危険物取扱者の難易度は?甲種・乙種・丙種の難易度をわかりやすく解説
更新日:2023年10月2日
危険物取扱者の資格を求めていて、難易度が気になる方もいるでしょう。合格率や出題内容を見れば簡単な種類や、難易度の順番などがわかります。以上をヒントに、試験勉強を正しく進められるでしょう。
今回は危険物取扱者の資格を求める方のため、甲種・乙種・丙種の難易度をわかりやすく解説します。これを読めば簡単な種類や、難易度の高い試験を見分けられるでしょう。以上を踏まえて、受験すべき種類を決めてください。
危険物取扱者の難易度を合格率から考える
まずは最近の合格率から、危険物取扱者の難易度を検証します。甲種、乙種、丙種の3種類で、合格率が異なるのが特徴です。それぞれの難易度について、以下で解説します。
甲種
甲種の2022年の合格率は34.4%で、おおよそ3人に1人が受かる難易度です。資格試験としては、それほど低くありません。他資格では合格率が10%を切るものがあり、それと比べれば簡単なイメージです。
一方で3人に1人が受かる難易度は、決して気を抜けません。過半数が不合格になっているからです。また甲種は受験資格が求められているため、受験者のレベルが高いことが想定されます。要点をしっかり押さえ、苦手分野を克服しないと、取りこぼしが多くなるでしょう。
危険物取扱者試験の甲種は、資格試験としての合格率がそれほど低くありません。しかしきっちりと学習しなければ取りこぼしが多くなり、不合格に結びつくでしょう。
乙種
乙種には6つの区分があり、2022年の合格率は以下のとおりです。
区分 | 合格率 | 受験者数 |
---|---|---|
1類 | 68.5% | 3074人 |
2類 | 68.5% | 2941人 |
3類 | 70.1% | 3522人 |
4類 | 30.4% | 5万7569人 |
5類 | 71.0% | 3639人 |
6類 | 66.9% | 4016人 |
合計 | 39.3% | 7万4761人 |
4類のみ合格率が30.4%と低く、そのほかは70%前後です。4類は受験者数が飛びぬけて多い分、準備不足で試験に臨む方も多いといえます。そのため合格率がほかの区分より低いのでしょう。それでも30%を超えているので、難関とはいえません。
一方で4類以外は、おおむね合格率が高いといえます。4類でも3人に1人は合格できる計算なので、どの区分でも要点を中心に学んでいけば、多くの問題を理解できるでしょう。危険物取扱者の乙種では、4類の合格率だけが低い状況です。それでも30%台なので、要点に対する理解があれば合格できる難易度といえます。
丙種
丙種の2022年における合格率は54.0%で、過半数が合格できる計算です。そのため基本を押さえていれば、多くの問題を解けるでしょう。資格試験としては合格率が高いので、挑戦しやすいといえます。過半数が合格できる資格試験は、難易度が低いイメージです。甲種や乙種全体と比べても合格率が高いので、簡単であることがうかがえます。そのため初めて資格を手に入れたいと思ったら、選択肢になるでしょう。以上から丙種は危険物取扱者試験のなかでも、とくに合格率が高いといえます。基本を覚えておけば、多くの問題に正解できるレベルです。
難易度を出題内容から考える
危険物取扱者試験は種類によって出題内容が異なり、それによって難易度も違います。ここでは甲種や乙種、丙種の出題内容を検証するので、難易度の背景を見ていきましょう。
甲種
甲種は3人に1人が合格できる試験ですが、大卒程度の学力を要します。充分な学力がないと、難問を解けない可能性があるのです。実際に問題によっては、大学で習うレベルの題材もあり、準備不足だと問題自体を理解できないおそれがあります。
甲種では題材となる危険物の範囲が広く、物理や化学の知識を要します。以上から科学的な教養がある程度なければ、合格が難しいでしょう。合格率は3割を超えていますが、受験資格が定められているため受験者のレベル自体が高いことが想定されます。ハイレベルな学力がないと、解けない問題が多いでしょう。
そして、試験科目のなかに「物理学及び化学」があるため、科学的知識を問われやすいといえます。これは大学レベルでの学習範囲から出題されます。
甲種の難しいポイントとして、題材となる危険物の範囲の広さもあります。試験本番では危険物の性質に加え、火災予防や消火方法も解かなければなりません。実務で起きる不測の事態に備えて、危険物の性質やリスクマネジメントを学ぶことが必要です。これらも専門的なレベルなので、充分な勉強をしないと本番が厳しくなります。
甲種では危険物に関する法的知識も求められます。法律には複雑な表現もあるため、正確な認識が必要です。危険物を扱う現場でコンプライアンスを守るために、一部法律に詳しくなければいけません。以上からテキストを読み込まないと、多くの問題を解けないおそれがあります。気を抜かずに学ばなければ、乗り越えられません。
甲種では危険物に関する幅広い知識に加え、大学レベルでの物理学や化学など、本格的な知識を求められることから、危険物取扱者試験のなかでも難易度が高いでしょう。
乙種
乙種の難易度は、甲種ほど高くありません。4類では甲種と同じレベルの合格率ですが、これは受験者数がほかの類型より多いためです。4類以外の合格率を考えると、甲種ほどは難しさを気にする必要がありません。
物理や化学のレベルも甲種より低いといえますが、危険物の性質のように専門的な知識は求められます。そのため要点を中心に、充分な学習をしておかないと、本番で苦戦するかもしれません。
乙種は高卒程度の学力でクリアできる可能性があります。甲種では大卒レベルになりますが、乙種では基本的な内容が中心だからです。以上から基礎を押さえるだけでも、クリアできる可能性が高まります。そのため理系分野への苦手意識がなければ、多くの問題をクリアできるでしょう。
一方で危険物に関する総合的な知識は、乙種でも必要です。たとえば乙種でも、関連の法令が出題されます。危険物を扱うときもさまざまな法律が関わるため、事前に学習しなければなりません。
さらに危険物そのものに対する理解も必要です。危険物の性質に加え、火災予防や消火方法に関する出題が見られます。乙種は高卒レベルの学力で対応できますが、それでも危険物に対する知識はブラッシュアップしておきましょう。
乙種は甲種より難易度が低いといえますが、危険物の法令や性質、リスクマネジメントなど総合的な知識を要します。とくに受験者数の多い4類では基礎を中心として、入念に学習を重ねてください。それでも甲種よりは複雑な知識が求められないため、挑戦しやすいレベルです。
丙種
丙種は甲種や乙種より合格率が高いといえますが、高校生レベルの学力は問われます。しかし物理学と化学の問題がなく、ほかのジャンルにおいても、出題範囲が限定的といえます。以上から丙種は、ほかの危険物取扱者試験と比べても、簡単な構成です。
丙種の出題内容の特徴として、物理学や化学の問題がない点があります。甲種や乙種では出題されるため、理系分野に関する一定の知識を問われます。しかし丙種では、物理学や化学に関する知識を求められません。以上から学歴が高くなくても、クリアできる可能性があります。
出題内容は危険物に関する法令や、危険物の性質、リスクへの対処などです。一方で物理学と化学が出題されない代わりに、燃焼や消火の基礎知識が問われます。このジャンルは出題数も5問しかありません。要点を押さえれば全問正解を目指せるでしょう。
全体の問題数が少ないことも、丙種の特徴です。たとえば甲種は合計45問、乙種は合計35問ですが、丙種は25問だけになります。レベルが高くないうえ問題数が少ないので、最後まで解きやすいでしょう。試験範囲も限られているので、対策もスムーズにできます。
以上から丙種は甲種や乙種よりも問題のレベルが低いといえます。問題数も少ないので、高校在学中でも合格の可能性があるほどです。
難易度の違いを決めるものは?
甲種や乙種、丙種では試験の規則や問題構成が異なるため、難易度も違います。ここでは受験資格や、問題の選択肢の数、試験内容などから違いを見ていきましょう。
受験資格の違い
危険物取扱者試験は、種類によって受験資格が異なり、それによって難易度が異なります。甲種のみに受験資格が設けられていて、乙種や丙種よりレベルが高いのが特徴です。
甲種は誰でも試験を受けられるわけではありません。学歴や資格、実務経験などに関して要件が決められています。定められたもののうち、ひとつは満たしていなければなりません。そのため資格を取りたいと思ったら、受験資格を満たしているか確かめてください。
甲種の受験資格として、大学などで化学関連の科目を15単位以上取っていることが挙げられます。ただし大学に行ったことがなくても乙種危険物取扱者資格のうち、指定の4種類をすべて取っていたり、資格取得後にそれを生かせる職場で2年以上の実務経験があったりすれば、甲種試験の受験が可能です。
ほかにも科学関連の分野専攻で修士や博士の学位を得ていても、甲種試験を受けられます。このように甲種では危険物取扱者資格か、科学や化学に関する学業実績がないと受けられません。受験資格が定められている点からも、乙種や丙種より難易度が高いといえます。
一方で乙種と丙種には、受験資格が設けられておらず、誰でも受験できるのが特徴です。甲種を目指している方も、まずは乙種か丙種から始めるとよいでしょう。どちらも試験内容が甲種より簡単なので、プレッシャーが少ないといえます。受験者に対する門戸が広く、要点を覚えれば誰でも合格できるイメージです。
以上から乙種や丙種は、誰でも受けられることもあり難易度が低いといえます。一方で甲種は、大学での学業や資格に関して受験できる条件が決まっており、準備段階でも難しいイメージです。
試験問題の選択肢の数の違い
試験問題の選択肢の数によっても、難易度が異なります。甲種や乙種は5択で、丙種のみ4択です。そのため選択肢の数から見ると、甲種や乙種はレベルが高いといえます。
甲種と乙種は5択から正解を選ばなければなりません。不正解が4つあるので、4択のときより見分ける力が求められます。以上から一定の知識がないと、正解を増やせないでしょう。
選択肢のなかには、正解に見せかけた不正解があります。文章の半分以上が正しくても、一部分が間違っていれば、正しくありません。そのため正解を読み分けるには、要点を押さえた学習が大切です。甲種と乙種は選択肢が多く、正誤を見分けるテクニックも必要です。
一方で丙種は選択肢が4つに絞られています。以上から、甲種や乙種よりも正解を選びやすいでしょう。一問あたりの情報量が多くないので、集中力を切らすリスクも低いといえます。
ほかの資格試験でもマークシートによる選択式では、4択が採用されることがあります。以上から丙種の試験構成は、資格試験として標準的です。正解の文章とそうでないものを見分ける力は必要ですが、甲種や乙種よりは正解を選びやすいといえます。問題の選択肢の数で見れば、甲種や乙種は5択と多いため、丙種より難しい印象です。
物理学・化学の問題の難易度の違い
甲種は危険物取扱者試験のなかでも、物理学や化学の問題が難しいといえます。大学レベルの学力を求められるからです。もともと受験資格のひとつとして、大学で化学関連の授業の単位を一定以上取っていることが定められています。ただし大学の授業で習うものは複雑な要素があり、授業で習ったことも忘れているかもしれません。以上から資格試験の勉強を機に、知識をブラッシュアップさせてください。
乙種の物理学や化学の問題は高校レベルにとどまります。高校で理系科目を複数習っていれば、物理学や化学はある程度わかるでしょう。ただし最終学歴が中卒だと、この分野の問題で苦戦するかもしれません。以上から乙種を受けるときも、物理学や化学に関する出題範囲を、入念に確かめてください。
丙種に関しては、物理学や化学に関する出題がありません。その代わり、燃焼や消火に関する基礎知識を問われます。テキストで知識を補強すれば、正解数を増やせるでしょう。このように難易度は、物理学や化学の問題で異なります。甲種はもっとも難しい一方、乙種は高校レベルの理解があれば大部分を解けます。丙種はそもそも出題されず、代わりに出題される科目も基礎レベルでクリアできるでしょう。
受験科目免除の制度の違い
危険物取扱者試験には、科目免除が設けられることがあります。甲種には科目免除がありません。乙種は2パターンあり、丙種には一定の実務経験が設けられています。それぞれの違いを見ていきましょう。
甲種には科目免除が設けられていません。通常どおりにすべての科目を受験し、合格点を目指すことになります。仮に不合格になったら、次もすべての科目を解かなければなりません。求められる学力が高いうえ、科目免除もないため、難易度が高いといえます。
以上から甲種の危険物取扱者試験では、免除によるアドバンテージを期待できません。試験範囲のすべてをまんべんなく勉強して、本番に臨んでください。
一方で乙種試験には、科目免除を設けられています。乙種の類型にもよりますが、一定の条件を満たせば、最大2科目の免除が可能です。危険物取扱者の科目数は、原則3科目になります。2科目の免除により、1科目だけを解けば合格できるしくみです。以上から資格取得に向けて、アドバンテージを得られるでしょう。
丙種でも消防学校の警防科の修了や、消防士として一定の実務経験をこなしていれば、1科目の免除を受けられます。丙種では全体的に問題がやさしいので、免除を認められればさらなるアドバンテージになります。消防の実務経験がある方は、資格取得のチャンスが大きいでしょう。
このように甲種は試験の一部免除がない一方、乙種は条件次第で問題の大部分を免除されます。丙種は一定の実務経験で問題の免除を受けられるしくみです。以上から乙種と丙種では、条件を満たせば試験の一部免除のアドバンテージを受けられます。
危険物取扱者資格はどの種類の取得がおすすめか?
危険物取扱者試験には3つの種があり、さらに乙種の類に関しても合わせて数えれば、全部で8種類の試験があることになります。
この危険物取扱者試験を受験する際、その試験に挑戦するのがいいのか?この点を考えていきましょう。
もし今就いている仕事や、今後向かいたい業界で危険物を取り扱うという場合、その危険物に対応した資格を取得するのがベストなのは間違いありません。まずは自分に最も必要な資格がどの資格かをしっかりと把握しましょう。
現状の業務などに直接関係はないものの、危険物取扱者の資格を取得しておきたいという方は、以下の順番で受験を検討することをおすすめします。
受験資格があるのであれば甲種がおすすめ
再三書いていますが、甲種試験には受験資格が存在します。この受験資格を満たしているのであれば、甲種試験に挑戦するのがもっともおすすめです。
甲種資格は全ての危険物の取扱が可能となるため、今後どの業種に就いたとしても無駄になることはありません。
まずは甲種受験に関する受験資格をまとめておきましょう。
★甲種試験の受験資格 ・大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
- 大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
- 乙種危険物取扱者免状を有する者(実務経験2年以上)
- 乙種危険物取扱者免状を有する者(指定の4種類)
- 修士・博士の学位を有する者(科学に関する事項を専攻)
大学で化学に関する学部を卒業している方、もしくは化学に関する単位をある程度持っている方は問題なく受験が可能です。単位さえ必要数取得していれば、大学を卒業している必要はありません。
学歴では条件を満たさないという方は、乙種の免状が必要となります。ただし乙種の免状をなんでも良いから取得するというだけでは受験資格を満たしません。受験資格を満たす方法は2つです。
ひとつは乙種免状を取得し、その免状を活用した職場で2年以上の実務経験があること。取得した免状と別の類を扱う仕事に従事している場合は、何年実務経験を積んでも受験資格は満たしませんので注意しましょう。
もうひとつは指定の乙種免状4種類を取得すること。甲種試験の受験資格を満たす4種類の乙種免状とは以下の通りです。
★甲種試験の受験資格を満たすために必要な4つの乙種
- 1類もしくは6類
- 2類もしくは4類
- 3類
- 5類
3類と5類は取得必須。残る4つのうち上記の条件に合うように2つを取得すれば甲種試験の受験資格を満たします。
これらの受験資格を満たしている方は、ぜひ甲種試験に挑戦してみましょう。
甲種受験資格がない場合は乙種を順番に取得
甲種試験の受験資格を満たさない方は、乙種試験を受験することになります。乙種を受験する場合は、最初に書いた通りまずはなんといっても自分に必要な類を目指すのがベストです。
そうではなく乙種資格を目指す場合は、まずは汎用性の高い4類から取得するのがいいでしょう。4類を持っていることで就ける仕事も多く、前出のガソリンスタンドなどに加え、引火性液体を運送するタンクローリーのドライバーやその補助者などにもなることができます。
また、甲種資格を受験したいものの、学歴による受験資格を満たさないという方は、乙種資格を4つ取得するのが最短の方法。乙種受験が甲種受験の受験資格を満たすためという場合は、資格を取得する順番にも注意しましょう。
ここではおすすめの順番を2つ紹介していきます。
おすすめの順番①
4類→6類→3類→5類
ひとつめの順番は4類から取得し、6→3→5類と取得していく方法です。この順番のポイントは、最初に汎用性の高い4類を取得するということ。4類を取得することで、資格手当を受け取れたり、より高収入を期待できる職種に転職することなども可能です。
もうひとつポイントとなるのが、4類は試験回数が圧倒的に多いという点です。最初に開設した通り、4類は圧倒的に受験者数が多い試験。そのため試験を実施する各自治体も、ほかの類よりも試験日を多く設定しています。
つまり4類は比較的自分に都合のいいタイミングで受験できるということ。このメリットを活かしましょう。
そのうえで残りの3種は、シンプルに取り扱える危険物の数が少ない順に受験します。取り扱える危険物の数が少ないということは、それだけ勉強する範囲が少ないということ。乙種試験は1つ合格していれば、2つ目以降は科目免除を受けられます。
2つ目以降で勉強するのは、取り扱う危険物の特性などの知識。ならばその危険物の数が少ないほど勉強は楽になるはずです。
おすすめの順番②
6類→2類→3類→5類
甲種試験の受験資格取得という点を重視すれば、勉強する範囲をできるだけ狭くして一気に4つの乙種を取得するのがベストでしょう。そう考えると「2類or4類」の項目は、より取り扱える危険物の数が少ない2類の取得がベターということになります。
この点も踏まえ、とにかく取り扱える危険物の数が少ない順番で受験するのがこちらの順番。
この順番で受験する場合は、甲種受験が将来的な目標となりますので、できるだけ短期間で一気に取得できるように日程を組むといいでしょう。
乙種の問題を難しいと感じたら丙種から
危険物取扱者試験に挑戦するのであれば、受験資格のない乙種試験から挑戦するのがおすすめです。とはいえ、乙種試験も簡単な試験というわけではありません。特に危険物に関する基礎的な知識や、基礎的な物理学・化学を難しいと感じる方もいるかと思います。
乙種の過去問や問題集、テキストなどを見て、難しいと感じた方はまずは丙種から挑戦してみましょう。
危険物取扱者の勉強も経験が非常に重要になります。無理に最初から難易度の高い目標を目指すのではなく、まずは難易度の低い丙種試験の勉強を経験することで、その後乙種試験、甲種試験の勉強にも大きなプラスがあるはずです。
難しいと諦めてしまうくらいであれば、まずは丙種試験で危険物に関する勉強の経験を積むようにしましょう。
難易度をクリアするには通信講座の利用も手
危険物取扱者試験の難しいポイントをクリアするには、通信講座を利用してみましょう。独学よりも通信講座を受ける方が、合格の可能性を上げられるからです。加えて自分のペースでわかりやすく学べることも、通信講座の特徴といえます。おすすめの理由を、以下で3つ見ていきましょう。
通信講座の受講で合格の可能性を上げられる
通信講座の受講により、合格の可能性を上げられます。効率的な学習により、短期間で合格する方もいるからです。資格試験特有の難問も通信講座を利用すれば、スムーズに解けるかもしれません。取りたい資格の試験でつまづきたくない方は、通信講座を使ってみましょう。
危険物取扱者試験でも、通信講座の活用で合格に近づけます。たとえば乙種4類の場合でも、最短2カ月でクリアできるでしょう。満点ではなく合格点を目標にして、要点を中心とした効率的な学習をすすめるからです。以上から通信講座を受講すれば、資格試験のコツをつかめます。危険物取扱者試験でも、難問をクリアしやすくなるでしょう。
わかりやすく学べる
通信講座では、資格試験で求められる知識をわかりやすく学べます。その要因が、フルカラーテキストや動画講義です。たとえばフルカラーテキストでは、情報が色分けされていて、見やすいといえます。スマートフォンやパソコンで勉強をするときも、情報が頭に入りやすいのです。以上から知識が記憶に残りやすく、本番で力を発揮できるでしょう。
一方で通信講座では、動画講義の質もポイントです。特定の科目を知り尽くした講師によって、ハイレベルな授業を受けられます。動画形式なので、何度も聞き直せるのが特徴です。以上から通信講座を利用すれば、フルカラーテキストや動画講義によって明快に学べます。メリハリのある勉強ができ、合格を目指しやすくなるでしょう。
自分のペースで学べる
最後のポイントは、自分のペースで学べることです。ライフスタイルに合わせつつも、空き時間ならいつでも勉強できます。学習補助ツールもあるので、そちらを使えばよいでしょう。学習スケジュールの構築や、楽しく学べる工夫などを助けてもらえます。
また通信講座は、スマートフォンやパソコンで学びやすいように作られています。そのためスキマ時間でも勉強しやすいしくみです。通勤時間や移動時間、帰宅後などのちょっとした空き時間にも勉強できるでしょう。以上から通信講座は、通学講座より自分のペースで勉強できます。危険物取扱者試験でも、スキマ時間を使って学べるでしょう。
危険物取扱者試験乙種4類はフォーサイト
危険物取扱者乙種4類を目指す方には、フォーサイトがおすすめです。乙種4類は実社会での需要が大きいため、取りたい方が多いでしょう。そこでフォーサイトを利用すれば高品質の講義動画やeラーニングを使えるので、スムーズに学べます。以上から実力をつけられ、合格に近づけるでしょう。
フォーサイトでは高品質な講義により、難しいポイントもわかりやすく学べます。eラーニングの「ManaBun」で、学習スケジュールの構築をサポートしてもらえるのがメリットです。このようなメリットを生かし、準備を整えられるでしょう。
危険物取扱者試験の乙種4類では、危険物の性質や化学の知識などで、難問が想定されます。しかしフォーサイトを利用すれば難問も解けるようになり、合格を目指せるでしょう。
まとめ
危険物取扱者試験の難易度は甲種・乙種・丙種により異なります。甲種では大学レベルの学力を求められるうえ、受験資格も定められています。試験の一部免除もないので、もっとも難しいでしょう。大学レベルの物理学や化学の知識を求められるため、気を引き締めて準備を進めてください。
一方で乙種は基本的な学力があり、テキストを読み込めば大部分の問題をクリアできます。基本的な事項を中心に、入念な学習を進めてください。丙種は危険物取扱者試験のなかでは問題のレベルが低く、合格率も高めです。
危険物取扱者試験では、どのような難問が出るかわかりません。効率的に学習を進めるなら、通信講座を使いましょう。以上によって危険物に関する知識をマスターでき、本番に備えられます。