公務員の魅力とは?
更新日:2019年4月8日
国民・住民への社会貢献
憲法第15条2項の規定をご存知でしょうか。
「すべて公務員は、全体の奉仕者であつて、一部の奉仕者ではない。」
中学・高校の教科書でもご覧になったことがあると思います。公務員の仕事の最も大きな魅力は、営利を目的とせず、国民・住民の利益の最大化のために働くことができるということです。士業、フリーランスや民間企業をはじめとする多くの職業が、最終的には自己や会社の利益を追求するものであるのに対し、公務員は、純粋に他者(国民・住民)のために働くことができます。
「公共のために仕事ができる」「地域住民の暮らしを直接サポートする仕事ができる」ということが、公務員の志望動機として最も多く挙げられています。これは、純粋に他者(国民・住民)の利益のために働きたいと考えている方が、公務員を志望されていることを意味するものといえるでしょう。「人の役に立つ仕事がしたい」と考える人にとっては、このうえない魅力を持つ職業といえます。
やりがい
公務員はやりがいの多い職業といえます。仕事の全てが国民・住民のためにつながる、いわば、身近な人や大切な人々のために仕事ができます。どんな仕事であっても、苦しいこともあると思います。
でも、そんな時こそ誰のために働いているのかが分かりやすいことは、思った以上に励みになるものです。そして、国民・住民のための仕事ですから、必然的に扱う仕事も影響力の大きいものとなり、仕事のやりがいにつながります。
安定した環境や福利厚生
公務員は何といっても労働環境が安定しているといえます。長時間労働を強いられることも、休日出勤をするケースも少ないでしょう。公務員の職種によっては、休日や祝日の出勤もありますが、しっかり手当がつきます。勤務については一日8時間、完全週休二日制が一般的です。
また、年間20日間の有給休暇や各種特別休暇も充実。産前産後休暇はもちろん、育児休暇が確実に取れるのも女性にとっては安心です。(育児休暇中も一定の所得が保証されます)。男女平等を標榜する企業も多いですが、民間企業では現実的に難しい真の「ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)」を実現できるのは公務員ならとなります。特に、女性や親の介護を控えた世代の人にとっては働きやすい職場である点は、魅力的といえるでしょう。