35分で仕上げ残りの時間でゆっくりほかの問題に取り組むことができ点数を積み上げることができた。昨年の失敗で一年近く辛酸を舐めさらには他部署に配置転換の話まで持ち上がり精神的にもかなり追い詰められた状況を沈めてくれたのは神田先生の優しく時には厳しい講義の間のコーヒーブレイクのコーナー。試験が近づくにつれてこの支えは大きかった。どんなに仕事で疲れて帰ってきても学習は別と気持ちの切り替えを促してくれた。試験前のメンタル管理までしてもらったように感じている。昨年独学のときは試験直前で息切れしてしまい最後に重圧で潰れてしまった自分を思いだしながらそう感じた。試験数日後の回答速報を恐々待ち、意を決して採点。通関業法8割強、関税法等8割強、通関実務約7割得点することができ、先週無事合格通知を手にすることができた。通関士試験を通して自分への自信と爽快なまでの達成感を得られ今週からは通関士としての経験を積む修業が始まった。ようやくスタート地点に立つことができた。今回の通関士資格の取得は間違いなく私の人生の岐路となりそうである。