ファイナンシャルプランナー2級の難易度

ファイナンシャルプランナー2級の難易度

ファイナンシャルプランナー2級の難易度

FP(ファイナンシャルプランナー)は難しいのでしょうか?3級FP技能士検定は、ファイナンシャルプランナーの入門編ともいえる易しい試験です。受験者層は、社会人、学生、主婦と幅広いですが、学科試験の合格率は50~70%の高さで推移しています。

実務には欠かせないレベルの知識を問われる2級FP技能士検定の難易度はどうなのでしょうか?ここでは、FP2級の難易度を過去のデータにて考察しています。 また、FP2級を宅地建物取引士・行政書士・社会保険労務士・税理士の難易度と比較していきます。 FP2級の効率的なテキストと過去問の勉強法・コツも紹介していますので、参考にしてください。

目次

FP2級の難易度

FP2級は根気強く勉強を継続してできる人であれば、そこまで難しいものではありません。 また、他の国家試験と比べても決して難しい試験ではありません。出題の難易度は基本的には高くありませんので、いかに幅広く勉強、対策ができているかが合格の分かれ道になってきます。

難易度の理由

難易度の理由は次の通りです。 日本FP協会と金財が主催の2級FP技能士検定は学科・実技試験は両方とも、高いときには合格率が40%を超える時もあります。

参考までに他の国家資格の合格率を紹介しますと、行政書士や社会保険労務士の合格率は、毎回10%にも届きません。また、比較的合格しやすいといわれる宅地建物取引士の試験も、合格率は毎回15%前後です。

2級FP技能検定の合格率は、群を抜いて高い数値を示しています。しっかり試験勉強をして臨めば、初学者の方でも突破できるでしょう。

年度別の難易度

では具体的にFP2級の年度別の難易度はどれくらいなのでしょうか。日本FP協会のFP2級学科試験と実技試験の同時受験者に関する過去5年分の合格率は以下の通りです。 2019年の合格率は41.49%、2018年は39.46%、2017年は40%、2016年は36%、2015年は38%です。

毎年40%前後で推移しています。比較的高い合格率で推移していることがわかります。

他の資格と難易度を比較

ここではFPとのダブルライセンスを検討したい資格と難易度を比較しています。宅地建物取引士、行政書士、社会保険労務士、税理士との比較は以下の通りです。読んでいただければ、FP2級は他の資格と比較しても、取得しやすい国家資格ということがわかります。

宅地建物取引士とFP2級の難易度を比較

2級FP技能士と宅地建物取引士試験はどちらが難しい? 宅地建物取引士の方が少し難しいと言えそうです。

合格率を比べてみますと、2級FP技能士の平均40%に対して宅地建物取引士は約15%です。しかし当社が提供する教材など適切な教材を使って学習する場合、合格までに必要な時間はどちらの資格も300時間程度です。

この2つの資格については、難易度の差はそんなに気にする必要がないでしょう。金融系の仕事が希望ならFP2級、不動産業界を目指すなら宅地建物取引士と、シンプルに考えてください。

またダブルライセンスを目指す方は、試験頻度(宅地建物取引士は年1回、FPは年3回)から考えますと、試験のチャンスが少ない宅地建物取引士を取得しておく方が、将来の働き方のプランも立てやすいと思います。

行政書士とFP2級の難易度を比較

2級FP技能士と行政書士試験はどちらが難しい? 行政書士に合格するには、1,000時間以上の学習が必要とされています。

行政書士の試験では、憲法、行政法、民法などの法令科目や政治・経済・社会などの一般常識を幅広くかつ深く学びます。FP2級より難しいといえます。 なおFPの資格は就職・転職と独立のどちらにも活かせますが、行政書士の資格を取るということは、独立開業を目指す人も多くなります。

そしてこのダブルライセンスは、法律から金融まで幅広い知識を習得することになりますので、開業をする上で非常にメリットがあることに異論の余地はありません。行政書士として独立の意欲がはっきりしているのでしたら、こちらの勉強に専念した方がいいでしょう。

社会保険労務士とFP2級の難易度を比較

2級FP技能士と社会保険労務士試験はどちらが難しい?

社会保険労務士の試験科目は、労働基準法、労働安全衛生法、雇用保険法、健康保険法、厚生年金保険法ほか全8科目です。そして社会保険労務士も行政書士と同様、1,000時間の勉強が必要な国家資格といわれています。合格までの道のりはFPに比べはるかに険しいと言えるでしょう。

このように難易度には大きな開きがあります。しかし、どちらの資格を優先した方がいいかは、今後の働き方を想定した上での検討も必要です。 この2つの資格を比較する場合は、難易度と活用度のバランスを把握しておくことが必要です。独立開業を目指す場合、仕事に結び付きやすい資格はもちろん社会保険労務士の方です。

しかし会社で資格を生かすことを考えると、FPと社会保険労務士のどちらの資格が有利であるとは一概にはいえないのです。業界・職種によっては、FP資格の方がずっと役立つ場合もあります。特に営業や経理などの就活に活用できます。社会保険労務士なら、人事や総務の就活に向いています。また、ジェネラリストを優遇する会社なら、営業や経理に加えて、人事や総務にも専門性がある人材は重宝されるでしょう。

合格しやすい試験であることから考えますと、FP2級を目指す方が効率的であるといえるかもしれません。

税理士とFP2級の難易度を比較

2級FP技能士と税理士試験はどちらが難しい? 税理士合格までの道のりは、平均3~4年といわれる程の難関資格です。

税理士試験の試験科目は、必須の会計2科目(簿記論、財務諸表論)と、税法9科目の合計11科目。このうち5科目に合格すると資格を取得できます。税理士試験では一度合格した科目は一生有効であるため、平均3~4年をかけ1科目ずつ揃えて合格を目指すのが一般的です。

難易度だけから合格がより現実な試験を二者択一するなら、もちろんFP2級です。しかし、FP2級と税理士とのダブルライセンスを本気で狙うのでしたら、税理士を中心に学習計画を立てた方がいいでしょう。税理士合格までの平均年数を考えますと、税理士になるまでの過程で、FP資格を取得するといった対策も十分可能なはずです。

FP2級の効率的なテキストと過去問の勉強法・コツ

合格のコツはズバリ、過去問中心の勉強です。FP2級はポイントを押さえて勉強すれば、合格することができます。資格試験としては平均的な難易度なので、しっかりと勉強を行いましょう。

FP2級は幅広い範囲を学習することになるので、テキストを中心として一つの分野を理解できるまで深く学習すると時間がかかってしまいます。分野によっては不得意な科目もでてきます。満点を狙った完璧主義も良いですが、不得意な科目のことも考えると全てを理解するのは時間的にも難しいです。それよりも過去問を中心として間違った問題について、質の高い解説と質の高いテキストにより理解を深める方が、効率的な学習といえるでしょう。

理解できている箇所はテキストを使って何度も勉強せず、過去問を中心に理解できていない分野について復習していくことが、短期間で合格できる秘訣です。

まとめ

ここでは合格率による難易度について、他の資格との比較を中心に行ってきました。各試験による受験者層はそれぞれ違うので、難易度について一概には比較できないと思います。ただし、FP2級は合格のコツを実践しながらしっかりと勉強をしていれば、合格することができる資格といえるでしょう。

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