FP(ファイナンシャルプランナー)2級の難易度は高い?合格率や合格に向けてのポイントを解説

FP2級はどれくらい難しい?難易度や合格率を紹介

企業や個人の資産運用に関するアドバイスを行い、ライフプランの設計を提案するファイナンシャルプランナー。このファイナンシャルプランナーを名乗るには、国家資格である「ファイナンシャル・プランニング技能士資格(以下:FP資格)」を取得する必要があります。

FP資格には1~3級がありますが、実務に活かすのであれば2級以上の取得が推奨されます。

そこでこの記事ではFP2級試験の難易度や特徴、合格率などに関して解説していきたいと思います。

国家資格試験では珍しい、試験実施団体が2つあるFP試験。そのため難易度や合格率が分かりづらい部分がありますので、分かりやすく解説していきましょう。

目次

FP2級試験の難易度

まずFP2級試験の概要についてまとめておきましょう。

FP2級試験の概要

ファイナンシャル・プランニング技能士2級試験概要
試験実施団体 日本FP協会 金融財政事情研究会
試験日程 年3回(1・5・9月)実施
学科試験科目 ・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続・事業承継
学科試験時間 120分
実技試験科目 資産設計提案業務 ・個人資産相談業務
・生保顧客資産相談業務
・中小事業主資産相談業務
・損保顧客資産相談業務
実技試験時間 90分

FP2級試験の特徴としては、まず実施団体が2つあること。国家試験としては珍しいケースですが、この点に関しては後に詳しく解説していきます。ここでは「日本FP協会」と「金融財政研究会(以下:きんざい)」という2つの団体が実施しているということだけ頭に入れておきましょう。

FP2級試験は学科試験と実技試験で行われ、両方の試験に合格して初めて資格を取得することができます。また実技試験には5つの種類があり、どの試験を受けるか受験者が選択する形となります。

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直近3年の合格率推移

FP2級の難易度を理解するためには、「合格率」という数字で理解するのが一番の近道です。2023年9月実施の学科試験の合格率はきんざいで22.75%、FP協会で53.54%、実技試験ではきんざいで各テーマごとにおよそ36~60%、日本FP協会で52.02%となっています。

参考:日本FP協会
参考:一般社団法人 金融財政事情研究会

合格基準点に関して

続いて合格基準点もチェックしておきましょう。

日本FP協会 金融財政事情研究会
学科試験 出題数 60問 60点満点
学科試験 合格基準点 36点以上
実技試験 出題数 40問 100点満点 5問 50点満点
実技試験 合格基準点 60点以上 30点以上

合格基準点はすべて正答率6割となります。特に実技試験に関しては日本FP協会ときんざいで出題形式が違いますので注意しましょう。とはいえ、合格ラインは同じになっています。

他人気資格との難易度比較

FP2級試験の難易度を実際の数値や、実施機関の違い、試験の違いなどの点から解説してきました。ある程度の難易度であることは伝わったかと思いますが、まだイメージしにくいという方もいらっしゃるかと思います。

そこでFP2級試験の難易度を、ほかの人気資格の難易度と比較していきたいと思います。

日商簿記2級試験と比較

同じ「2級」ということもあり比較されることが多いのがFP2級と日商簿記2級。日商簿記2級資格は商業簿記と工業簿記の知識を身に着け、さらに実務に応用できる実力が必要となる資格です。

試験範囲を比較してみると、資産運用や保険、年金、金融商品などの分野を学ぶ必要があるFP2級試験の方が広いといえます。一方日商簿記2級資格は、学ぶことこそ簿記に関することのみですが、即実務に活用できるレベルで知識を身に着ける必要があります。

また、ある程度数学的な知識も問われることもあり、出題レベルという点では日商簿記2級試験の方が難易度が高いといえるでしょう。

試験全体の難易度を比較すればほぼ互角と考えていいでしょう。どちらも特徴は違いますが、同じ程度の難易度の試験と考えられます。

中小企業診断士試験と比較

近年注目を集めているのが中小企業診断士資格です。中小企業の経営や財務に関する相談業務を行うことができる資格であり、業務の内容としてはFP2級資格と似ていると捉えることもできます。

気になる難易度ですが、先に結果を言ってしまえば中小企業診断士試験の方が難易度は高くなります。出題範囲も広く、さらに出題難易度も中小企業診断士試験の方がかなり高くなります。

同じような業務を行うための資格ではありますが、難易度には大きな差があります。

FP2級試験の合格するためのポイント

FP2級試験はある程度難易度の高い試験です。それは合格率を見ても、ほかの人気資格と比較しても分かるかと思います。

気軽に挑戦して簡単に合格できる試験ではありませんので、受験を前にしっかりと準備をしてから挑むべきでしょう。

そこでFP2級試験合格を目指すために、意識しておきたいポイントを紹介しておきましょう。

FP3級試験合格後できるだけ早く挑戦する

ここまで触れていませんでしたが、FP2級試験には受験資格が存在します。それが以下の条件です。

★FP2級試験 受験資格(いずれか1つを満たせばOK)

  • 日本FP協会が認定するAFP研修を修了する
  • FP3級試験合格
  • 2年以上のFP業務経験

すでにFPに関する業務に就いて2年以上経過している方は問題ありませんが、こうした方の多くはすでにFP資格を取得しているケースが多いかと思います。FP業務に就いていない方が取得を目指す場合は、FP3級試験に合格するというのが一般的な受験資格取得方法となります。

つまり、初学者の方はいきなりFP2級試験に挑戦するのではなく、FP3級試験に合格してからFP2級に挑戦するということになります。この時FP3級合格後、できるだけ間を置かず2級試験に挑戦するのがポイントとなります。

その理由はFP3級を取得するために行った勉強の成果を最大限生かすため。FP3級の試験勉強は、そのままFP2級試験でも活かすことができます。もちろん試験難易度が違いますので、プラスして学んでいく必要はありますが、FP2級試験対策にも活用できますので、できるだけ早く挑戦する方が合格率は高くなります。

試験実施機関によって合格率は変わる

上で紹介した合格率の表を見ても分かる通り、日本FP協会ときんざいでは合格率に差があります。しかしここで知っておきたいのは、どちらで受験しても学科試験の問題は共通という点です。

同じ問題が出題される試験を、同じ日に、同じ試験時間で実施しているにも関わらず、日本FP協会ときんざいでは学科試験の合格率に明確な差が出ています。

これは受験者のレベルに問題があります。きんざいでは企業が申し込む団体申し込みを受け付けています。FP2級資格は業務上取得が推奨される資格であり、従業員に取得をある程度義務付ける企業は少なくありません。こうした企業が団体申し込みを行うわけです。

勤務先の企業が団体申し込みをする以上、対象の従業員は受験するしかありません。しかし、自分のタイミングで受験しているわけではないので、中にはまだ試験対策が十分ではない状態で受験しているという方が一定数います。それが合格率の低さに反映されています。

一方日本FP協会で受験する方は基本的に個人申し込みの方が中心。多くの受験生がしっかりと準備し、自分のタイミングで申し込んでいます。それだけ合格率も高くなるということになります。

合格率の数字だけを見て、日本FP協会の方が合格しやすい、出題レベルが低いと判断するのは間違いですので注意しておきましょう。

学科試験と実技試験でも違いがある

学科試験はマークシート方式。1問1点の問題が60問出題される60点満点のテストとなり、36点取得できれば合格することができます。

一方実技試験は記述式の試験。さらに出題されるのは事例問題となります。事例問題を解くには、学科試験で問われる範囲の知識を適切に適用できるかどうか、つまり応用力が必要ということになります。

学科試験に合格することのみを目標とするのであれば、ある程度暗記力のみでも合格を目指せますが、FP2級試験に合格するには実技試験にも合格する必要があります。実技試験を乗り越えるには、学科試験の範囲の知識をしっかりと身に着け、状況により使い分けられるようになる必要があります。

学科試験の勉強をするときは、単純に暗記するだけではなく、その内容をしっかりと理解できるようにしましょう。

勉強時間の目安は80時間~300時間

FP2級合格に必要な勉強時間の目安は、一般的に80~300時間と言われています。必要とされる時間数にこのような開きがあるのは、学習方法や前提知識の有無等、個人差に影響を受ける部分が大きいためです。

例えば、独学で合格を目指す場合、自分自身で学習方法や進め方を考えなければならなかったり、必要なことを理解するのに時間を要したり等、試行錯誤する中で取り組みが遠回りになりがちです。

この点、対策講座を活用すれば、必要な知識を効率良く習得できるため、勉強時間は短くて済むでしょう。

また、金融や年金、不動産等、学習開始以前からFP2級の試験範囲に関わる知識を持っていることで、その分勉強時間を短縮できる可能性があります。

独学にこだわらない

FP2級に挑戦するために、まずFP3級資格を取得するという方も多いでしょう。FP3級試験に関しては、独学でもある程度合格を目指すことはできます。

しかし、その勢いで独学でFP2級を目指そうとすると苦労する可能性が十分にあります。FP2級合格に必要な勉強時間は独学で300時間以上と言われています。1日2時間勉強して約半年間です。

もちろん独学でFP2級試験に合格した方はいらっしゃいます。しかし誰でも簡単に合格できるというわけではありません。FP3級の試験と同様に軽く見ていると非常に苦労する可能性があります。

確実に短期間でFP2級合格を目指すのであれば、独学にこだわらずいろいろな勉強方法を検討しておくのがおすすめとなります。

効率よく資格取得を目指すならフォーサイトがおすすめ

FP2級試験に、できるだけ短期間のうちに合格することを目指すのであれば、より勉強効率を高める必要があります。勉強効率を高めると考えると、独学のみで目指すには限界があります。

そう考えれば独学にはこだわらず、ほかの勉強方法も検討するのがいいでしょう。

FP2級を目指す場合、考えられる勉強方法は3つ。独学か、通信講座を利用するか、予備校に通学するかです。

この中でおすすめしたいのが通信講座です。通信講座は手にした資料や講義動画を基に、自宅で勉強する形が一般的です。つまり予備校のように教室に通学する必要がないということ。予備校に通学するデメリットはこの通学にかかる時間です。

予備校まで片道30分かかるとすれば往復で1時間。教室に20回通う必要があるとすれば通学時間だけで20時間を消費することになります。特に社会人の方や専業主婦(主夫)の方にとっては、毎日の勉強時間を確保するのは大変なこと。そんな貴重な時間の多くを通学時間で消費してしまうのは効率的とはいえません。

通学時間なしで、予備校と同様に質の高い授業を受講できるのが通信講座。そんな通信講座の中ではフォーサイトのFP講座をおすすめしたいと思います。

フォーサイトがおすすめとなる理由に関して紹介していきましょう。

FP3級と2級を同時に目指すことができる

フォーサイトのFP講座には、FP2級とFP3級を同時に目指せるバリューセットがあります。上でも紹介した通り、FP3級合格後はできるだけ早くFP2級に挑戦するのがおすすめ。それを実現できるセットがあるのは大きなポイントです。

さらに言ってしまうとこのバリューセットは、日本FP協会が認定するAFP研修講座でもあります。つまり、このバリューセットを受講し、AFP念低研修を修了すれば、FP3級試験に合格しなくてもFP2級試験の受験資格を満たすということになります。

FP3級に合格するか、AFP認定研修を修了するか、どちらにせよFP2級の勉強をしながら同時に受験資格の取得ができるおすすめの講座となります。

合格点主義で効率的なカリキュラムがある

フォーサイトの特徴として、徹底した「合格点主義」という点が挙げられます。FP2級試験は上記の通り60%以上の正答率で合格できる試験です。試験範囲全般を完璧にし、100点満点を目指す試験ではありません。

フォーサイトはこの合格点を取ることに着目し、余分な勉強は挟まず一直線に試験合格を目指すためのカリキュラムを組んでいます。

独学などで学んでいると、試験範囲全体を平均的に学んでいく方が多いかと思います。しかしFP2級試験には明確な出題傾向があり、試験において重視されるポイントというものが存在します。

こういった強化すべきポイントを重視して進めていくのがフォーサイトのカリキュラム。無駄な勉強時間を必要とせず、短期間の合格を目指すには最適な講座といえるでしょう。

スキマ時間を有効活用できるeラーニング教材が充実している

フォーサイトの特徴として紹介できるのがeラーニング教材の充実です。eラーニングとは、スマホやタブレットを利用し、時間と場所を選ばずに行う勉強方法のこと。自宅で机に向かって行う勉強時間以外にも、ちょっとした時間に勉強を進めることができます。

毎日の通勤電車の中など、スキマ時間は意外と多いもの。こうした日常のスキマ時間を勉強時間に替えることができれば勉強効率は高くなりますし、より短期間での合格を目指すこともできるようになります。

フォーサイトのeラーニング教材はこうしたスキマ時間を意識して作られており、スマホでも読みやすいデジタルテキストはもちろん、1講義15分程度の短時間動画、さらに動画の音声データのみの提供など、いろいろな環境で勉強が進められるような工夫がされています。

まとめ

FP2級試験の難易度は、独学でも目指すことはできるものの、簡単ではないといったレベル。それは過去の合格率や、出題範囲の広さ、さらに出題される問題のレベルからも推測することができます。

さらにFP2級試験には受験資格もあり、この受験資格を満たすためにもある程度の時間が必要であるという特徴があります。

FP2級に合格するために独学で必要な勉強時間は300時間以上。しかし、受験資格を得る事も考えると、どうしても勉強期間が長期になりがちです。

勉強期間が長くなりすぎることは決しておすすめできません。長い期間勉強を続けているとどうしても「飽き」がきてしまい勉強効率は下がってしまいがちです。

より短期間でFP2級試験の受験資格を取得し、さらにFP2級試験に合格することを目指すのであれば、独学よりも通信講座の受講がおすすめ。特にフォーサイトのFP講座がおすすめとなります。

合格点主義で無駄を省いた勉強カリキュラムや、使いやすいeラーニング教材を駆使すれば、短期間でFP2級試験合格を目指すことができるでしょう。