2019 / 12

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2019/12

コートールド美術館展

10:00:57 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。

今年も、ブログをお読みいただきありがとうございました。
みなさまの一年が、彩りに満ちたものであったことを願います。

コートールド美術館展に行ってきました。
秋から冬にかけて、可能な限り美術館を訪ねたものの、あまり心が動かず、
歳を取ったせいかと不安に感じてもいましたが、今回は久しぶりに、心震える瞬間がありました。

今回の美術展の見所の作品にたどり着く前に、
いきなり足が止まってしまったのは、クロード・モネの「花瓶」という静物画でした。

描きかけて花の配置に悩んで一度やめ、数十年後に再び制作に取り掛かったというこの静物画は、
淡い花の色あいが、空気感、香りまでがふわりと届けているような、不思議な感覚を呼び覚ましました。

その絵を見た途端、共鳴、というのか、描いた人が何に感動し、
どう描こうと思ったのか、を感じて、「打たれた」、というより、「撃たれた」思いでした。

そういえば、以前同じような感覚を味わったのも、モネの作品でした。
「日傘をさす女」という絵で、その時も絵の前で足が止まり、
作者がこの女性のことをどんなに愛していたかが伝わってきたのですが、
のちに、奥さんを描いたものであったと知りました。

好きな絵というのは、こんな風に、描いた人の心に共感するものなのだな、と、改めて感じました。

そして、セザンヌの、大きな松のあるサント=ヴィクトワール山。
色彩学の重鎮、城先生が、実際にエクス・アン・プロヴァンスまで、
その姿をご覧になりに足を運んだというエピソードのある、山の風景も、心に刻まれました。

2020年から、愛知、神戸に巡回します。
みなさまの心打たれる一枚に、出会えますように。


みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
来年度からはいよいよ、公式テキストが新しくなります。
また新たなるアプローチでの学習、楽しみにしていらしてください。

先日、恵比寿を歩いていたら、アトレという駅ビルのポスターが目に留まりました。
キャッチコピーは「Life with color」。
私を彩る、くらしを彩る、というコンセプトですが、この冬のポスターの写真に
使われた色は、グレイの街に降る雪に、モデルさんの着るコートのベージュだけ。
この冬は、CMでも特に、冬には温かさを特別に感じる、というコピーを多く聞くように
感じましたが、このニュートラルカラーの静かなポスターから、たくさんの色を感じて、
ニュートラルカラーにカラフルを感じる映像だな、と感じました。
ポスターのコンセプトも、キーカラーをシルバーにし、女性のメンズライクな装いが
女性らしさを際立たせるよう作ったとのこと。
降る雪は家のこたつのミカンを、クールな街の様子は街角を曲がったウインドーのクリスマスカラーを、モデルさんのアンニュイな表情は冬を楽しむ期待感をイメージさせる、
彩りを感じる一場面でした。

冬は一番、暖かい季節。


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2019/12

カルティエ 時の結晶展

10:00:48 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
検定が終わって一息つかれた受験生の方、
学習して得た知識を、日々の生活の中で実際に使ってみてくださいね。

以前ブログでも取り上げた、京都のヴァンクリフ展、
2018年の夏に開催されたショーメ展を見逃してしまったので、
今回のカルティエは前売りチケットを準備しておりました。
カルティエの作品は、日本ではこれまで3回、展覧会が開催されているようですが、
展覧会は日本だけではなく、世界各国の主要美術館で開催されています。
商品としてではなく、美術品としての価値が認められたメゾンは多くはないとのこと。
今回の展示は、「時間」をテーマに、色と素材、フォルムとデザイン、
といった章立てでカルティエの創作の歴史を背景に表現するという試みでした。

自然が莫大な時間をかけてはぐくみ生まれた宝石と、それを発見した奇跡、
動物や昆虫、植物など様々な美しいものからデザインを呼び起こすアイディアと、
それらを形にする技術によって生まれた美しさを、「時空を超えた対話」としています。
会場も、新素材研究所が「旧素材こそ最も新しい」という理念から手掛け、
いわゆる「展示」を超えた魅せる見せ方となっていました。
会場は、連れとはぐれたら二度と見つけられないと思うほど、足元も見えない真っ暗闇。
そこに、まるで浮きあがるように作品が光を当てられています。

カルティエは時計でも名を知られていますが、今回の展示でも、
その美しさだけでなく、技術のすばらしさに感心する「ミステリークロック」があります。
金とプラチナ、水晶の文字盤でオニキス、珊瑚、ダイヤモンドを施された時計は、
まるで水晶の中に時計の針だけが浮かんでいるかのように見えるもの。
ムーブメントの存在を見せないようにするカルティエの技術と美しさへのこだわりに強く感心させられます。
暗闇で平衡感覚をなくしたのか、はたまた石の持つパワーなのか、
圧倒された展示の数々でした。


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2019/12

2019年を彩った色

10:00:26 | 学習について | Comments Off | Trackbacks (0)

みなさん、こんにちは。
フォーサイト専任講師の神宮です。
東商の検定をお受けになった方、お疲れ様でございました。
良い年の締めくくりとなりますように。

令和元年も今月で終わり。
皆様にとってどんな平成の最後の年&令和の最初の年でしたか。
日本色彩学会で、色彩を広く知ってもらう、という考えのもと、
一年を代表する「今年の色」を一般に募集しているのをご存知でしょうか。
昨年度から始まったこの「今年の色」。

2019年度からは、名称を「MIC(Most Impressive Color)2019」として、
令和元年の一年を、色彩という目線から振り返り、その年のイメージを共有して、
色彩への関心を広げようという試みです。

今年、検定に合格して色彩の世界を広げた方、新しいことをスタートした方、
幸せなことがあった方、などなど、みなさんにとっての今年の色は、何色でしょうか。
応募は12月10日まで。
令和の締めくくりに、みなさんもぜひチャレンジしてみてください。


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  • ブログ著者:
  • 神宮彩子講師

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