先日、色彩学会の催しで、政近さんの講演を伺う機会がありました。
イタリアに移住なさったことで、服装の文化を体験なさり、
帰国後、「パーソナルスタイリスト」として活躍していらっしゃる方です。
そのパーソナルスタイリストという職業が、
高校の教科書に取り上げられたとのこと。
日本には独自のファッション文化がありますが、
本来のルールを教わるシステムはあまりないのが現状です。
今でこそ、ファッションのTPOなどといわれますが、
それだけでは足りないもっと奥深いルールが存在しているのだとか。
最初におっしゃったのは、女性は男性の服装に合わせるのが
基本ルールなのだということ。
いわゆる男性のドレスコードに、
女性が合っていることが常識なのだそうです。
男性は女性のおまけ、のように思われている
日本のファッション事情とは全く違うのですね。
洋装の文化の浅い日本、ファッションの文化も、
もっともっと充実していくことを願っています。