FP2級は勉強時間1ヶ月でも受かる資格ってホント?勉強方法は?

FP2級は勉強時間はどの程度必要?気になる勉強方法とは?

FP2級合格に必要な勉強時間はどのくらい?

FP(ファイナンシャルプランナー)2級の勉強時間は、一般的に300時間程度必要とされています。社会人がFP2級の資格取得を目指す場合、1日の大半を本業にとられ、余った時間、空いた時間を使って勉強を進めていくことになります。

しかしながら、実際に勉強を始めてみると、不測の事態が起こりスムーズに進められないことは多々あります。そのため、勉強を開始する段階にて余裕を持ったスケジュールを組んでおくことで、不測の事態が起こった時でも、遅れを取り戻すことができます。

このページでは、FP2級の難易度や学科試験、実技試験の対策方法等をまとめて紹介します。

目次

FP2級の難易度

FP2級は一般社団法人金融財政事情研究会(きんざい)と、NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)という2つの指定試験機関により運営されています。

なお、それぞれの合格率は次のようになっています。

きんざいのFP2級試験合格率

試験日程 学科試験合格率 実技試験合格率 合計
2018年9月 21.45% 26.74%
2018年5月 28.24% 30.50%
2018年1月 28.53% 38.00%
(一般社団法人金融財政事情研究会HPより)

日本FP協会のFP2級試験合格率

試験日程 学科試験合格率 実技試験合格率 合計
2018年9月 39.47% 50.52% 36.68%
2018年5月 42.93% 51.68% 39.55%
2018年1月 45.63% 57.45% 42.16%

(NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会HPより)

きんざいの実技試験は複数あり、それぞれで合格率が異なるのでここでは割愛します。また、日本FP協会の実技は唯一の科目である「資産設計提案業務」の合格率です。

学科試験も実技試験も、難易度は極めて高いというわけではないことが上記の表から見て取れます。そして、難関の国家試験に比べると、難易度は低い方でしょう。しかし、簡単に受かる資格ではありません。合格するためには必要とされる勉強時間の確保と併せて、きちんとした対策が必要です。

FP2級の勉強方法

FP2級の試験範囲は膨大であり、すべてを覚えようとすると300時間では足りません。そのため、ポイントを絞り、やるべきことをこなしていきましょう。FPの試験は6割正答できれば受かるため、分厚い教材で勉強する必要はありません。

そのため、試験に出るところだけを厳選した、薄い教材を使うことをおすすめします。また、学科試験はマークシートで、実技試験は記述式となります。学科試験対策としては暗記が有効ですが、実技試験では計算をして解答を導き出す必要があるため、計算練習もしっかりとしておかなければなりません。

学科試験対策

すでに金融や保険関係の仕事に就いている人は問題ないものの、FPの実務経験がない人の場合、FP2級の勉強は馴染みのない内容ばかりとなります。テキストを読んで理解せよというだけでは知識として落とし込むことが難しくなるため、ここは暗記が重要になります。

ただし、よく分からない内容のテキストをひたすら読んで暗記する、というのは苦痛が伴います。なぜなら、無理に読み込もうとすると、挫折しやすいためです。そのため、おすすめはできません。

そこで、テキストは1回通しでざっと読み、その後すぐ実践へ進むようにしましょう。問題集を解き、間違えたらテキストに戻って、その箇所だけを読み直す。そして問題を解き、間違えたらテキストに戻る。という流れを5周ほど繰り返すことで、体で覚えていくことができます。

また、間違えた問題にマークをつけておき、2周目からは間違った問題だけを解きなおすようにすると時間の節約にもなります。

問題集は通しで繰り返し解く

同じ分野の問題を繰り返して解くよりも、いろいろな分野を並行して勉強するのがおすすめです。つまり、1冊の問題集は通しで解きましょう。

保険なら保険のページの問題だけを繰り返し解き、完全に覚えてから次の項目に移った方が捗るように思えるものの、一通りいろいろな項目の問題を解き、また最初のページに戻って順に解いていく方が覚えられます。

これは、人間の脳がある程度の期間をおいて反復した方が、長期記憶として残りやすいためです。短期間にひたすら暗記すると、その時は頭に残るものの、忘れるのも早くなってしまいます。

実技試験対策

実技試験対策は学科試験対策の次に行うため、テキストを通しで読むのではなく、問題集から入っていきます。

実技試験対策も学科試験と同じで、通しで何回も解いていくのが良いものの、勉強方法が少し異なります。学科試験はマークシートであり、一度覚えてしまえば次で間違うことはありません。

そのため、問題を解いてみて正解していれば、次の周では解きなおす必要がありませんが、実技試験は記述式の問題が出ます。また、FPの実技試験は記述式となるため、前述したように計算して答えを算出しなければなりません。

実技は計算慣れが必要

計算問題は一度正解したからといって、次も必ず正解するとは限りません。解き方は忘れにくいですが、ちょっとした計算間違いで不正解になることもあります。

このようなちょっとした計算間違いをなくすためには、何回も問題を解いて計算慣れをしておく必要があります。したがって、実技の問題集を解いてみて正解したとしても、次の周でまた解くことをおすすめします。

もちろん、本番の試験できちんと見直しを行い、計算ミスをしないという心がけも大切です。そのため、練習の時から解いた後にもう一度解きなおして確認するというクセをつけておきましょう。

過去問で出題傾向や頻出問題を把握

他の多くの資格試験と同様、FP2級の試験勉強において過去問対策は重要です。過去問は過去の試験で出た問題となるため、出題傾向や頻出の問題を把握することができます。また、FP2級の試験は6割が合格ラインとなります。FPのさまざまな知識を問う膨大な試験範囲の中で、試験に出るのは学科試験でたったの60問です。

なお、実技試験であれば、設問はさらに少なくなります。そして、その中の6割を正解すれば合格となる試験であるため、試験で問われるべきところはおおよそ決まっています。

試験勉強をする人の中には、過去の試験ですでに出てしまった問題はもう出ないだろうからと、ほとんど解かない人がいます。しかしながら、一度出た問題であれば今後も出る可能性があります。そのため、過去問を使った勉強は積極的に取り組みましょう。

過去問には2種類ある

過去問には、出題分野・形式ごとにまとめられているものと、本番と同じ内容で構成されているものの2種類があります。

本番と同じ構成になっているもの(例:2018年9月試験、2018年5月試験など)は、時間を計って制限時間通りに取り組めば、本番の試験を疑似体験することができます。また、実際の試験はどのようになっているのか目で見て、確かめて解けるので良い練習になります。なお、本試験では時間配分が大切になりますが、その目安もつかむことができます。

しかし、1回分にいろいろな分野の問題が入っているため、復習をするときが大変になります。なぜなら、テキストを確認して対応する箇所を探しつつ、1問ずつ復習をしなければならないためです。

そのような時に出題分野・形式ごとの過去問があれば、1つの分野ごとにまとめられているので、復習をスムーズに進めることができます

過去問でどう勉強する?

過去問を解く順番としては、まず出題分野・形式ごとの内容から始め、自信がついてきら本番の練習も兼ねて、本番と同じ形式の過去問を解くと良いでしょう。前述した2種類の過去問は、それぞれ市販されていますが、過去問と解答だけであれば公式HPから無料でダウンロードすることができます。

ただ、解説がないと理解しにくい問題もあるため、できれば解説付きのものを用意しましょう。理想としては、正誤の判断だけではなく、「なぜこの答えになるのか」という考え方の部分まで解説してある過去問が良いでしょう。

まとめ

FP2級は試験範囲が広いものの、覚えるべきことはそう多くないというところがポイントです。難易度も他の国家資格と比べて低いため、ここを理解した上で学科試験と実技試験の対策を行いましょう。

資格試験の勉強では、合格するために必要な知識をつけることが重要になります。しかしながら、実際に資格を取得してFPとして働くことになった時、範囲を絞って勉強したために業務に生かせない分野が業務として発生する場合があります。

そうならないためにも、資格取得のためのポイントを押さえつつ、将来を考えてしっかりと勉強をしておくことをおすすめします。