旅行業務取扱管理者試験、数種間で正答率9割に届いた秘密
【旅行業務取扱管理者・総合】
2015年(平成27年度)合格
- 勉強期間
- 4ヶ月間(5月/6月〜)
- 受験回数
- 初学者(1回目)
- 職業
- 無職
- 年代
- 30代
- 性別
- 女性
とはいえ初めての資格試験ということもあり、国家資格の勉強方法なども未知数だったため、独学では難しいと考え通信講座を選択しました。自分の好きな時間とペースで勉強できる通信講座は今考えると良い選択だったと思います。
退職をしてから時間ができたことと、ちょうど試験の3か月前に受験日程を知ったこともあり、期間を絞って集中的に勉強しようと決めました。また、数十、数百もの多種多様な資格に対応している会社よりも、ある程度資格を絞った会社の方がより専門的かなと貴社を選びました。
もともと旅行やドライブが好きだったこともあり、旅行業法や約款はどんどん頭の中に入ってきて、大学受験以来の受験勉強が楽しくて仕方ありませんでした。テキストもポイントを絞ってまとめられているおかげで、旅行業法の法律の本を読んだだけではおそらくさっぱりわからなかったであろう内容が、数週間で9割がた正解を導けるようになりました。
ペースは落ちましたが、国内、海外実務も時刻表も購入しつつ、自分の行ったことがある場所や、利用している電車や飛行機の仕組みも理解できて楽しく勉強できました。ただし旅行実務については、内容を理解していても問題で確実に正解を導けるものではなく、ちょっとした見落としや焦りで芋つる式に間違ってしまうこともわかり、ひたすら過去問を繰り返すことに専念しました。
困ったのは国内海外地理でした。これはさすがに勉強範囲が膨大で、貴社のテキストで過去問は解けても、その年度の時事問題などが出るので、勉強しても勉強しても不安が残りました。
そこで、図書館で見つけた「旅に出たくなる地図」(日本verと世界ver)を2冊購入し、過去問と照らし合わせながら進めていくと、この地図で示されている観光のポイント(地理に絡めた芸術関係なども)が過去問にも多く取り上げられていたので、これで知識を増やしていくことができました。
この地図で勉強し始めてから、貴社の地理のテキストの間違いが分かるようになり、メールで何度も間違いをご連絡してしまいましたが、その度にしっかりお返事をいただきご担当者の方にも感謝しています(笑)。
この「旅に出たくなる地図」は国内・海外地理のテキストとしては私にはぴったりでした。
最後に試験の前に、時事問題として地理に出そうな今年度の出来事をインターネットでピックアップして「高野山1500年」や「善光寺の御開帳」、「白山スーパー林道が名前変更」、「国立公園、戸隠連山が独立」「女子サッカーワールドカップがバンクーバー」などを調べて臨んだところ、「善光寺」など見事に2つ出てきて試験中にガッツポーズをしたのを覚えています。
もしできるなら、貴社でも模擬試験を送ってきていただく時に、先生たちが出るかなと思う今年の旅行関係の出来事をピックアップしてもらえたらいかがでしょうか。
最後に一番心配だった海外実務の「英語」。
正直どれだけやっても、もともと英語に苦手意識のあった私には最後まで不安がつきまとっていました。むしろ、この英語の出来次第で合格するかしないかが決まると思っていたくらいです。
実際、今年の英語問題さっぱりわからなかったので、試験直後は本当に凹みました。しかし、能城先生の「英語は30点くらいだから、他をしっかり。あてずっぽうで解答しても全部間違うってことはないでしょう」というDVDに励まされて次の日こわごわ自己採点をしたら4問くらい正解で「引き寄せました!」
しかも、全部不正解でも合格ラインに達していたので、ちょっとホッとしました。
個人的にはなんとなく全ての分野を網羅したかなという2か月目で、ちょっと気が抜けてしまいました。
最後の1か月は早く試験にならないかなという気持ちと、受かるかなぁという気持ちで勉強に身が入らなくなりました。集中するなら試験まで2か月~2か月半が間延びせずに試験を迎えられる期間なのかなと思います。
最後に、ピリピリしていた私に触れずにいてくれた両親にも感謝です。